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新企画・"ChicagoRock Friday Night Blues Jam"
評価:
Johnnie Taylor
Malaco
¥ 1,577
(2004-11-16)

JUGEMテーマ:音楽


  亀田が負け、真央ちゃんがキム・ヨナに雪辱、タイガースは開幕2連勝。

 桜のつぼみが開き始めた週末。

 ご近所のギタリスト・池田君を迎えに行き、シカゴロックへ向かう。土曜日の事だ。

 この夜は、シカゴロッカーズ名義にて、ライブ収録されたDVDのお披露目ライブ。中心はもうこの春からは小学校高学年に成長した竜之介。もう天才某少年の肩書きも不要な程、プロ顔負けに全国から引っ張りだこ。
 ついこの間までは、幼稚園児だったことが嘘の様だ。

 あいにく小生はこのDVD収録には不参加だから、いつもの様にライブ後恒例のジャムセッションに参加する為、池田君を誘ったのである。

 11時前に店に到着すると、ライブを終えて上機嫌の竜之介やヨシと入れ違いとなった。

 「タカギさ〜ん、お疲れ様で〜す!」なんて挨拶もこちらが見習わねばならぬ。

 ライブ残留組を交えて、早速セッション開始。

 


 少人数体勢もこの時間からでは無理もない。

 何しろ、日付が変わる頃に家から楽器を持って抜け出す事は、家庭持ちなら余程の理解ある奥方、独身者でも彼女の許可を得る必要が有る。
 それでも土曜日の晩になると、ムズムズと落ち着きが無くなって、足が向かうのです。

 以前ならば、『路上』というひとつのガス抜きがあったのも昔・・・。官権の圧力の前に、泣く泣くひれ伏してから随分と久しい。


 シカゴロックのブルースジャムには特に決まりは無い。

 2曲回しの入れ替わりで、好き放題やってもマスターも一般の飲み客の人、誰も文句を言わない。例えるなら体力勝負の体育会系ブルース。

 そもそも店内の構造がまるでどこかのスタジオか軽音楽部の部室といった作りのせいもあるだろう。

 


 ライブ残留組の一人、チヒロ君らしくない珍しい曲をやり出した。
 

 「誰の曲か分からんねんけど、シカゴじゃみんなやってるねぇ」

 『Still Called The Blues』

 さて、居合わせたメンバーであれやこれやと言いつつ、それとなしに曲の形になった。

 「ジョニー・テイラーの曲、ちゃうの?」

 「Vance kelly、必ずやってたしなぁ〜」

 気になって検索したら、やっぱりジョニー・テイラーの持ち歌のようです。

 

 
 というわけで、5分休憩したのみで午前2時前に本日終了のゴング。亀田父なら「もっとやらせろ!」と訴えていたかも・・・。

 帰り際、Sマスターに新しいジャムセッションの企画を持ちかけてみる。

 「平日の晩にもジャムセッションをやりませんか?」

 即決で、深夜のアフターアワーズ・セッションとは別に、帰りの足を気にする必要のないジャムセッションが決まりました。

 題して、『仮称・ChicagoRock Friday Night Blues Jam』

 言い出しっぺの小生がホスト役を引き受けました。

 
 第1回は、5月14日(金曜日)午後8時〜11時まで。

 チャージ1,000円にて1ドリンク付き。


 ギターはもちろん、ハーモニカ、ベース、ドラム、ヴォーカルなどなど大募集です。ブルース中心ですが、ソウルやファンク問いません。
 鍵盤も歓迎したいところですが、常設は有りません。持ち込み希望があれば小生まで事前にご一報下さい。


 と言う訳で、仕事帰りブラリと大阪天満宮裏、繁昌亭もすぐ近く。
 ジミーリードとエディーテイラーの電飾看板が目印、ハウンドドッグテーラーの後ろ姿の鉄扉を開ければ、壁には、来日時に来店したボニー・リーやエディー・テイラーJr.、ルリー・ベル等のサインも拝めます。

 奮ってのご参加お待ち致しております!

 chicagorock jam
 

 

| 最新ライブ・ジャムセッション情報 | 01:02 | comments(6) | - | pookmark |
アイパー大西、マッドハープ加藤、そしてギター・アタック!
JUGEMテーマ:音楽


 2月は『逃げる』、3月は『去る』

 確かにこの1ヶ月も早かった。1日1日がその日しかないというのに、日常はあっという間に変わりなく過ぎ去っていくものです。
 何か心に留めておきたいと常日頃から考えてはいるものの、そうは問屋が卸さない。淡々と確実に次の1週間がやってくる。

 ブログに少しでも気のついた事を書き留めようと努力するつもりも、優先順位は益々一番後回し。3月もあまり書けませんでした。(と言っても小生、寸暇を惜しまないやり手サラリーマンではありません。あしからず)


 筆まめだと誤解されている人もいるようですが、いつも文章構成などしないまま思いつきにキーボードを押しているため、起承転結というやつが全く無く、後日読み返してみると、誤字脱字はもちろん、何が言いたかったのかも分からない記事も多々有る事ご容赦下さい。今夜も湯船で寝てしまった直後の為、脳みそがふやけたまま椅子に座っているのが実情です。

 「あ、熱いコーヒーでも入れてこよ」
 小休止(下書き保存ボタンをクリック)


 
 ノンカフェインコーヒーと換気扇の下でマルボロ一服(またまたタバコ税増税。ささやかなコーヒー&シガレッツを愉しむ頻度が減りそう)。目がシャキ!

 ん〜〜〜、いよいよ始まるタイガースの展望、選抜高校野球で発言が物議をかもしている某高校(島根代表)の監督のファッションチェック、4月恒例の花見の今年の献立、現政府の内ゲバ騒動などなど、書きたい事はたくさんあるんですけど・・・。

 やはり当方ブログの最大の役割は、ブルースのこととライブの告知であります。

 春以降決まっているライブ告知を真面目にしましょう。


 少し前に、「バンド活動の一切を休む」なんて啖呵を切ったこともありましたが、やっぱりそう易々とこの快感から逃げる事は出来ませんでした。
 民主党じゃないが、マニュフェスト撤回。

 現在は、アイパー大西&The Seeds of Reed結成を企てたり、「叩いてもらえる?」と言われれば、「ボクなんかで良かったら喜んで!」という姿勢にある。

 4月は残念ながらも1本もその場がありません。

 5月からのスケジュールが出ました。以下の通りです。


 5月4日(祝日)マッドハープ加藤&フレンズ
         (ブルース&ソウル・レコード誌取材ライブ)
         場所:南森町・シカゴロック
         http://www18.ocn.ne.jp/~bluesbar/
         時間:20:00〜
         料金:1,500円(ドリンク別)
         
         メンバー:マッドハープ加藤(Harmonica&Vocal)

              南部光隆(Guitar)
              栄チヒロ(Guitar)
              永惠太朗(Bass)
              TAKAGIMAN(Drums)


         
 5月15日(土曜日)アイパー大西&The Seeds Of Reed
           場所:南森町・シカゴロック
           http://www18.ocn.ne.jp/~bluesbar/
           時間:20:00〜(2ステージ)
           料金:1,500円(ドリンク別)
           
           メンバー:アイパー大西(harmonica&Vocal)
                Bad Boy明里(Guitar)
                Rockin'江上(Guitar)
                永惠太朗(Bass)
                TAKAGIMAN(Drums)


 6月12日(土曜日)『ギター・アタック!』
           場所:南森町・シカゴロック
           http://www18.ocn.ne.jp/~bluesbar/
           時間:20:00〜(2ステージ)
           料金:1,500円(ドリンク別)

           メンバー:Yoshi水野(Guitar&Vocal)
                白金ユウゾウ(Guitar&Vocal)
                池田真一(Guitar&Vocal)
                久米はるき(Guitar&Vocal)

                三木あきら(Bass)
                TAKAGIMAN(Drums)


 8月7日(土曜日)アイパー大西&The Seeds of Reed
          (競演 大野木一彦ブルースバンド)

          場所:京都丸太町・拾得
          時間詳細未定

 
  以上。個々の詳細に関しては、後日じっくりご説明致します。

 是非とも皆様遊びにいらして下さい。


 一枚も写真が無いのも殺風景な画面な気がして、只今のBGM。こんな夜更けに染み入るBig Bill Broonzyを貼付けておきましょう。
 big bill broonzy

 
 
 

| 最新ライブ・ジャムセッション情報 | 00:37 | comments(2) | - | pookmark |
91日目の親バカ日誌。
JUGEMテーマ:日記・一般


 この3ヶ月、週末や休みの度に入れ替わりで友人達が我が家にやって来てくれる。

 「オレの親バカ度を見に来てくれ!」と言わんばかりの催促もある。

 
 そんな団らんのひととき、なんと時間の過ぎるのが早いことか・・・。同時にこちらからも「おめでとう!」と投げかける嬉しい話も聞くこともいくつかあって、直の事喜ばしい。

 そういう人達が今のボクの周りにたくさんいてくれることをあらためて有り難く思う今日この頃。

 
 目まぐるしく移り変わる春のお天道様に、右往左往する日々。


 我が子にとって、最初のハレの日。

 「お宮参りとお食い初め」をこの連休迎えた。

 前日は嵐で、一夜明けたらしとしとと雨模様という中で唯一お日様が朝から眩しく照らしてくれた。息子が晴れ男なのか、近年雨男返上をしたボクのお陰かはともかく良い日和で何より。


 我が家にとって縁のある某神社にてお宮参り。

 もちろん当の本人、目の前の神主さんの所作やキラキラの装飾品にキョトンとしている様が微笑ましい。

 その後、場所を移して「お食い初め」

 実のところ、こんな儀式があるなんて、知らなかった。


 一生に一度の事だから、はりこんで座敷一室を用意。

 この3ヶ月育児に追われ、外食など年が明けてから初めてではないだろうか・・・。主役は息子だが、親の方の腹の虫の方がうるさい。

 美濃吉
 春の息吹を感じる桜のつぼみがとても可愛らしい。(あ、これは親のお膳です)


 肝心の息子のお膳には、大きな鯛も並べてやった。

 お食い初め膳

 
 というわけで、ようやく首も座り始めたなんのこっちゃ分からん嫌がる我が子に、お食い初めの儀式。
 
 「ほれ、ア〜〜〜〜ン」

 お食い初め

 「男らしく、すくすく育つんやぞ!」


 その後は、暗くなるまで記念写真撮影に大わらわ。

 朝、10時からよく頑張りました。疲れ果てた彼は、朝までぐっすり夢の中にいてくれました。



 今夜の親バカ度は、何点くらいだったでしょうか??
 また時おり親バカ度チェックお願いします。

 
| TAKAGIMANの四方山な話 | 01:00 | comments(4) | - | pookmark |
嗚呼、愛しのジョニー・B・ムーア。
JUGEMテーマ:音楽


 
 連休ということもあって、夜更かし中です。

 丸3ヶ月を迎えた我が息子も夜は寝てくれるようになりました。この休みを使って彼のお宮参りとお食い初めです。来月から、早くも保育所へ預ける段取りとなっていて、少々不安も抱きつつ、すくすくと育って欲しいと願うばかり。


 日中は春の陽射しで、勤務する界隈に隣接するお寺からはお彼岸供養のお線香の匂いが心地よい。

 一転夕刻からは、低気圧の接近で生暖かい突風が不気味に音を立て、とうとう春の嵐の様相。

 何とか一生に一度のハレの日なので、好転する事を祈る。


 さて夜更かしの相手は、ケーブルテレビとパソコン。

 ケーブル会社の営業トークにほだされて、先日から加入した。
 とはいうものの、育児に格闘している間にテレビ等悠長に見ていられる訳もなく数日が過ぎた。

 今夜はご機嫌で早く床に就いてくれたので、映画チャンネルで1本鑑賞。随分前の公開時にはリストアップしながら見過ごしたアメリカ流のラブコメディーだった。
 なかなか笑えて、「なわけないやろ?」というハッピーエンドだったが、最後のエンドロールまで鑑賞。

 
 続いて、パソコン部屋にしている玄関先の狭いスペースに腰掛ける。

 ひとまずメールボックスをチェックし、YouTube内を浮遊。止まらない。

 ミュージカル映画『Hair』や、60年代のガールズ・グループいろいろ、「Soul Train」のダンス・コーナーは楽しい。

 でもやっぱりブルースを検索。
 もう歯止めが利かない。

 既出の何度も観た映像ばかりだが、CD1枚聴くのと数分の映像で観るのとでは感覚が明らかに違うものだ。
 さっきの映画界しかり。時代は3Dへと突入しているらい。衰退縮小の一途を辿る音楽ソフト業界に対し、映像技術の進化は目覚ましい。

 10数年前には、海賊版が一部マニアの間で、ダビングにダビングを重ねて出回っていたブルースの映像も一夜にして、キーボードとマウスひとつで共有できる時代が来るとは驚き以外にない。

 さっきまで繰り返し観たのは、ジョニー・B・ムーアの若かりし頃(70年代後半)。
 johnny  B. Moore

 やっとアップしてくれました!
 
 

 このビデオを仲間内で貸し借りし、当時やっていたバンドで即座に取り入れたことがある思い入れ深い映像だ。

 数年前に脳梗塞で倒れて再起不能と伝わっていたはずのジョニー・Bが昨年奇跡のステージ復帰を果たしたという情報をその場に出くわした幾人から聞いてから、現在ジョニー・B熱沸騰中である。
 
 その奇跡の復活映像さえも世界中のブルースファンで共有出来るのだから、眠れないのも至極当然なのだ。

 

 その後の彼の動向などの情報、是非知りたい。

 
 6月頃、シカゴで、その復活を目の前で観て涙した男や、脂の乗り切った元気な頃のジョニー・Bのサイドギタリストを約一ヶ月務めた経験のある男らも交えて、ひと企画考えているところである。

 ジョニー・Bのナンバーが、幾つ飛び出してくるのか?楽しみだ。

評価:
Johnny B. Moore
Delmark
¥ 1,316
(2003-09-23)

| ブルース・エトセトラ | 01:35 | comments(0) | - | pookmark |
牡蠣食えば 桜気になる 久宝寺
JUGEMテーマ:グルメ


 少し前の事はありますが、メシ・ネタをひとつ。

 ここ数年、広島の友人に頼んで牡蠣を送ってもらう。

 大阪ではそうそうお目にかかれない大きな岩牡蠣と剥き身がドンと直送で届く。


 発泡スチロールを開封すれば、忽ちに瀬戸内海の磯の薫りが台所を占拠する。
 牡蠣
 

 現地広島に行った時には、一斗缶に溢れんばかりの牡蠣の山をひたすら平らげた。その勢いには届かないまでも、約30個の岩牡蠣は、ホットプレートで蓋をして蒸し焼き(屋内では網で焼くべからず。部屋中に飛び散る殻の掃除が大変である)。プリップリに顔を出す代物にはレモンをひと絞りするだけで文句無しの美味。
 岩牡蠣
 
 牡蠣


 その一週間は牡蠣三昧であった。

 翌日、剥き身の一部は、牡蠣御飯になって登場。もちろん、「おかわり〜」

 続いては、牡蠣フライ。贅沢に6個山積み。タルタルソースとの愛称も捨て難いが、あえてウスターソースをチョロっと垂らして御相伴に預かる。

 栄養素たっぷり「海のミルク」が口に中で絶妙に溶け合う。
 牡蠣フライ


 この牡蠣の時期も過ぎれば、3月。

 今日も卒業式風景と出くわした。友との別れと新しい出逢いが交錯するこの1ヶ月。40過ぎのオヤジも何故か少しばかり感傷的な気分である。


 まだ街で見かける桜のつぼみは堅いようだが、桜開花予想は早いそうだ。

 4月になれば例年仕掛ける(一応花見名目の)バーベキューの献立にそろそろ思案をしなければならないが、今年は果たして何を仕込もうか・・・・?

 週末あたりちょっと料理本を引っぱり出すか・・・。

 秘かにテーマは「コリアン」を考えているが、そういえば辛いのが苦手な人が参加者には多かったなぁ。

 
 ちなみに去年の仕込みはけっこう大変でしたな。
 http://takagiman.jugem.jp/?day=20090406
 http://takagiman.jugem.jp/?day=20090407

 
| TAKAGIMANの胃袋 | 01:07 | comments(2) | - | pookmark |
26年目の笑いと涙。
JUGEMテーマ:日記・一般


 『想い出』
 と、ひとくちに言っても、その形は異なる。

 
 引き出しの隅に人目に触れない様にそっとしまってあるもの、あるいは、いつでも手の届く本棚に並べているもの、埃にまみれて乱雑にしてあるもの・・・

 先日の土曜日一日は、そんな色んな想い出の中にあって「大事に額に飾ってあるもの」

 その日々から足掛け26年の月日が流れている。


 中学生活3年間、盆と正月以外夕暮れまで共に汗した仲間との再会だった。

 入学した12歳のボクはバスケットボール部に入部した。
 理由は同級生達よりも少し背が高かったという単純な動機だ。

 
 同時に一人の先生が転勤でやってきて、顧問となった。

 只の部活だと考えていた同級生達は、間もなく放課後は震える事になる。

 ブラウン管から飛び出て来た様な「熱血先生」は、地域でも全く無名の我が中学校バスケットボール部を「全国大会に連れて行く」と入部間もない素人同然の少年達に堂々と宣言したのだ。

 大半の新入生は、バスケットシューズさえ持っていなかった。いなかったというより、週に僅か2日、それも体育館の半面だけを使用出来るという環境しかなかったので必要がなかったというのが正しい。

 50人以上居た1年生は夏休みになる頃には30人程に減っていた。猛烈な練習のせいである。

 体育館が使えないから、運動場に2つあるゴールを並べてゴムボールで練習しかない。
 ボールを触らない時間は、ひたすら走り、腹筋背筋のサーキットトレーニング、おんぶをしてダッシュ、雨の日は、校舎の階段を何往復も上り下りする。
 今は環境がそうさせないだろうが、当然水など練習中に補給なども許されなかった。

 「もう辞めてまおう!」何度思ったか数えきれない。

 しかし、そんな弱音も13歳の少年達に鬼の先生が植え付けた暗示が、いとも簡単に打ち消していく。


 キツい練習なら他校も似たり寄ったりだったのかもしれないが、違ったのは結果がついてくることだった。
 
 『勝利』という思わぬで対価である。

 この痛快さは、多感な中学生の単純な思考回路を一本にまとめた。

 最初はとんでもない暗示だったことが、3年生になった時は、明快な目標として部員の全てが共有している。この時下級生も含め100人を超える大所帯となっていたのだ。

 
 暗示は現実になり、地方大会から負け知らずで、全国大会に出場し、1次リーグも難なく勝ち抜き、トーナメントの準決勝まで進んだ。
 3年前の暗示が、すぐ目の前にある。

 運良く小生も100人の代表としてユニフォームを着てベンチに座らせてもらっていた。


 あの1983年の暑い夏。
 開催地山梨県の河口湖は直前に吹き荒れた台風被害で氾濫していた。


 試合結果は、神奈川県のチームに1点差で負けた。ちなみにその学校はその後の決勝を快勝して優勝旗を授与された。


 泣きに泣いた。誰彼なくみんなが泣いた。鬼の先生も輪の中で泣いていた。

 今年42歳になるが、あの悔し涙を越えるものをこの先の人生で流すことがあるだろうかと思う。


 

 あの日から26年、鉄拳制裁は当たり前だった鬼の先生が定年を迎えた。

 一期生の小生以降、先生の手腕によって、同じ過酷な練習を耐えた後輩達は、輝かしい記録を残した。10年連続全国大会出場、その間全国2連覇を果たした。

 同期には、日本リーグで活躍した男もあるし、審判員、あるいは指導者として今も活躍している後輩達も多数輩出している。


 転々バラバラになった1期から17期生達が「先生を囲む会」に集った。

 母校のコートで、26年ぶりに懐かしい顔との試合を楽しんだ。当然ながらメタボなお腹を揺らしてである。
 


 場所を移した囲む会は、一瞬にしてあの時代に戻り、同級生達と尽きることない想い出話に終始賑やかである。
 何発のビンタや尻を蹴り上げられたかも数えきれない鬼の先生は、柔和になって微笑みながら、昔のエピソードのひとつひとつを記憶しておられた。(ただ、余りに風貌の変わり過ぎた小生だけは仕方ないかな気づいてもらえなかった。同期生も同様な反応である。)


 宴も終わる頃、先生がスピーチのマイクを握りしめながら声を詰まらせて泣いている。

 小生の目からも言いようのない涙がボロボロとこぼれた。隣の同期生や後輩達も同じだったはずである。

 いつの間にか、次回開催へ向けた幹事の一人に小生も名を連ねる事になった。

 

 飾ってあった想い出にもう一枚追加が出来上がった。
 4つ下の実弟も同じ経路を辿っているので、翌日、アルバムを付き合わせながら続きをやった。


 おかげで26年目の笑いと涙と代償は、太ももの鈍い筋肉痛としゃがれ声となって、
 清々しい余韻となって残っている。
 
| 友達の輪! | 00:02 | comments(8) | - | pookmark |
あのCarey bell's "One Day" 映像!
評価:
Eddie Taylor
L+R
¥ 881
(1994-09-20)

JUGEMテーマ:音楽


 ああ〜恐るべし!YouTube!

 あのCarey Bellの隠れ名盤として誉れ高い、

 『My Heart Is Bleeding』

 のライブ音源の映像です!!!

 アイパー大西からさっき届いたメールには興奮で文字がが踊っています!

 何しろ布陣が、ギターにEddie Taylor&Hubert Sumlin、
 ベースはBob Stroger、ドラムスはOddie Payne。

 問答無用『鉄板』のシカゴ・ブルース・サウンドです。


 今夜は興奮して眠れないです・・・。


 


 ついでに只今絶好調のルリー・ベルの若々しさ。
 父、キャリーとの掛け合いです。

 これまたしびれる〜〜〜〜!

 


 ほんでまた、こんな映像までアップしてはります!

 Jerry Roll Kings!

 

 Frank Frost、ハーモニカではなく、キーボード弾いてます。
 もちの論、ギターはBig jack Johnson、ドラムスは先日亡くなったSam Carrだす〜〜〜。

 寝れん寝れん・・・・どうしてくれんねん〜〜〜〜!!

 マッドハープ加藤さん、寝てる場合やないですよ、早起きして観て下さい(笑)


 


 
| ブルース・エトセトラ | 23:00 | comments(10) | - | pookmark |
チヒロとボクでやりました。
JUGEMテーマ:音楽


 現在、我が家は冬の瀬戸内海の潮の香りでいっぱい。

 この件については、また後日にしたためるとしまして、

 6日の土曜日は、予定通りチヒロ君と小生二人っきりライブやりました。

 
 DJ機材を搬入するため、少し早くシカゴロック入り。

 自前のバスドラムも持参。
 実は前週深夜のジャムセッションにて蹴破って破壊したための緊急処置。


 チヒロ君は仕事でギリギリになるだろうと、のんびりとバーテンI君と会話しながら設置準備。

 I君曰く、「今夜も雨の予報らしいよ」と聞かされ、頭痛の種、お客さんの出足が急に気になる。


 そんな雑談の最中、作業着姿のチヒロ君が店に滑りこんできたじゃないですか?

 「お早いお越しで。」

 というわけで、リハーサル時間が出来ました。決め事を設けず、チヒロ君のやりたいように弾いて唄ってもらい、小生が、そこに乗っかって、何か生まれるだろうという魂胆。

 普段なら所帯の多いバンドスタイルでお互いこれまでやってきたわけで、不安がいっぱいなのは隠しようが無い。

 「それもおもろいやん!」と楽観視出来る度胸が、意外に二人には無いことが分かった。


 昨年の夏の第一回目の際は、不安解消のためアイパー大西と江上君に半分助っ人を頼み、お茶を濁したけれど、今回は2ステージ二人っきりでやりましょうとチヒロ君に告げてある。

 チヒロ君もそれを見越してネタ帳持参、譜面台まで要求するという予想外の念の入れようだ。


 出逢った頃を思い起こせば、彼は19歳。指で数えれば、もう20年の歳月が流れた。

 この男の魅力を活字に書き起こすのは不可能である。それくらい難解でつかみ所無く、が故、魅力的なのだ。

 実はずいぶん前からこの編成をボクは心に温めていた。
 ライブやジャムの後、彼が一人遊びでギターをかき鳴らしているのをずっと盗み聞きし妄想していた。


 「こんな感じで行こか?」なリハーサルを済ませ、小生は久し振りにDJ遊びに興じ、お客さんの入店を今か今かと待つ。

 嬉しい事に、常連さん、お久しぶりの仲間達が恐いもの見たさか集まってくれて、「これはライブになりそうや!」と胸躍る。有り難うございました!

 胸が躍り過ぎ、いざ演奏が始まったらボクはとても饒舌になってしまった。普段のバンドスタイルでは、お喋りのインターバルなどほとんど無いので、ここぞとばかりに喋っては演奏を止めてお客さんの失笑を買った。

 チヒロとタカギ

 もっとハチャメチャでも構わないと思ったが、意外にもチヒロ君は真面目に譜面台のネタ帳をめくりつつライブは進行。
 
 チヒロとタカギ

 「3回目も観たい人〜〜〜?」という問いかけに、手を挙げて頂いたので、真に受ける事にします。

 第3回目に向けて、またチヒロ君を口説く事にします。

 チヒロとタカギ
 滅多にない記念撮影を某君に頼む。
 「おい、ボケとるがな(笑)」
 ちなみにチヒロ君は立ってます。ボクは座ってます。


 そのまま駆けつけてくれた『今夜も雨男』池田君、まさかの京都の亀岡から登場のユウゾウ君らと久米君不在のため三木君の仕切りにて、いつものセッションに突入。
 なかなかこちらもいつもと違う新鮮な感じで、「このセットもいっその事バンドにしてもうたらどやろ?」・・・と、新たな魂胆が湧いてきたぞ・・・・ムフフ。
 jamsession

 お開きは、2時前。Iバーテンの予想通り、2週連続のどしゃ降り。雨宿りしながら小降りになるのをを3時過ぎまで爆笑雑談でやり過ごすが、結局自転車・原付組は雨に濡れて帰路へ・・・。

 

 チヒロ君の心が動いたら、またお会いしましょう!

 
| ライブ始末記 | 01:21 | comments(2) | - | pookmark |
チヒロとボクでやります。
JUGEMテーマ:音楽


 コットンの興奮を鎮めようと、今日の帰り道のBGM(この仕事上がりに大きな音で好きな音楽を聴く数十分間は貴重です)には、The Impressionsです。

 言わずと知れたCurtis Mayfieildの在籍したシカゴのコーラスグループです。

 Curtisのファルセットを真似しながら、ハンドルも軽やかです。車線変更もスイスイ。駐車場に着いてからも少し続きをやりました。

 ボクがImpressionsを最初に知ったのがこの曲です。
 中学時代から大好きな俳優マット・ディロン主演のB級青春映画『フラミンゴ・キッド』の劇中のビーチで流れます。

 


 さて、明日(正確にはもう今日ですか)はライブです。

 何度も以前からお報せしていた、
 CHIHIRO&TAKAGIMAN

 ギターとドラムスのみでブルースやります。

 チヒロ君からまた「きんちょーするわ〜」メールが届きました。

 なぜあのチヒロ君が緊張するのか?理由は分かりません。ボクのプレッシャーのせいですかね?

 返信に「とにかく楽しくやりましょ」と肩の荷をほぐしてあげました。


 是非お暇でしたら、チヒロ君の緊張加減を観に来てやって下さい。

 合間に小生のDJタイムも挟みます。いつもと違ってブルースにこだわらずに回してみようかな?(CDですけど)

 
 場所:シカゴロック
 時間:20:00〜
 チャージ:1,500円(ドリンク別)


 ライブ後には恒例のセッションもあります。
 
 
 
 
 

 (追記)

 コットンで思い出した。
 
 ライブが終わった後、ある紳士に呼び止められて、「イガラシさんですか?」と丁寧に声を掛けられた。

 小生にキャラがかぶっている人多いです。

 「ハゲ」「ヒゲ」「メガネ」「太め」「スーツ」
 
 時々自分でも街で見かけて、笑います。

 「イガラシ」さん、誰やったのか気になる・・・。
| 最新ライブ・ジャムセッション情報 | 01:02 | comments(0) | - | pookmark |
Super harp!!!ジェ〜〜イムズ・コットン!!!
JUGEMテーマ:音楽


 自分でも呆れるくらいの方向音痴である。

 本町以北特に梅田は迷う。地下街等もってのほかだ。

 地上を歩けば少しは分かるだろうと思いきや、さらに輪をかけて新しいビルが出来ていたり、あったはずの建物がいつのまにか無くなっていたりするので、詳しいナビゲーターの居ない一人歩きは大いに困る。

 
 昨夜も目的地までのわずかな距離をずいぶん遠回りした。

 仕事上がりに目指す場所は、ビルボードライブ大阪だった。

 以前はブルーノート大阪として親しまれていた。無謀を絵に描いた様な友人の一人は、旧ブルーノートで結婚式の二次会を決行した。披露宴2回分をやったような金額だっろうに・・・。


 それはともかく、お恥ずかしながらビルボードライブと名前を変えて移転して後、初めて訪れる。薄っぺらい財布の中身を確かめれば、なかなか敷居の高い金額だからである。

 前回見落としたため、周りから「なんで見にけえへんかってん?」とやいやい突っつかれたが、今回は、捻出して

 ジェイムズ・コットンの公演。
 

 ブルースファンなら、誰もが知っているハーピスト。

 1935年の生まれだから、もうすぐ御歳75歳を迎える。

 ハウリン・ウルフやマディー・ウォータース・バンドの若きハーピストとして、その後はソロアーチストとして現在まで、Super Harpと称されるコットン節は結論を先に言えば全くもって健在であった。

 ハーモニカに勝るとも劣らないトレードマークだったシャウトは、声を失い聴く事は出来ないが、何故か残念に思わない。
 数メートル先で、どっかと巨体をソファーに埋め、声の代わりに汗吹き用タオルを振り回して、ギタリストやドラマーを煽る姿から、あの独特の濁声が聴こえた様な気がした。

 ジュニア・ウェルズやキャリー・ベルら、同世代で凌ぎを削ったハーピスト達までが旅立ってしまった今、黄金のシカゴブルースを継承し体現してくれるのはもはやコットン一人になった。


 隣の席には、「やっぱり観なあかん」と、仕事を終えて一目散に伊勢から大阪を目指して車をかっ飛ばして来たアイパー大西との帰り際、出る言葉は「凄かった」しかなかった。

 「何が凄かったのか?」と具体性はない。凄いに理由はない。

 バンドが、「す〜〜〜ぱ〜〜〜ぁ、は〜〜〜ぷ」

 と紹介した瞬間、バックステージのカーテンから心もとない足取りで登場、

 「ピーーーーーーッ」と耳にいや身体に響く感覚。

 「もと、とった!!!」心境だった。あとはひたすらに彼の一挙手一投足を見逃さない様に、テーブルに唯一に注文したフライド・ポテトを振り向かない幸せな時間だった。

 去り際、握った分厚い手に、またもう一度同じ様に握る日が必ず来る確信めいたものがあった。

 素晴らしいBLUESを有り難う。
 
コットン&スパン

 帰路のBGMは行きの威勢の良いコットン・バンドをやめて、あえてこのアルバムにした。

 ギターは、サミー・ローホーン、ドラムはサム・レイ・・・心休まる長年の愛聴盤の一枚。
評価:
James Cotton Blues Band
Blind Pig Records
¥ 1,065
(1990-10-25)

| ブルース・エトセトラ | 23:56 | comments(7) | - | pookmark |

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