雨の日曜日。皆さんはどう過ごされました?
小生は、ご機嫌さんな息子相手に遊び、合間前夜からの寝不足がたたり時々うたた寝。
大河『龍馬伝』は、いよいよ武市半平太の最期を迎え、龍馬の維新への回天が一気に加速するドラマ序盤のクライマックス。
影響を受けやすい単純なボクは、この時間土佐弁にしばし憧れる。
いつも通り、週末動いたことを記しておこう。
土曜日、いろいろな出逢いがあった。
人が動けば、某か偶然か必然かの巡り合わせがあるもんだ。
久米君からのメール。
「今晩、シカゴロックに東京のブライトブラウンの方が来るそうです。ベースを弾くそうです。時間空いていれば、ジャム参加下さい。」
「合点承知。」
これで、また土曜日の朝までコースが決定した。
その前に土曜日は、朝から予定がある。
まずは朝から、我が息子の保育園参観。
丸5ヶ月になった息子。親バカをブログでは、極力隠したいと思いつつも、やっぱり我が子の成長ぶりを毎日見ることは、日常の中で隠し様もなく最大の感心事である。
0歳児保育クラスは、息子と同じ月(2週間ほどお姉ちゃん)生まれの赤ちゃんとの二人クラス。若い保母さんとのマンツーマン。
保育所の雰囲気自体がボクにとっては初体験で、少し緊張しながら、必死でカメラとビデオを取っ替え引っ替え記録する。
泣かずに楽しそうに音楽を聴き、お遊びをする息子に泣き笑いする。
そのまま息子を預け、なぜか家人とカラオケボックスへ直行。
育児放棄という訳ではございません。
家人が、拠ん所ない事情で歌の練習をするためのお付き合い。
課題曲を1時間半家人はリピートするが、ボクも横でアイスココア等をすすりながら、ボーッと聞いているのは拷問だ。何せ無類のカラオケ好きだからである。
J-POPとかとは無縁。幼い頃口ずさんだ曲を交互に挿入。
クリエイションの『ロンリーハート』
中村雅俊の『時代おくれの恋人達』
堺正章の『街の灯り』
井上順の『昨日・今日・明日』
そして、締めは尾崎紀代彦『また逢う日まで』
中村雅俊と尾崎紀代彦が、本人出演してくれて俄然盛り上がる。
「早よ、写メ撮って!」
来週末も行くらしい。次はどんなアラフォーソングを選ぼうか・・・?
そうこうして、シカゴロックへ向かう時間。
カーステレオからマジックスリムのライブ。もちろん大音量にする。行き慣れた夜更け道を滑走するには、スリムは、最適なのだ!高揚したまま、駐車場に滑り込む。
この夜は、ライブがブッキングされていないらしく、カウンターではSマスターが珍しくお客の接待をしている。その光景だけでも新鮮だったが、客層がまたいつもと違っている。
常連さんに混じって外国人が数名。
ジャム参加者は極端に少なかった。その中に久米君のメール通り紅一点ベーシストを見つけて、挨拶。
ちなみに東京中野にあるブルースバー、
ブライトブラウンはネットで知り合い交流のあるブルース好きが集まる場所だ。
小生は、一度も伺った経験は無いけれど、仲間が何度かお世話になって、お店のブルースに対する愛情ある雰囲気も伝え聞いている。
お客さんの方が多いという深夜のジャムも久し振りな気がする。バーとしてはこれが健全な姿なのだろう。
さっきまで爆音で鳴らしていたスリムの残響も重なり、ドラムセットのセッティングをいつもと変えてみたりした。
それを見越した様に久米君がマジック・スリムの18番ナンバーを弾き始めた。
東京で、「シカゴロックのジャムに行く」と言ったら、
「あそこは、監獄みたいだから、心づもりしていくように」
と送り出されたらしいベーシスト女史。久米君とは東京でスタジオまで入ったそうで、ルリー・ベルのインストなんかも難なく合わせることが出来た。
さて、国際色豊かな客席とカタコト英語で休憩時間に雑談。
最前列に陣取っている二人組の男性に声を掛けてみる。
「ドイツから仕事で来ている」
「YAMAHAのドラムセットは、ヨーロッパじゃ有名だよ」
「レッド・ツェッペリンは出来ないの?」
などなどと水でも飲む様にさすがドイツ人、生ビールを喉に流し込んみつつ、ジャムを見つめてくれた。
カウンターには、韓国から来たという女性が、
「ヘ〜〜〜イ!ジミ・ヘンドリックス〜〜!」と掛け声。お連れは、「ピンク・フロイドが好き!」なんて言うが、全て丁重にお断りした。
「当方、ブルースしか出来ません、あしからず」
これも何かの縁でしょうと、お馴染み記念撮影。
午前2時お開き。
思いつきでセッティングしたシンバル位置。何度か空振りを目撃されて笑われる。却下かな?
いつしか降り出していた雨にしばし、残った4人恒例の雨宿り雑談。
ベーシスト女史から東京のブルース事情等聞く。大阪も同様の事情を抱えていて興味深い。
『監獄』の感想は怖くて深くは聞かなかった。
ちなみにその表現は、バーの構造的な事を指しているのだと解釈しております。そんな恐ろしいジャムセッションではゴザイマセンので、是非参加お持ちしております。
ギターの久米君がホスト。
土曜日通常ライブがある夜は、ライブ後の23時頃からスタート。
終了時間は成り行きですが午前2時頃(帰りの足の保証はございません。ちなみにシカゴロック近く繁昌亭の前に午後10時以降1時間100円のコインパーキングがあります)。
一夜明けて、ふと昨夜のことを思い返してちょっと後悔。
あのドイツ人になぜドイツ語で声を掛けなかったのか?小生、大学でドイツ語を第二外国語に選択していたっけ?
「グーテン・ターク」と数字ぐらいしか憶えてないけど・・・。
何せ、辞書の引き方すら分からないまま、単位を落として中退した身ゆえ。
トホホ。