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BLUESな一週間(塚本〜丸太町〜南森町)。
JUGEMテーマ:音楽



 女性は袴姿、ビシッと新しいスーツに身を包んでいる男性が談笑している。

 いずれも二十歳を少し過ぎた若者達だ。

 手にした黒い円筒からひと目に彼らが『卒業』した事が分かる。


 ボクにはそんな経験がないから、前途洋々、晴れ晴れとした初々しい表情にいささかながら嫉妬するひねくれた自分。

 


 
 週が明けた今日は、もう15年ほど毎日通る道路脇にせり出した枝に、

 淡い桜色の花びらがぽつぽつと見て取れた。

 この数本の桜の樹は、ボクにとって『春』到来の目安なのだ。


 

 2月は、ライブ活動が少なかった為、

 先週は「参加する」「観る」「実演する」いくつかある音楽と関わる要素に続けて足を運んだ。


 「参加」は、ジャムセッション。

 大阪塚本駅からすぐの『ハウリンバー』

 毎週火曜日の定例ブルースジャムセッションだ。

 近くに住んでいた数年前までは、機を見て時折参加したが、転居後はすっかり遠ざかってしまっている。

 振り返れば現在一緒に活動しているメンバーの何人かとは、ここが出逢いの場であったことを思い出した。

 相変わらずの盛況である。


 ここしばらくホスト進行役を務めていたので、出番を待ちながら初対面の方と挨拶をしたり、アプローチの違った参加者方の演奏を見たりするのは、とても新鮮だった。

 ネットを通じてお知り合いになった方とも、言葉を交わすことが出来た(実は、その方のTwitterでの呟きを拝見して塚本へ向かったのである)。

 少しの会話でもやはり生に勝るものはない。



 翌日お彼岸の祝日は、京都へ単身向かう。

 京都を中心に活動するハーピスト、大野木一彦氏率いる

 大野木一彦ブルースバンド

 セカンドアルバム発売ワンマンライブ。
 
 会場は、丸太町の老舗 Coffee House 拾得(じっとく)
 
 

 



 ブルースバンドを始めた頃、民家のど真ん中にあるこの酒蔵を改造したステージに上がることは、目標であった。

 何度かブッキングライブ出演したが、永くご無沙汰していた。

 当時から拾得のライブスケジュールで目にしていた「大野木一彦」の文字。

 同世代だということに気づくのはずっとあとのこと。


 多分、伏見にあったTen Holes Kitchenでのとあるライブ後のジャムセッションが実質の初対面、のちに拾得のステージにてご一緒したり、逆にこちらのイベントにお誘いしたりと、いっぺんに翻意にさせてもらっている。

 氏の多彩なハーモニカスタイルと豊富な知識(ライナーノーツやコラムでは馴染みのある人も多いだろう)を慕って、レッスンを受ける生徒さんも多数。


 今回の大野木一彦ブルースバンド・セカンドアルバムは、氏のペンによるオリジナル曲が半数、不動のメンバーにゲストも加え、オールドスクールなブルースからコーラスの入ったリズム&ブルースなアプローチも有りの内容である。

 本日発売!

 店頭・ネット上で購入出来ます。

 
 (下部に掲載しております。)


 満席。京都での集客力を実感しました。



 不動のメンバーである三島さん(ギター)ZEEさん(ウッドベース、一曲マディーの名曲を唄う)橋本氏(ドラムス)に加え、アルバムにも全編参加ピアノ大谷朝子さんが、途中のMCで正式メンバー入りのアナウンス。ゲストギタリストでは、同じくアルバム中数曲参加のバッドボーイ明里氏が、2ステージ目から参加。






 で、ボクは入り口すぐのL字型の席に見知り数人と陣取り、豆とチキンのカレーとマグカップ一杯のブラックコーヒー(拾得は、屋号にCoffee Houseとあります。)

 

 そういえば近頃は、客席から馴染みの方々の演奏を拝見する機会がめっきりと減った。
 駆け出しの頃ならよく出掛けたものだった。

 その時分を思い出しながら、オーラス前のブギでは、じっと座ってられずに、人目もはばからずに踊る。

 初対面の御婦人が、すぐに駆け寄って来て、ライブが跳ねるまで踊る。

 
 
 隣席に居たI君ちゃっかりと写メ。


 終演後、サインを求められて、ようやく汗のひいた大野木氏御一行。





 上に挙げた音楽と関わる要素の中に欠落している「聴く」。

 「そうそう、ありました!」



 アイパー大西&The Seeds Of Reedその他、この数年交わる機会がもっとも多いギタリスト、

 久米はるきより金曜日の夕刻珍しく向こうからのメール。

 以前からそれとなくは聞いていた、MBS毎日放送ラジオに出演、演奏するという。

 「今日やったんや〜」

 
 帰宅して、登場予定時間に間に合い、インターネットラジオ「Radico」で聴く。

 今年は彼にとって、飛躍の年であって欲しい。



 さてさて、ブルースという音楽がどれだけの求心力があるのか分からない。

 ボクが音楽はおろかドラムを叩いていることさえ知らない又は観たことのない周りの大半は、ほとんど興味を示さないし、こちらも「一回観に来てよ?」なんて無理強いなど一切しない。

 23日土曜日のシカゴロックでのライブでも客席におられた方々の多くは、やはりブルースに造詣の深いか、あるいは、支持してくれる長い常連の御客様方ばかりであった。


 
 Matsukeen&The Pine Woods

 11th Street Blues Band with アイパー大西


 二本立て。


 これまでシカゴロックでは、ひとバンド(2ステージのブッキング)が基本だったので、今回の試みはボク自身初めてに近い。

 The Pine Woodsを率いるハーピストのまつけん氏は、ボクがホストの金曜日ジャムセッションでは皆勤賞並の馴染みだ。

 その数日前のハウリンバーでも一緒だった。

 またバックメンバー諸氏もすっかりこの数年で交流させて頂いている。


 そういう次第だから、

 「あのバンド、食ってまえっ!」

 みたいな昔なら何度か体験した殺伐とした雰囲気ではないが、やはり自前のバンドだから、知らず知らずお互い意識し合った。


 まつけん氏の選曲は、ハーピストならば、これは一回やってみたい的な構成で、思わず一緒に口ずさんで邪魔をした。






 
 後攻の11th〜w/アイパー大西。

 急遽参加のアイパーもどうやら近頃ライブが減ったせいで、欲求が溜まっていたのでしょう。

 同じ様に、この週は遠くは名古屋のジャムに足を運び、地元に近い松阪のジャムでも吹いて来たとか・・・。

 ヨシは、出番前にすでに焼酎(お湯割りでしょ?)ですっかり赤ら顔。

 フルスロットルでしたな?






 そのまんま居合わせたミュージシャンの方々を順次招き入れてのジャムセッションへ突入。

 しかし、まぁ〜皆さん飲んだくれてましたな〜!?

 しらふなん、下戸のボクと車のアイパーくらい・・・。



 結局、共演の皆さんやお客さんに別れを告げた深夜になったあと、これからの活動をテーマに話が尽きず・・・。


 一所に留まっていることが是なのか否か?

 それぞれ腹に一物あることを珍しく吐き出す。

 みんな言わないまでもジレンマを抱えているのだ。

 答えは、結局それぞれの心ひとつだろう。


 傍から見れば、ボクは、きっと臆病者なのだろうね・・・。

 一枚岩になる事自体が不自然なんだろう。


 他方、そう言う答えの見つからないことを話せる場と人があることはきっと幸せでもあるんでしょう。

 


 



文中の大野木一彦ブルースバンド新譜、

 本日発売!


 
評価:
大野木一彦ブルースバンド
BSMF RECORDS
¥ 2,500
(2013-03-25)

| ライブ始末記 | 21:43 | comments(4) | trackbacks(0) | pookmark |
"The Sure Shot-Live"
評価:
ブルーズ・ザ・ブッチャー・ウィズ・ジェームス・ギャドソン
Pヴァイン・レコード
¥ 2,700
(2013-02-06)

JUGEMテーマ:音楽


 神戸波止場、無番地。

 2号線を挟んだ歩道橋から裏手には、ポートタワーが見下ろせる。


 倉庫の3階。


 古いソファーや椅子が板敷きの床にズラリと並ぶ。

 石油ストーブの温もりが異国に舞い込んだ気分にさせる。


 Pub James Blues Land


 
 以前からそのお店の存在は、方々から聞いていた。

 縁あって、この2、3年お世話になっている。

 一昨年からブルースライブイベント『Blues Before Sunrise』の会場として場を提供してもらっている。


 何の縁も無しに飛び込み同然で、持ち込んだ企画に快諾して下さったのは、音楽好きでフランクで太っ腹なマスター鈴木氏だ。

 こういう心遣いの文字に応じない理由はないな。




 以来、時々ライブの招待やオープニングアクトのご依頼を受ける。


 この夜もブルース・ザ・ブッチャーのニューアルバム(上に掲載)、昨年あのグルーヴ・ドラマーJames Gadson氏とのコラボレーションライブを収録したものだ。
 そのリリースに合わせた全国ツアーのオープニングアクトに「タカギマン、メンバーを集めてくれまへん?」と鈴木氏から電話が鳴ったのである。

 実は今回が二度目で、前回はLeyona+ブルース・ザ・ブッチャーの前座の経験もさせてもらった。


 オープニングアクトなんて、これまでほとんど体験してこなかったか、避けてきたのかどちらかだったが、そうしたお声が掛かるだけでもこんな無名なボクには有り難いお話だ。


 招集を打診したのは、ヨシ水野、久米はるきの両ギター、三木あきらベース、アルトサックスでAyako Minamiという布陣。

 クレジットは、11th Street Blues Band w/Ayako Minamiとした。

 立派なフライヤーにちゃんとそれぞれ名前が載っている事に気づくのは、一週間前だった・・・。



 お店の前で、リハーサルを終えたブルース・ザ・ブッチャーのハーモニカ、ヴォーカル担当のKOTEZ氏に会った。

 10年以上会話すら無かったのに、なんだか最近よく会う気がするね。


 

 開演19時。

 持ち時間は、30分〜40分。

 いつもより控え目にやれば5曲ほど出来るだろう。


 久米君とヨシがヴォーカルを取り合って、ぴったり5曲。








 早めに来られ、ソファーに腰掛けて、「誰やコイツら?」って雰囲気は覚悟していたが、ところどころ善意の拍手や、演奏後声を掛けて頂いた。有り難い。


 
 さてブルース・ザ・ブッチャー登場。

 前夜は大阪Janus、次の日は三重松阪マクサというハードスケジュール。

 「もう曜日の感覚無いわ」

 ホトケ氏が笑わせる。


 今回は、James Gadson氏との共演ライブアルバムというエポックなものだから、師弟関係だというGadson氏との出逢いからその後をドラマーの沼澤氏にマイクが多く向けられた。(沼澤氏曰く、例えれば王貞治と野球やる感覚?シャッフルは、素振りみたいな感じ?)

 初対面で、ドラムセットをいきなり向き合わせて、6時間シャッフルを叩き続けたというエピソードは興味深い話だった。


 「ブルースで踊れ!」

 ブルース・ザ・ブッチャーのキャッチコピーだ。




 お客さんも女性客の方が多いくらいに見えた。

 最後は、座り心地の良いソファーから立ち上がって踊る。


 終演後の物販がひと段落してから、沼澤氏にご挨拶して、このGadsonの特集記事が掲載され、ツーショットで拍子を飾っている『リズム&ドラム・マガジン』に厚かましくもサインをいただく。

 Gadsonステッカーは、ビールを奢った代わりにと、何故か久米君が買ってくれた。



 "The Sure Shot"の舞台裏を収録したDVDが付録されています。





 CDもブルーススタンダード曲をGadson、沼澤両氏がシャッフルしています。

 ヴォーカルも、ホトケ氏中心に、KOTEZ氏、そしてGadson氏自身も取っています。是非!

 



 ジェイムズのスタッフの皆さん、PA担当女史、そして鈴木マスター、有り難うございました!

 
| ライブ始末記 | 00:02 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
地下一階 "Subterraneans"
JUGEMテーマ:音楽



 『地下一階』

 そのものズバリのネーミング。




 音が漏れ聴こえてくる。

 事前に、ホームページやYouTubeにアップされている映像で下調べしておいた。

 様々な音楽イベント・ブッキングが開催されているらしい。

 その事は、ご覧の通り所狭しとエントランスに重ね貼られたフライヤーからも充分に伺える。






 対して界隈の風景は、コインパーキングが増えた以外ほとんど変わらない。

 この夜も駆けつけてくれたお客の友人が、酔って寝込んだ向かえのマンションのゴミ集配スペースも当時のままだ。


 違うのは10年前だったら店の前に堂々と路上駐車したもんだが、今はそうはいかない。

 
 少々緊張しつつ、階段を正に地下一階へ降りる。

 防音の役目を成していなかったガラス窓があった木製の扉は、重い金属の防音扉に変わっていた。



 「!!!」


 ある程度の想像はしていたが、丸っきり内装は別物となっていた。

 低かった天井はぶち抜かれ、カレーライスとジンバックを頼み、後ろ向きな四方山話をしたカウンターは姿を消し、奥にあったトレードマークの楕円形のガラス窓は、白い壁に覆われ、なんとステージまである。

 暇つぶしに熱中したピンボールは勿論無く、開かずのエレベーターは、階上にあるという楽屋へ開放されている。


 薄暗い店内に今回の企画者のS君とノートパソコン越しに挨拶。

 ソファーには、「序文」にも登場してもらった同い年で変わらない恰幅(いや増したか?)共同経営者S氏が、笑顔で迎えてくれた。


 往時の「サブタレニアンズ」を知る方が見れば、さぞビックリするだろう。

 ご覧下さい。




 アイパーも自家用車で現れた。

 チヒロ君もギター担いで歩いてくる。


 今回手伝ってもらうことになった初めての久米君からは、「何処ですか?」電話。

 同じく加勢してもらう三木君は自転車で合流。

 以上の縁深い3人と無縁の2人、持ち時間30分、10年振りにここでブルースをやるのだ。


 サブタレニアンズ縁のミュージシャン達に紛れて出番は4バンド中の3番目。

 
 サブタレ(誰もが短くそう略していた)で、ボクは月に一度ブルースナイト、
 
 『BLUES BEFORE SUNRISE』と題して、ライブを企画していた。

 と言っても、馴染みのメンバーが持ち回りで出演するという極端に身内的集まりだった。

 (お気づきの通り、このネーミングはブログのタイトル、イベント名に今も使っている。)


 毎晩の様になんば高島屋前、梅田阪急横歩道橋下、そして京都三条京阪土下座像前と、4派に別れて路上演奏にひたすら明け暮れていた時期の事である。


 悲喜こもごもがギュッと凝縮されていたのは、ボクらだけではない。

 向かい合ってボクらの拙い演奏を見守ってくれ、その後も変わらない付き合いが続く面々も「サブタレ」が気になって来てくれた。


 チヒロ君もアイパーもそしてボクも「サブタレ」で演奏するというより、初めて訪れた「地下一階」・・・とても不思議な感覚だ。






 

 30分で4曲は、実にあっという間であった。

 ついつい喋り過ぎて、メンバー以外からもからこっぴどくたしなめられた。

 

 企画・主催のS君の幻想的なサウンドで締めくくり。





 終演後、同じく共同経営者の一人で、駆けつけてくれたK君とお互いこの10年の老け具合(主に頭部)を主張し合う。

 来れなかったY君に会いたかったなぁ。



 また機会があるのか、ないのか約束はない。


 しかし、しっかりとこれからもどこかで縁は繋がっていくだろうと確信した。

 

 不安定だった二十代から三十代への時期の数年を過ごしたこの場所への思い入れの強さが、ボクの中にずっと眠って残っている事実確認する企画に誘ってくれたS君、有り難う!


 助太刀の久米君と三木君。そしてアイパー、チヒロ君、お疲れさま。
 

 お互い充分に老けたけど、変わらぬ態度で迎えてくれたS君、K君、Mさん、他共演者方、「地下一階」スタッフの皆さん、そして当時からの仲間、お客さん方(シカゴロックでの常連さん、ヨシもわざわざ来てくれた)、有り難うございました!


 

 あ!またとない夜かもしれなかったのに、すっかりみんなとの記念撮影を忘れた・・・。

 「やはり、S君、第二回企画してね?」

 

 
 

| ライブ始末記 | 23:24 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
地下一階 "Subterraneans"(序文)
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 気づけば、新しい年も一ヶ月が過ぎ去った。

 昨日の夜は、家人自家製の太巻きを実家に持参して、「丸かぶり」。当然鬼役で、たくさん豆をぶつけられた。

 「時間よ止まれ」と唄があったが、そんな心境の年頃かもしれない。

 体がしんどいとか、眠たいとか、考える間もなく遊んでいた時期はこんなボクにも多少はあったのだ。


 呑めない酒も飲んだし、あてなく夜の街を徘徊し、家には何日も帰らなかった。雀卓を囲み、夜中の天一ラーメンか吉野家を越える旨いもんを知らず、一日にハイライトを2箱吸っていた。

 暫くして、大人も若者も有頂天になっていたバブル経済は崩壊し、ボクたち宙ぶらりんな若者だけわんさと残された。

 ドロップアウトしなかった友人達は、今頃は管理職として日本経済再建の矢面に立っているのだろう。


 その頃に、出逢った一件のバーがあった。

 ところは南船場。

 聞こえは良い。


 バブル期にミナミエリアは急速に拡大し、心斎橋から北へ西へと広がった。

 南船場とアメリカ村。

 ちなみにボクの高校の同窓生達の一部は、アメリカ村にまだ実家があったほどだ。


 但しそのバーは、南船場でも長堀橋の東へ、松屋町筋にほど近い問屋街の裏通りにあった。

 まだ長堀鶴見緑地線も開通しておらず、交通の便は必ずしも絶好の立地とはとても言えない。


 この日記の後にも登場するだろうバーの共同経営者だった某氏が、物件を探したその当時の不動産会社とのやりとりの内幕を語ってくれた。

 「長堀鶴見緑地線で松屋町駅が出来るので、この辺りもいっぺんに開発されますよ!」

 
 騙されたのではなく、そんな台詞を信じる時代だったのだ。

 1992年頃のお話である。

 結局、現在。とうの昔に駅は出来たが、界隈に予想された賑わいは移動することもなく、人形の街『まっちゃまち』の老舗問屋は次々にマンションに建て替えられただけだ。


 話せば、果てしなく長くなるので、いずれまた書く機会もあるだろう。


 Subterrraneans
 (サブタレニアンズ)


 BEAT BARと頭に付いていた。

 Bob Dylanの唄にそんな題名がある。

 若いクリエーター志望が集まっていた。


 少し歳が上の2人と、上にも登場した同年齢の3人の共同経営者が持ち回りでカウンターを担当していた。

 目印の赤い木製看板は、あのVelvet Undergroundで有名なバナナのペイントだった。

 唯一写真が残っている。勿論フィルムを現像したものだ。





 誰から聞いたか、「ライブが出来る。」

 当時、高校時代の同級生達と組んでいたバンドでお邪魔したのが、このバーと出逢うきっかけだった。


 お客の入りは散々だったが、文句のひとつも言われなかった。

 その日から、公私とも御用達になる。


 その後暫くして自然発生的に始めたミナミと梅田での毎夜の路上演奏の効果か、こんなに一見客でごった返す夢の様な夜もあった。





 今回、そのサブタレニアンズをズバリ、タイトルにしたイベントが当時の関係者が中心になって企画された。

 2002年閉店以来、会っていない。

 その切れた糸を繋ぐ役目は、Facebook

 あの頃なら想像もしなかった時代であることに気づく。


 4つのバンド・ユニット全てに、共同経営者・関係者が参加していた。

 縁が切れてずいぶん経過していたし、少々場違いかと思ったりもしたが、あのカウンターに同席してヨタ話を何度か交わした方々もこちらを記憶していてくれていたことは素直に嬉しかった。



 5時のリハーサル指定だったが、勇んでいたのか30分以上前に到着。

 そういえば、閉店後もどうしてもその後が気になって、営業の途中に店の前を何度か通ってみたりしたこともある。

 テナント募集の看板があった。入り口近くにあったはずのグリーンの木製ベンチが寂しく雨ざらしになっていた。



 『地下一階』


 そんなディスプレーと、壁にたくさんのフライヤーが貼られていることに気づくのは、もう暫く後の事だった。


 
 と、言った訳で、ややこしいが、その『地下一階』で、『Subterraneans』が、復活!



 案の定、書いていくうちに、長文と相成りました。

 『序文』して、続く・・・。



 


 

 

| ライブ始末記 | 21:26 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
チヒロとCatfishと。
JUGEMテーマ:音楽



 指先のかじかむ日々。

 雪国から届く天気ニュースに比べ、これくらいのことでへこたれる大阪人は柔だ。


 今年は、初冬に一度だけ防寒タイツを履いたが、コートも着ず、平素は過ごしている。

 しかし、光熱水道費は去年より多いと、家人がポストに放り込まれていた領収書の数字を見比べて呟く。


 「暑さ寒さも彼岸まで」とするならば、まだ二ヶ月はこうした日日が続くのか。



 土曜日。

 夕刻、大野木氏から電話が鳴った。

 「先にリハーサルやるで?」短いやりとりだった。

 そう、京都からハーピスト大野木氏率いる大野木一彦ブルースバンドがフルメンバーで大阪にやってきている。

 しかも場所は、シカゴロックである。


 シカゴロックで行われる不定期ライブは、プロもアマもバンドあるいはユニット、弾き語り2ステージ構成が基本だった。

 近頃は、対バン形式1ステージづつの傾向も定着しつつある。


 ライブハウスでのブッキングライブを中心にしていた駆け出しの頃は、当たり前だったことだが、対バンは良きも悪くも緊張するものだ。

 同じブルースを土台にしながらも、この夜はその毛色の違いは始まる前から一目瞭然だったと言える。


 大野木一彦ブルースバンドは、不動のメンバーを擁し京都を中心に活動、BSMFレコードから数年前には、初のCDも発売している。

 一方対する我が方は、あろうことか、一夜限定(と思われる)即席ユニットなのだ。

 メンバーは、栄チヒロのギターとヴォーカル、Catfishことハーピスト薮下もヴォーカルを取り、そしてボクのドラムスという変則的なトリオ。

 過去に3度か、チヒロとは、『チヒロ&タカギマン(別名DEEP SHUFFLE)』名義で組んだ経緯がある。

 今回もボクが一方的にチヒロを口説く為に、Catfish YABUSHITA氏を担ぎ出した訳だ。


 二人とも、一筋縄にはいかない、つかみ所のない独特なキャラクターを持っている。

 ボクの様な凡人には、そうそうに真似出来ない。羨ましいかは別だ(笑)


 チヒロとの出逢いからは、20年は過ぎもう四半世紀近くになる。
 
 その頃、彼はふらっとシカゴに手ぶらで旅立った。無一文にも関わらず。
 21歳になっていないのでブルースクラブには容易に入れない。

 シカゴでの数ヶ月の土産話は後日談として面白おかしく聞く。

 例えば、とある楽器屋で、メーカー不明のギターをポケットのジャリ銭を見せて値切り購入し、それを引っ越し用のビニールテープの結んで地下鉄を乗り継いだ話、外食する手持ちも無いので、パンと水道水で暮らしたこと、ギャングにカツアゲされたことなどなど・・・枚挙にいとまがない。

 写真は、マックスウェル・ストリートで演奏する二十歳のチヒロ。
 

 

 Catfish氏も、アメリカ南部を放浪し、えっ!?という今は亡きハーピストを片っ端から追いかけたと、いつかのの雑談で話してくれた。葉巻をプカプカ吹かしながら、シカゴロックの金曜日ジャムの常連にもなってくれている。


 そんな放蕩者だったチヒロも今や普段はペンキ職人として、また家では得意の家事のほとんどをこなすという。


 勿論、ライブは我々が先鋒である。

 リハーサルでは、「こんな感じで。」で終わり、先にPAバランスをとって(シカゴロックではこの作業が大問題)、近くに腹ごしらえに向かっていた大野木氏御一行。

 そのすきにCatfish、大野木氏のアンプバランスをこっそりメモったりしている(その後、一人慣れた天神橋筋商店街へ消えて行く・・・)。


 ボクとチヒロ、バーテンのI山は居残って、相変わらずの雑談をしていたらご常連さんが早々と入店され、ジャムでお世話になっているミュージシャン方などお客さんは有り難い事に思った以上に来て頂いた。

 

 Catfishの即興インスト(当然、緩めのガッゴガーッゴ)で始まる。





 

 やっぱりヨタヨタもあったが、約一時間あっという間に終わった。

 ご存知の通りシカゴロックの構造上、ドラムセットから客席は全く見えない。

 ボク自身ではお客さんの反応を確かめる術は無かったが、一曲久し振りに唄わせてもらったりした。


 エンディング?では、チヒロ、何を思ったかギターを置いて、ドラムとハーモニカだけをバックに店内を練り歩く。果たして受けたんでしょうか?


 大野木ブルースバンドは、勝手の違うシカゴロックの音環境に何度もリハーサルから四苦八苦しておられたが、新曲も交えて、息の合った変わらぬ演奏で締めて頂いた。

 時間があれば、ジャムセッションでもやりたかったところだが、遠方ということもあって終演後に短い言葉と握手を交わして「今度は、京都で!」と見送った。


 再びこのユニットが、今後集まる事は想像出来ない。

 実際、チヒロともCatfishとも別れ際にそんな言葉を交わすことはなかった。

 というボクの胸の内では、シカゴロック限定でをこっそり企んではいる・・・。



 ギターの三島氏が、MCで唐突に発表しておられた。
 大野木一彦ブルースバンドとしての第二弾CDの発売準備が進行中だそうだ。

 ファンには、朗報ですね!


 お越し頂いた御客様有り難うございました。

 そして共演の大野木氏、三島氏、重いウッドベース持参だったZEE氏、ドラムの橋本氏もさぞ叩き難かったことでしょう。



 さてさて、そんなチヒロとは、昨年から何かと一緒にやる機会が増えました。

 発端は、シカゴロックマスターS山氏。

 STONE COLD BLUES BAND

 命名もマスターです。


 この名義でのライブが、月が変わって2つ決まっております。



 まずは、2月2日(土曜日)

 "Subterranens(サブタレニアンズ)"


 

 

 イベント名ですが、古い付き合いの人ならば、「あれ?」と思ってくれるでしょうか?


 2002年まで、松屋町筋の裏通りに小さなバーがあり、そこを月一度の根城にしていた時期があったのです。なんばや梅田での路上演奏時代に唯一ライブを定期的にやらせてもらっていました。

 平日や昼間のランチタイムも個人的にボクはお世話になったし、のちに某仲間が店を引き継いだこともありました。

 20代最後30歳になる夜、カウンター越しに他愛もない愚痴をこぼしながら、ジンバックを舐めた夜。忘れもしません。それから15年が経ったのです。


 そのサブタレニアンズ関係者が、主催するイベントに呼ばれる事になりました。いや、こっちが頼んだんだ。

 しかも、まさにその「サブタレニアンズ」があったあの場所です。
 
 

 
 伊勢から急遽、彼も縁のあるアイパー大西も呼びます。
 (クレジットに、w/Ayako Minamiとなっているのは、ボクの大きな勘違いで、ちなみに彼女は東京3Daysライブが控えています!)

 

 Stone Cold Blues Band w/アイパー大西

 栄チヒロ/ギター、ヴォーカル
 久米はるき/ギター、ヴォーカル
 三木あきら/ベース
 TAKAGIMAN/ドラムス

 アイパー大西/ハーモニカ、ヴォーカル


 場所/地下一階

 時間/18:00オープン 18:30スタート

 チャージ/2,000円(1ドリンク)

 
 他出演/カワガラス
     暴言SALE
     SARAEVO

 DJ/Mitsuo Tanei

 Food/Koum (タンドリーチキン・タコバーガー・ミネストローネ)

 
 地下一階ホームページ
 http://www.perversion-web.com/chika-ikkai/top.html

 大阪市中央区南船場1丁目1-12 企業交流プラザビルB1F
 TEL.06-6263-1133

   

 

 
 もうひとつは、これ!

 今月初めてお世話になった心斎橋のCOHIBAで、単独で2ステージ。


 

 この日は、Ayako Minamiもアルト、吹いてくれます!

 前回も皿を回してくれた、ブロンさんが今回もハウスロッキンしてくれます!


 ジャムセッション突入の可能性もあります。

 是非、お越し下さい。踊りましょう!


 
 STONE COLD BLUES BAND
 with Ayako Minami (Alto Saxophone)

 2月10日(日曜日・翌日は祝日です!)

 場所/心斎橋 DINER BAR COHIBA

 時間/19:30オープン 20:00〜

 チャージ/2,000円(別途飲食)

 
 大阪市中央区心斎橋2-7-11 日宝ロイヤルビル2F
 TEL. 06-6213-6687
 
 http://www.teddyboyrocker.com/cohiba/cohiba.htm



 この夜が、ファースト・コンタクトだったかな?

 
 
 是非!是非!是非、お越し下さいませ!





| ライブ始末記 | 22:40 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |
道頓堀から三ッ寺筋日宝ビル(後編)
JUGEMテーマ:音楽


 引き続き。

 

 ただでさえ、平素から集客に四苦八苦している身。

 今回もその不安を抱えたまま当夜を迎えた。


 SHO氏の尽力もあったが、珍しくチヒロ君も少ない人脈を頼りに方々に声を掛けていたらしい。

 中には、20年来の古いミュージシャン仲間との再会もあった。

 シカゴロックでは、毎回観戦くださる常連さんも顔を見せてくれた。

 Sマスターまで登場した。
 (すぐそこのひっかけ橋で道に迷っていると電話で助けを求めていたとか)


 30分押しで、HOBO貫名氏からスタート。

 同じ和歌山からハーピスト氏が脇を固める。

 珍しくレスポールとドブロを交互に弾く。

 40年を越える働くブルースマンとして音が、物語る。

 
 途中、突如マイクを離れドブロを抱えての練り歩き。



 HOBO氏は、和歌山で仕事のかたわら、HOBO'S BARも営んでおられる。

 HOBO'S BARホームページ
 http://hobos-bar.com/

 終演後、聞けば生まれ育ちが大阪。

 なんとボクとほとんどご近所。

 よくいざこざがあった隣の中学校だとか。

 奇遇ですな。


 

 気づけば、店内はほぼ満員。

 がっちり髪をキメたお店のマスターもいつのまにかカウンター内に。
 (一方、シカゴロックのマスター行方不明)

 見知りの顔もまた増えて、これはやり易い。


 待ちきれず、セットに潜り込む。

 前触れもなく、久米君からスタート。


 ここぞハイライト!

 と、久米君がスクイーズしたところで・・・。


 なんと、なんと!見事電源飛びました!

 鳴っているのはボクのドラムだけ・・・(笑)


 同じ様な経験が、15年以上前に一度あったなぁ。

 なんばでの路上演奏を観たという通行人の御婦人からの営業依頼。

 奈良のカラオケスナック?パブ?での演奏。
 この時は、一曲ごとに飛ぶは、飛ぶは、で全く演奏になりませんでしたな。
 ギャラはちゃんと戴きましたが。


 咄嗟にシカゴロック名物バーテンダー兼PAのI山君が、音もなく駆けつけて修復。

 それはそれは見事な立ち居振る舞いでした!


 以後は無事に演奏出来ました。

 ほぼ立ち見のお客さん方有り難うございました。





 

 終演後は、さながら名刺交換会です。

 初見の方やご無沙汰していた人、お客さんに名刺を配る。

 こういうときの為にいつもバッグに忍ばせてはいるものの、渡すタイミングをことごとく逸して、ほとんど残っていたのです。





 お客さんが掃けても居残るボクらメンバーに、マスターから予期せぬ焼うどんとチャーハンのまかないが、振る舞われた。

 旨い、旨い。


 「次、いつしましょ?」

 そんな誘いが、お店側からあった。

 「っていうか、タカギさん、このバンドやめられへんですやん?」

 久米君か、三木君かが、後ではやし立てる。

 
 昨年末あたりから、

 「この編成ではもうこれでやめにしよか?」

 と、ボクはかねがねから打診していたのだった。


 幾つも掛け持ちするのは、如何なものか?そんな不安があったからだ。


 一方で、お店から打診されることなど滅多にあるもんじゃない。


 少し悩んだ振りをして、

 「じゃぁ、2月10日でお願いします」


 ってなわけで、

 STONE COLD BLUES BAND
 w/Ayako Minami


 一本ライブが追加されました。


 2月10日(日曜日)

 心斎橋 Diner Bar COHIBA

 http://www.teddyboyrocker.com/cohiba/cohiba.htm
 

 時間/20:00〜(2ステージ)セッション有り

 チャージ/2,000円(ドリンク別)



 お待ちしてます!





 




 


| ライブ始末記 | 21:39 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |
道頓堀から三ッ寺筋日宝ビル(前編)
JUGEMテーマ:音楽



 今、立っている場所は、三ッ寺筋の雑居ビル前。

 入り口に幾つもの屋号プレートが並んだ、

 俗に言う『スナックビル』だ。


 足元には、スネアとペダルケース、裸のスネアスタンド。

 集合予定の時刻より30分も早く着いてしまった。


 一本南の筋は、宗右衛門町。

 見慣れた筈の道頓堀のネオン。

 こうして眺めると、やはり目立って主張しているのは、まぎれもなくあのグリコの看板だ。


 正月明けの連休中日だったが、ひっきりなしに人が団体で行き交う。

 宵の口だが、新年会なのだろう、酔客も混じっている。


 ボクは、強張った指先をほぐすため、近くの販売機で缶コーヒーを手のひらで転がしながら仲間を待っている。



 前夜も賑わう場所に居たが、京都だった。

 街並の違いに、人すらも異なって映る。


 知事すら「猥雑」と形容してしまう大阪。

 ボクも知らない往時は、ここら心斎橋界隈も日本随一の洒落た街だったと聞く。

 ゲームセンター、パチンコ屋、ファストフード、東京あるいは外資系のショップ・・・二十代の頃には、徘徊した街も今は昔。

 コーヒーをちびちび舐め、タバコを隠れて吹かしながらそんな回想する。

 
 待ち人一番乗りは、和歌山から参加の貫名さんだった。

 『HOBO』の異名を名乗る、筋金入りのブルース人。

 還暦を過ぎたと言う。

 2本ギターケースを抱えて、

 「タカギ君、ここ?」と訊ねられる。

 「ボクも今、上がって来たとこですけど、鍵閉まってますわ」


 ギターケースなど一式は預かって、一杯ひっかけに出てもらった。

 2本の内、1本はドブロだろう・・・。



 
 ご覧の通り、年季の入ったフロアにしばし一人、ポケットからもう一本タバコを探していたら、まもなく今回の主催者である、SHOさんが、ビシッとリーゼントにキメて登場した。

 SHOさんはドラマーとして、現在ロッキン・イチロー氏らとロカビリーバンドで活動中。

 
 まだ扉が閉まっている今夜の演奏場所、

 Diner Bar COHIBA
 http://www.teddyboyrocker.com/cohiba/cohiba.htm

 普段は、ロカビリー、ロックンロール御用達。SHO氏も常連客だとか。

 ホームページを閲覧しても、画像には、上から下までビシッと固めた人達の姿。

 「ここで、ブルースをやりましょう!」


 去年、南森町のシカゴロックで居合わせたSHOさんからの提案だった。

 「バシッと、ブルースかましたって下さい!」

 彼からこちらへの要望は、それだけだった。


 STONE COLD BLUES BAND

 w/Ayako MInami



 またまた、この名義での出演となった。

 名義云々の前に、実態不明なのだ。

 栄チヒロと久米はるきのギター、ヴォーカル。

 三木あきら、ボクのリズム隊、

 Chicagoから帰国して以来、いつしか毎月一緒にやっているアルトサックスのAyako MInami


 シカゴロックのマスターから、緊急避難的に命名されたままなのだ。


 ほどなく、Ayakoさん、三木君らが静かに登場。

 バーテンさんが、到着して、鍵が開いた。


 2軒分をぶち抜いた店内に、カウンターとソファ。

 壁際にアンプやドラムセットが積まれていた。


 バーテンさんが、ソファやらを店の外に手慣れた物腰で搬出。

 本番には、DJチームも登場するという構成で、カウンター以外は座席がほとんど取り払われた。


 見た事ないが、想像上のミシシッピのジュークジョイントみたい?



 さてさて、本番前。

 初めてお店、DJ陣など関係者もほとんど初対面だ。


 どうなるのか・・・?


 一杯やって帰って来た貫名さんも交え、

 リハーサルの後、DJ選曲のロッキンブルースが大音量で鳴り響いた。




 

 


 

 

| ライブ始末記 | 21:05 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
2013年始動!
JUGEMテーマ:音楽



 年末年始のおとそ気分からもすっかりと醒めた今週である。

 週の初めは、気も体もやはりお約束通りに重かった。

 休み明けの五臓六腑に優しい七草粥(玄米入り)から始動開始。




 三が日の雑煮も餅の数を1個に減らす努力の甲斐もやはり1キロほどリバウンドしている。


 ブログに手を付けるのもお久しぶりになった。

 ページの下まで過去幾つかの記事をスクロールすると、歳をまたいだ数日間が余りにもぼやけて映る。

 毎年新年には、新鮮な気持ちに心を入れ替えようと試みたりするが、結局はこうして時間の経過とともに水泡に帰するのだ。



 演奏も年末から遠ざかっていたので、火曜日はジャムセッションに参加。
 ホストは、ハーピストのまつけんさん

 大阪ではその知名度と集客では、随一だろう塚本ハウリンバーの週一回のジャムセッション。

 近くに住んでいた頃は、たびたび参加させてもらっていたが、ここ数年間すっかりご無沙汰であった。

 思えば、今一緒に活動しているヨシ水野や久米君、三木君などもこのジャムセッションが出逢いの場だったと記憶する。


 近頃ジャムといえば、ホスト役に収まってしまって、参加者の一人として赴く不安は新鮮でもあった。

 この夜は、ギタリストが約15人、ドラマーも7人ほど、総勢25人以上と実に賑やかだった。

 滅多にお会い出来ない方々ともお年賀のご挨拶が出来て一石二鳥でもあった。


 鈍ったカラダと心には、演奏は勿論、合間の雑談も効果絶大である。

 昨年ボクのジャムでもお世話になったドラマー氏とは隣り合わせで耳を寄せ合いブルースドラマーの固有名詞を交換し合った。

 バディー・ガイやマジックスリムのバックアップで名高いジェリー・ポーターの話で盛り上がる。好きなドラマーは誰?の問いがあるなら必ず筆頭に上がる名前だ。
 YouTube上で最近の演奏動画がアップされていてファンには嬉しい限りである。

 
 

 昨夜土曜日、京都へ車を走らせる。

 紅葉の季節から年始の初詣まで、冬の京都はさぞや賑わったことだろう。


 東山二条を折れ、平安神宮すぐそばに車を停めた。

 ハンバーガーショップ『58DINER』

 新年のパーティーライブに、お呼ばれしたのである。

 年に一度、ボージョレーの季節にだけ結成される「新酒BOYZ」の番外編。

 
 息子はハンバーガー、家人はワインで釣って同行。

 予定よりも早く到着したので、初詣の喧騒もすっかり落ち着いた平安神宮を訪ねる。

 東山の斜面の夕映えで見事で、まだしめ縄が飾られた荘厳な朱塗りの門の向こうには、大鳥居が覗く。






 初めて訪れたハンバーガーショップは、二条通に面していて、吹き抜けの二階スペースがあるアメリカンな作りだ。

 
 


 店の入り口スペースにスネアとハイハットのみセッティング。

 ギターは、エガミ君、ベースは、三木君だ。



 
 打ち合わせを少しやって、午後7時半頃から2ステージ。

 時間を追うごとに続々と常連客を中心に集まり、店内はまさしく新春パーティーの様相。

 後半は、ボクら以外のミュージシャンも即興で巻き込んでの午後11時頃までセッションとなった。




 慣れないブラシのみの演奏に、やはり四苦八苦してしまったが、初見の好意的な人達のおかげで楽しい夜だった。

 わざわざ駆けつけてくれた友人達もあり、ここでも新年のご挨拶を交わした。



 終演後にようやくありついたハンバーガー。

 一気に食す。

 


 というわけで、本年もつつがなく始動!
 今夜も一風変わったライブ。心斎橋へ!

 


 





 
 

 

| ライブ始末記 | 15:25 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
『BLUES HARMONICA TRIANGLE!』追記。
JUGEMテーマ:音楽



 最後に手ぶれが幾分ありますが(何せ撮影者は家人が主。傍らには息子)、3人ハーモニカ吹きの無邪気な一面がきっと垣間見られます。

 一曲10分越え当たり前です・・・。



 大野木一彦ソロ ”Everything's Gonna Be Alright"
 「サングラス忘れまして(笑)」
 このMCをうちの息子が翌日曜日の朝起きるなり呟いてました!




 KOTEZソロ "The Little Red Rooster"
 リハーサルの要求は、只一つ
 「いやらし〜く、やってください」





 アイパー大西&KOTEZ "Last Night"
 ブルースハープをやろうと思った人なら必ず試みる曲ですね。






 アイパー大西&大野木一彦 "Help Me"
 これも上に同じ。やりたくなりますね。






 大野木一彦&KOTEZ "Blues Had A Baby"
 きちんと曲の意味をアレンジして、バックメンバーをさらっと紹介するあたり憎いね。






 KOTEZ&アイパー大西&大野木一彦 "Hoochie Coochie Man"
 最後は3人で。
 ボクにとってもこの曲がシカゴブルースとの出逢いの原点でもあります。







 メンバーと終演後、慌てて記念撮影。
 ちなみにKOTEZ&大野木両氏には、このファイティングポーズを取る共通項があるのです。





 
 『ハーモニカ・トライアングル!』

 長年抱いていた3ショット実現!
 ・・・が、漫才トリオみたい?




 

 
 客席におられたジャムセッションでもお世話になっている京都の女性ブルースドラマー・KONさんがブログに写真満載でブログに日記を書いてくれています。ありがとうございます!
http://yokokondo73.blogspot.jp/2012/11/harmonicatrianglebluesiventinosaka.html


 大野木さんもブログにて、ボクの様なダラダラ日記ではなく、簡潔に当日を振り返ってくれています。
http://nogioh.exblog.jp/d2012-11-17/

 
| ライブ始末記 | 23:51 | comments(8) | trackbacks(0) | pookmark |
『BLUES HARMONICA TRIANGLE!』後記(本編)
JUGEMテーマ:音楽


 さて本編。


 6時半オープンに合わせて御客様が入って来られる。

 今回場所を提供して頂いたLive Cafe Arethaは、梅田から阪急宝塚線に乗れば僅かな時間で着く豊中曽根の住宅地にある。
 

 やはり大阪市内からは離れているので、その点少し心配していた。でも逆に都合が良いという方々もおられた。

 又とない稀な企画だと思っていたので、やはり正直たくさん集まって欲しかった。


 幸いにも蓋を開けてみれば、開演前には、ほぼテーブル定席は埋まり、補助椅子を出してもらう事になった。

 

 まずは、来て頂いた皆様、他府県から、中には遠路泊まりがけという方もあり、嬉しい限りです。

 ありがとうございました。



 神戸のJamesでも目立っていた熱烈なるKOTEZファンの淑女御一行や、なんばや梅田路上演奏時分かれこれ15年前からのお付き合いのアイパー大西にとっても常連さん(若干家族を含む)、大野木氏のハープ関係者の方々、ミュージシャン仲間、と偏らずバランスの取れた席の配置となった。

 席が埋まるまで少し開始時間を遅らせて、

 いざ本編『BLUES HARMONICA TRIANGLE!』スタート!


 この夜のバックメンバーとフロントの3人は、この日がほぼ初対面という組み合わせだ。

 ちなみに、ギターに久米はるき、ベースに三木あきら、アルトサクソフォンでAyako Minami、で、ドラムスは小生。思えば今年一番よくやった顔合わせだ。

 しかしアイパー大西以外は、実質まるまるステージで後を務める事は初めてでもある。


 やや不安と緊張のスタートは、アイパーのソロ「One Day」十八番の軽快なシャッフルからいっぺんにほぐれた。

 構成は、各人ソロ一曲づつ。続いて各人2曲にバッキングのダブル、そして最後は三者揃って「トライアングル形成」という筋書きだ。

 ちなみに各人がこの日の為に選んだ課題曲をボクが勝手に当日振り分けたリストが以下。


 (1)アイパー大西/One Day
 (2)大野木一彦/Everything's Gonna Be Alright
 (3)KOTEZ/The Little Red Rooster

 (4)アイパー大西(KOTEZ)/Last Night
 (5)アイパー大西(大野木一彦)/Help Me
 (6)大野木一彦(アイパー大西)/Annna Lee
 (7)大野木一彦(KOTEZ)/Blues Had A Baby
 (8)KOTEZ(大野木一彦)/One More Mile To Go
 (9)KOTEZ(アイパー大西)/That's All I Need

 (10)アイパー大西(大野木、KOTEZ)/Bright Lights Big City
 (11)KOTEZ(大野木、アイパー)/Hoochie Coochie Man
 (12)大野木一彦(アイパー、KOTEZ)/Blow Wind Blow

 ブルース定番曲がずらりと並ぶ。

 大野木氏との事前の打ち合わせで12曲休憩無しでぶっ通しでやることになっていた。
 ソロパートが終わり、3人のハーモニカが絡み始めてからヴォルテージが上がりっ放しだ。

 同じハーモニカでも表現方法、個性がそれぞれに違う事が後から見ても分かる。

 客席にもその違いが伝わっただろうか?企画の狙いはそこである。


 時間無制限なら、その応酬は果てなく続いていただろう。

 引き立て役のはずのボクらバックもその熱気に引きずられていく感覚だ。


 最後3人が同時にマイクを構える前に少しインターバルを挟んだ。
 これはボクからの提案だった。

 同時代に切磋琢磨した3人のハーモニカ(ブルースハープ)との出逢いを話してもらった。話し出せばこれも一晩では語れない経緯があるだろう。

 
 結果予定を越え都合2時間。
 音出し終了の時間を過ぎてしまい、アイパー大西のBright Lights〜は割愛せざるを得なかった。

 終盤は、さすが百戦錬磨のKOTEZちゃんの音頭で、自然な流れで客席も巻き込んだダンスシーンも実に楽しかった。ボクも出来るなら客席に居たかった気分だ。


 アンコールには、大野木氏のBlow Wind Blowで、3人がBlowをして終演。


 打ち上げ談笑の時間も欲しかったところだが、KOTEZちゃんは翌日も京都でライヴが入っていたし、始まる前にはそれを期待していた久米君らも終わってみれば、珍しくヘトヘトになっていた。


 同じ疲労でもこうやって好きな事に没頭した後には不思議な余韻を残すものだ。

 演奏する側がひたすら楽しむという基本をあらためて確認した夜だった。

 20年以上前、ブルースを知り、その魅力に取り憑かれ、遮二無二だったあの頃に立ち戻った気がする。


 アイパーのワンルームの小さなコンポで、
 「あ〜〜〜今度こんな曲やりたいなぁ」と話し込んだ夜だ。

 
 ボクの持参したカメラでは現場の演奏風景が、ほとんど撮影出来ていないが。





 
 ダンス突入時。





 代わりに動画はたくさん残した。

 追記に一挙掲載します。

 

 


| ライブ始末記 | 22:20 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |

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