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秋だから、松田聖子を語る。
JUGEMテーマ:音楽


 
 

 9月最後の一日は、しとしとと雨模様。

 いつも通りのウィークデーに変わりはないが、年の瀬に向けた仕事の発注などもぼちぼちと舞い込んできている。

 ボクはこのブログを書く時に、話題にしない事に決めていることがいくつかある。そのひとつが仕事の愚痴や不満である。所詮、ボクが抱えているその手の話など、取るに足らないものであり、もっと疲労困憊で労働に励んでいる人が多い事は知っている。

 そんな毎日に何か心に引っかかる驚きや出来事を発見するときの小さな喜びは逃さないでいたい。


 先週、修理に出していた発電機が無事戻って来た。心配していた大きな故障は無く、洗浄とわずかな部品交換だけで済んだ。それでも家計にとっては余分な出費であることには違いないが・・・。

 その修理屋さんでのわずかな時間が今週心に引っかかった。

 発電機の故障が分かった時、ガソリンスタンドや自動車修理工場に持ち込んだものの、「ここでは修理は出来ませんね〜」の返答が続いた。エンジンの構造は簡素なのになぜ修理出来ないのか、不思議だった。

 こんなことにもその道のプロがいることを知る。

 ずいぶん前に一度同じ発電機をメンテナンスしてもらったことをふと思い出し、その工場を探し当てた。

 雑然と発電機や工具が散らばる油臭い無人の作業場の呼び鈴を押す。
 階段から駆け足で降りて来たのは、髭面の主人。一見したところ強面だが、症状を説明したところ、矢継ぎ早に発電機についての解説が返ってくる。
 
 その雄弁さに、思わず「ほ〜」と聞き惚れるほどである。

 発電機が如何にデリケートであるか?各メーカー事情から、ホームセンターなどの売りっぱなしの姿勢批判まで・・・。修理したところで何千円かの儲けにこれだけの愛情をよく語れるものだと、感心するボクはただ立ちすくみ、懇切丁寧に言われても理解出来ない専門用語に何度も頷いた。
 ボクはどうやら、暇な昼下がりの格好の話し相手だったのだろう。

 これという手に職を持たずに、給金を頂いているボクにとっては、この人の様な職人は尊敬すべき人である。発電機のことなら任せろという気迫と、まるで子供でも扱うように溢れる愛情を感じるのである。


 
 政権交代が起こって、日本の未来の見通しは不透明である。

 このオヤジさんの一日の儲けは一体いくらなんだろうと、ご丁寧な納品書と請求書と領収書一式を眺めながら値踏みする。


 

 松田聖子を語ろうと思っていたはずが、えらく枕が長くなってしまった。結局愚痴ってしまったかも。

 アラフォーを過ぎて、ますます体力の低下を実感する昨今。自由闊達、疲れ知らずに走り回った青春期を回顧することが頻繁に起こる。

 人並みに恋もし、破れ、訳も無く怒り、落ち込み、一喜一憂していた僅かな時間。


 特に秋は、そんな退行現象を誘発する季節かもしれない。

 一服する為に、戸外へ出ると、狭い路地を抜ける風・・・。今夜もふいにフラッシュバックする映像。


 そう今年も松田聖子である。

 といって当時ファンだった記憶は無い。どちらかといえば中森明菜派だった。

 80年代初頭、アイドルブームの頂点に立っていた彼女は、青春期の原風景に刷り込まれていたのだろう。

 大好きだったビートルズは、正座をして聴いていたが、彼女が歌番組で唄い踊る姿は、夕飯を食べながらぼんやりと眺めていたはずである。

 フリフリのワンピースとトレードマークのあの髪型に八重歯がキラリ。

 その数年後から現在に至るまでの彼女の波瀾万丈をこの映像から見つけ出す事は出来ない。


 今は秋、確かに風は秋色。

 
 
 
| TAKAGIMAN/1968 | 22:18 | comments(6) | - | pookmark |
ライブやります!
JUGEMテーマ:音楽


 少し気が早いが、季節柄テンプレートを衣替え。

 肝心の衣替えにはまだ陽射しがあり、アロハシャツがハンガーにぶら下がったまま。


 ブルースイベントがひと段落したところ、急造バンドのアイパー大西ブルースハープバンドが、なかなか気持ちよく出来たので、アイパーはじめ明里さん、江上君、ベースの太朗君へ、レギュラー化をメールで打診したところ、良い返事が戻って来た。というわけで今後ライブ活動を始めることになりそうです。

 アイパーの直球ハーモニカを全面に押し出したバンドにこさえていこう。

 早速、シカゴロックにてブッキング。

 11月7日(土曜日)19時オープン 20時スタート
           チャージ1,500円


 ブッキングの時、シカゴロックのカウンターで、また思いつきにバンド名をペンで安直に走り書き。

 
 アイパー大西&The Seeds Of Reed
 (業務連絡)メンバー各位、勝手に命名してすみません。
 異議あればただちに変更致します。
 
 
 

 お楽しみに。



 さて、シカゴロックといえば、久米君の姿が深夜のジャムから姿を消してから約3ヶ月。以降の慢性的なギター不足に四苦八苦している。実際、昨夜のギター参加者わずか1名という、悲惨な状態でした。

 久米君、シカゴから帰ってきます。たくさんの土産話とともに。

 帰国ライブをやります。
 久米

 バックを務めるメンバーは以下。

 久米ベル治樹(ギター&ヴォーカル)
 長岡周平(ギター)
 ミシシッピー・リトル・ショーコ(ハーモニカ)
 三木あきら(ベース)
 藤川アキト(ベース)
 Boogie Machine氷上(ドラムス)
 TAKAGIMAN(ドラムス)


 10月3日(土曜日)南森町シカゴロック
           19時オープン 20:00スタート
           チャージ1,500円

 シカゴロック・ホームページ
 http://www18.ocn.ne.jp/~bluesbar/
 

| 最新ライブ・ジャムセッション情報 | 00:26 | comments(6) | - | pookmark |
キャデラック・レコード
JUGEMテーマ:映画


 ほんとに久し振りに映画館へ足を運んだ。

 キャデラックレコード


 前売り券を購入したものの、遅まきながらようやく観た。

 『キャデラック・レコード』
 副題に、音楽でアメリカを変えた人々の物語とある。

 やはり前評判ではEtta Jamesに扮する、ビヨンセ・ノウルズが脚光を浴びていたのだろう。


 幕が開けたストーリー展開は、ブルースの商業化に成功するチェス・レコード創始者レナード・チェスの視点で南部から流れ着いたストリート・ブルースマン達との葛藤を描いた群像劇だ。
 
 単館上映でテレビコマーシャルやプロモーションもほとんどなく、しかも題材が現代ではポピュラーとは決して言えないブルースだから、客入りの方はどうかな?と思っていたが、公開2週間経っても、そこそこに席は埋まっていた。
 客層は決して若くはなかったけれど・・・。

 ブルースファンの間では賛否が分かれるだろうが、ハウリンウルフがそっくりだったことに笑えたし、マディーはもっと女たらしだったはずだっ!とか、ヒューバート・サムリン役の俳優の隣で本人ヒューバートが弾いている(多分そうでしょう)とか、ビヨンセの美声も見所だろう。

 タイトルにある通り、キャデラックに乗る事が、アメリカにおいて成功の象徴であるということだ。
 皮肉にもそのGMは実質破綻した。


 マディーの肉声を聴こう。
 ハウリンウルフもあらためて聴こう。
 リトルウォルターが70年代以降も健在だったらどんなハープを届けてくれたのだろう?


 本家ハウリンウルフと映画版ウルフを見比べなど面白い。
 



 
| 映画の四方山 | 20:10 | comments(0) | - | pookmark |
あまりに夕陽が綺麗だったので・・・。
JUGEMテーマ:日記・一般



 帰社途中の車窓に飛び込んでくる夕陽が綺麗だったので、

 

 思わず、カメラのシャッターを切りました。

 夕焼け



 デスクの卓上カレンダーの残り月も来週にはあと3枚。


 その日付を指折り数えることになるだろう。


 あれこれといろいろあった一週間。もう週末が来た。


 今日も阪神は勝った。熾烈な3位争いから目が離せない。


 今、風呂上がりに矢野選手の背番号入りTシャツに着替えた。今夜の寝間着はこれにする。

 

 

 最近ラジオからホイットニー・ヒューストンの歌声がよく流れてくる。

 往年の天使の様な高音ヴォイスは影をひそめたが、あの頃より胸にグッと迫る。

 46歳になった彼女。全米ナンバーワンの大ヒットだそうである。

 


 

 
| TAKAGIMANの四方山な話 | 00:59 | comments(0) | - | pookmark |
あのカーネルサンダースに会えました!
JUGEMテーマ:地域/ローカル

 ちょっと前の日記に甲子園球場までカーネルサンダースを探しにいった話をした。

 その時は下調べ不足で、影も形も無く、肩すかしを食らった。

 
 今朝眠気眼を強引に起こして、外出準備。

 イベントで大量に出た60本近くのビールの空き缶を分別回収に出したが、ものの数分で置いたはずの電信柱から袋ごと消えていた。缶集めのプロの仕事は速い!

 連休最終日。夏休みが2度来た感じでサラリーマンには嬉しいが、日給月給の仕事人には辛い日程らしい。これは、先日のシカゴロックで、某君が切実に嘆いていた。

 
 行き先は、中之島辺りの川べり。

 先月から続いている『水都大阪2009』なるイベント。
 大阪府と大阪市がタッグを組んで水の都大阪をアッピールしようという企画らしい。

 先月もヤノベケンジ氏のジャイアント・トらやんを市庁舎で見上げたが、今回は家人が大阪市中央卸売市場の朝市があるというで、あらためて出掛ける事にしたのだ。
 ちなみに小生の目当ては冒頭に書いたカーネルサンダースが期間限定で展示されているというニュースを見たからだ。あの85年の狂喜乱舞の道頓堀に投げ落とされた伝説のあの事件だ。高校2年のボクは、もちろんあの暴動には参加出来なかったけれど、阪神ファンの誰もが忘れられない出来事だった。
 24年目にして奇跡的に引き揚げられたカーネルサンダース人形・・・拝まずにはおれない。

 朝10時会場に到着。中之島と言っても、そのエリアは川沿いを東西に広い。東は天神橋の八幡浜エリアから西は四ツ橋の渡辺橋近辺まで、その間にある北浜界隈や淀屋橋など、その昔大阪がまだ日本経済の一翼を東京と肩を並べて担っていた頃はさぞや華やかだったのだろう。


 目当ての朝市が天神橋側八軒家浜船着き場でやっているとの下調べだったが、インフォーメーションでよくよく聞けば、日程を勘違いしていた。というか、分厚いパンフレットの表示が明らかにまぎらわしい。
 
 巨大なゴム製アヒルちゃんが、ポッカリ水辺に浮かんでいる。
 アヒルちゃん

 結局、いくつかの大阪の物産品の試食などのエリアで暇を潰す事に・・・ちゃっかり朝っぱらからクレープひとつ食べてしまった。

 北浜のバラ園を抜け、別名ライオン橋・難波橋を仰ぎ見、中之島公会堂へカーネルサンダースに会いに向かう。この頃には、陽が高く昇り、残暑の蒸し暑さでTシャツは汗でぐっしょり。
 途中、このイベントに合わせてヤノベケンジ氏が制作された稼働前で停泊中『ラッキードラゴン』と遭遇。何でも木津川を下り大阪ドーム辺りまで巡回し、水と火を噴くらしい。
 ドラゴン
 
 到着した市庁舎や公会堂は経費削減か、休日だからか、空調が効いていない。まったくセコい。
 
 中之島公会堂
 ともかく、今日までの中之島公会堂玄関で特別公開されている(まるで、京都や奈良の国宝級待遇やな?)カーネル像の見るも無惨な姿とやっと会えました。
 確かにこうしてあらためて見ると、バースに見立てられても仕方ない気がする。
 想像した以上にやっぱり何の変哲も無い代物でした(笑)

 カーネルサンダース2
 カーネルサンダース

 巨人の原カントクが知らないうちに胴上げされていたが、我がタイガースにもいちるの望みが残っている。クライマックスシリーズ進出を願掛けして引き揚げた。

 明日からは、通常通りネクタイ締めて得意先回りが待っている。
 
 今日もシカゴロックジャムの話を一本更新後、また昼寝。

 この代償は重いだろう。

 
| 旅・街・エトセトラ | 23:43 | comments(0) | - | pookmark |
CHICAGO ROCK BLUES JAM
JUGEMテーマ:音楽

 変な寝方をしたせいか、昨夜ブログを一旦書き終えたあとの寝付きが悪い。黄泉の世界と現世を行き来しながら目覚めた。
 テレビのスイッチを点けると、「そうか、平日なんや?」他愛も無い芸能ネタを垂れ流すワイドショー。こんな毎日見てたら、正常な思考回路に支障をきたすだろうなぁ・・・。そんな事思いながら身支度。
 
 中之島の水都2009に朝市が出るという下調べをしたので、早朝家を出る。例のイベントで連休のほとんどを費やしたので、少し解放されたかった。そのへんの道中もいつものように次の日記で記すつもり。


 そのBLUES BEFORE SUNRISEの後日、シカゴロックに場所を移してジャムセッションライブを用意していたのだ。

 小生の計算では、前夜各バンド持ち時間30分のみの慌ただしい演奏スケジュールは、きっとメンバーには欲求不満がたまるはずだと思った。

 この構想には無理があったかもしれない。

 前夜午後9時に終了、機材撤収後、一部出演者が向かった先は当然酒の席だった。


 一夜明けた午後6時過ぎ、シカゴロックへ到着。まだオープン前なのになぜかカウンターにはお客さんの姿。慌ててDJ機材をつなげ、BGM代わりに好きな曲ばかり流す。
 Jimmy McGriffのオルガンにHot Shot Love、Jimmy ReedやBig Walterを流した後に、Johnny Guitar WatsonやMetersをくっつけると言った具合で全く脈略が無い。
 DJ takagiman

 さて、8時が近づいても肝心のメンバーが扉を開けない。お客さんの人数が多い。2日間とも駆けつけて来て頂いたお客さんもある。
 そんな中、「今日のジャム、欠席します」メールが3件携帯を鳴らす。

 先の酒席がはねた時間を聞けば、午前5時だったそうな・・・。

 結局、この夜集まったメンバーは総勢10人。

 「このメンバーで、やろ!」かくして、BLUES BEFORE SUNRISE BLUES JAMスタート。昨日の余韻をそのままにライブ感覚でお願いしますと伝えた。

 シカゴロックでの普段のジャムは、週末ライブが終わった午後11時頃から2時過ぎまでという妻子持ちには過酷な時間設定だから、その手の人にとっては、家をこっそり抜け出すことは至難の業である。

 明里さんやマッドハープが、ジャムに参加する事もそういうわけで珍しい。

 シカゴロックジャム加藤
 シカゴロックジャム明里
 マッドハープ&明里師匠の練り歩きにひと盛り上がり。

 「なんで、今回のイベントにチヒロ君は出えへんの?」と、何度も指摘をされた。

 彼にも一家の主としての家庭サービスをさぼる訳にはいかず、出演叶わなかったのである。そのチヒロ君も参加。お客さんの要望で「Hoochie Coochie Man」をやっつける。
 しかごろっk

 ショーコちゃんも前夜とは違うバンドスタイルでブロウ。彼女目当てのお客さんも遠路来られていたらしい。 
 シカゴロックジャムショーコ

 お客さんの中には、ジャム目当ての方も含まれていたので、途中から彼らも交えての演奏。
 シカゴロックジャム氷上
 シカゴロックジャムお客さん2
 シカゴロックジャムお客さん

 
 「もうこれ以上、弾けません」という雰囲気を嗅ぎ取り、午後11時半まだ終電に間に合う時間でお開きと相成った。

 今回のイベントにおいての反省点が少し見つかった。

 まず、2日連続に若干の無理があったこと。
 そして、正式な打ち上げの席を設けなかったことである。



 このことをふまえた上で、次回はもっとより良い企画を練って皆さんとお会いしましょう。

         TAKAGIMAN
 

| ブルースイベント『BLUES BEFORE SUNRISE』情報 | 18:35 | comments(0) | - | pookmark |
BLUES BEFORE SUNRISE VOL.3 始末記その5
JUGEMテーマ:音楽

 とうとうその5まで続いてしまいました。

 ここで、レッドハウス及びサムズ・レコードについてのこぼれ話を少し。


 今回会場に選んだレッドハウスは、今の仲間達と巡り合った特別な場所だ。ボクは20代前半、シカゴブルースをやりたい!の一途で通いつめた。某同級生が店員で、毎月第一土曜日にブルースナイトをブッキング。関西圏以外のブルースバンドを数多く観た。いつかこの舞台でやるぞ!という熱意に燃えていた。
 しばらく経って、当時組んでいたJohn The Conuquerorでステージに立った時の緊張感は今もどこかに残っている。その後は、Special Agentsとして隔月のハコバンに採用してもらった。

 一方サムズレコードは、今の様にネット通販など無い時代、インディー系のコアなブルースのCDや入手困難な名盤レコードを手に出来る貴重な場所だった。サムズ社長の叱咤は今もあの頃と変わらないが、ブラックミュージックの普及に30年間頑固に営業を続けている。
 この日も、激安バーゲンの最中で、お客さんや出演メンバーもSAM'Sのロゴ入り袋をぶら下げていた。ボクも大野木氏がライナーを寄稿している某CDを購入。

 と言う訳で、強い個人的思い入れのある場所なのだ。

 
 さて最後、トリを飾ってくれるのはヨシ水野率いる、
 BLUEZ-IT

 Special Agentsでは、岡部キングと凌ぎを削ってくれたYOSHI。ドラマーは、YOSHIのパートナー、けーこ水野。ベースは、若武者三木アキラ。
 ブルースを基本に、ファンク、ソウル、ジャズなど取り込んだスタイルで活動中。

 3人がそれぞれヴォーカルをとるというスタイルも定着した。
 
 ボクも彼らの趣向に合わせてAl GREENを回した。

 YOSHIの音頭取りで、座っていたお客さん全員立ち上がる。
 店内

 「踊ってちょうだい」というサインだ。

 お客さんも素直に立ち上がった。ボクも最前列で踊る用意だ。
 bluez-it

 10本もビールを飲んだという21歳の三木君のベースがブンブン鳴る。お客さんの体がそれに合わせて揺れる。

 この光景です。ボクが待っていたのは・・・。

 演者とお客さんの垣根は、不要だ。ただお互い楽しむ事が出来れば、音楽とはこんなに楽しいものか!

 アルコールは口にしなかったが、立場を忘れ、いちお客さんとして最前列でボクも踊った。隣で同じようにショーコ嬢も踊った。振り返ると、お客さんも踊っていた。幸せな時間だ。
 おかげで、彼らの映像だけ撮り忘れてしまった・・・。


 終了予定時間が迫り、ヨシに耳打ち。
 「いつものEのシャッフルお願い・・・」

 恒例?の『BOOGIE ALL NIGHT LONG』でマイクを握る。アイパーを呼ぶ、マッドハープも呼ぶ、大野木さんも呼ぶ、明里さんも引きづり出す。

 エンディングのフレーズが終わったとき、時計を見たらちょうど終了予定の午後9時に20秒前だった!Mrs.SAM'Sに「お見事!!」の讃辞をもらった。

 
 ブルースを初めて聴いたという人も中には居た。どう感じてくれたかな?
 逆にブルースに造詣の深い人も数多く居た。どう思ったかな?

 それぞれ6組出演者は思い思いに感じるブルースをやってくれたものと信じています。

 ありがとう。

 連休返上で駆けつけてくれた35名のお客さん一人一人と感謝の握手が出来なかったこと、今もって悔やまれます。

 ありがとうございました。

 継続してシリーズ化したいものです。今の気分では、来春頃かな?


 皆さんの容赦ないコメント待ってます。これからの糧にします。


 
 (ところで、抽選会で当たった記念CD聴いてもらってるやろか?)

 

 20日の始末記、これにて筆を置きます。翌日のジャムの模様はまた明日少しお伝え致します。長々ダラダラ書きました。お付き合いありがとうございました。

 
| ブルースイベント『BLUES BEFORE SUNRISE』情報 | 23:27 | comments(2) | - | pookmark |
BLUES BEFORE SUNRISE VOL.3 始末記その4
JUGEMテーマ:音楽

 とっとと書き終えないとこのまま深夜になりそう・・・。やっぱり活字でライブの後日談を伝えるのには、限界がありますね。
 映像で一部をお伝え出来るのが唯一分かりやすい手段です。便利という一方で、怖い世の中でもあります。活字と映像にギャップが出来ないようにもう少し当日の様子を思い出しながら書き進めます。お付き合いのほどよろしく。

 
 続いて、登場してもらうのは、京都から迎えた、
 Junji&the BluesCasters

 実は、企画当初のこの枠には、東京から同世代のブルースオタク、ブルースヂャンキーズを招聘していました。

 ところが諸事情で不参加となり、お声掛けしたのが、Junjiさんでした。

 数年前から何度か京都でご一緒した機会があったことが手がかりでした。二つ返事でメンバーを選んでもらった。ハーモニカに大野木氏を起用するという連絡をもらったときは、「しめた!」と正直思いました。
 大野木氏とは、ほぼ同世代で、昔からぴあなどのライブ情報欄上で気になるお名前でした。ようやく10数年の歳月を経て、気軽に会話が出来るくらいに距離が近くなった。

 代役という表現は不適切である。京都は関西におけるブルースの本場としての土壌がある。
 Junji氏も大野木氏も地元京都では多くの支持者を抱え、活躍されている。『拾得ワンマンライブ』なんてスケジュール、大阪勢にとっては夢の様な話である。

 両氏とも大阪勢のがさつな振る舞いとは対照的に穏やかな第一印象。内に秘めるというか、インテリジェンスがあるのは、ボクの一方的勘ぐりでしょうか?

 ベースは中村百錬氏。実はひょんな偶然の繋がりがあり、すでに顔見知り。ドラムには、急な出演要請だったため大阪代表でBoogie Machineがハモンドから本職復帰。
 キメのあるギターインストあり、シカゴスタイルあり、バラードものありと飽きさせないステージで、30分は勿体無いなぁとかぶり付きで観ながら思う。
 junji&the blues casters

 Junji&The Blues Castersの一部映像をどうぞ。
 ちなみに大野木氏は、自信のバンド大野木一彦ブルースバンドの演奏活動のかたわら、某変名にて執筆活動、ハーモニカ教室など多種多彩です。このブログにも面白いコメントを投げかけてくれます。
 

 

 後半は、バンドスタイル3つ並べました。
 この企画の副題にボクはいつもこう記します。

 『ブルースは、れっきとしたダンスミュージックだ!』と・・・。
 これは決して強制ではなく、ボク自身がブルースを聴くと踊りだしたくなるだけです。

 さて、カウンター前に設置したDJスペースに張り付いていたボクも出番です。今回は即席で、
 アイパー大西ブルースハープバンドを結成。

 大先輩のバッドボーイ明里氏にも快諾をもらった。アイパーとバッドボーイという組み合わせでのライブは、20年近い付き合いの中でも初めての事ではないだろうか?
 アイパーから当日までの課題曲は、ただ一曲のみ。ボクもステージに上がるまで、他に何をやるのか、構成すら知らされず。慣れてはいるが、ここまでほぼ順調にエンディングへ向けて進行しつつある流れを止める訳にゃいかぬ。

 アイパーとは隅から隅まで気心知れているし、明里氏もその点場数が違う大ベテラン。サイドギターのロッキン江上もベースの太朗君も馴染みだ。
 アイパー大西

 何度上がってもレッドハウスのステージは初心に帰る場所だ。ドラムセットの隙間から見る景色は一部壁が新調されたが、昔と変わらない。

 同じ気持ちなのか、アイパーも明里さんもボルテージが上がっている風に背中が見えた。
 バッドボーイ

 唯一の課題曲『Berlin Wall』で、アイパー大西、Billy Branchよろしく練り歩く様子と、明里氏の鬼気迫る顔に注目の映像です。
 
 
 

 この日、残すはあとひとバンド・・・。途中で帰るお客さんも見当たらず、最後までお付き合い下さった35名の皆様とバンドメンバーを交えてのダンスタイムに突入!
 

| ブルースイベント『BLUES BEFORE SUNRISE』情報 | 22:01 | comments(6) | - | pookmark |
bLUES BEFORE SUNRISE VOL.3 始末記その3
JUGEMテーマ:音楽

 始末記その3を書き終えて、ちょっと一服のつもりで横になったら、熟睡してしまった・・・。

 これも歳のせいか、知らず知らず蓄積する疲労回復が素早くなくなった。トホホ。

 このまま記事につきひとバンドづつ紹介を続ければ、いつ始末記を書き終えるのか目星がつかないので、このその3からふたバンド一気に始末しよう。

 ショーコちゃんの情熱的なハーモニカで、幾分温まった会場(その一方、一部お客さんからはエアコン直撃で寒いんやけど?と訴えられました)。次に登場してもらうのは、この冠を付けたイベントに3度とも名を連ねた唯一のバンド、
 BLUE BOOK ORGAN BLUES BAND

 Boogie Machineこと氷上健次率いるハモンドオルガンのフィーチャーした3人組。ギターに岡部キング、ドラムにアンクル西野達弥という布陣。

 一曲20分なんていう曲構成のケースもありえるところ、持ち時間30分でその魅力をどう引き出せるか楽しみだった。
 前回はこちらの強制で正装でキメてもらったが、今回はあえて言わなかった。ところが、楽屋からステージに上がった3人はビッチリスーツに着替えて登場。出演6バンド中、唯一衣装持参だ。
 blue book
 ヴォーカル無し、MC無しに淡々と進行する。例のスピーカーから響くハモンドの音色を初体験のお客さんはどう感じたのでしょう?

 動画をひとつ撮りました。アングルが若干揺れているのは、撮影者のボク自身の体が音につられて揺れているせいです。あしからず。
 神出鬼没のBLUE BOOK・・・、次はいつ見られるんでしょうか?

 
 
  

 続いて3番目に登場はマッドハープ加藤とテキサス南部のコンビ、
 加藤南部スタイル
 加藤南部スタイル
 
 京都在住南部君のアコースティックギターにマッドハープの生ハープが絡むダウンホームユニット。

 マッドハープ氏は読者の方ならご承知の通り、長年各地でハーモニカ講座を開くかたわら演奏活動を続けている。今回の会場レッドハウスが最も似合う人物でもある。
 ボクが駆け出しの頃、この場所で今も変わらぬあの調子にのらりくらりと飄々と声を掛けてくれた唯一の先輩。

 パチパチ・ブギーズでのハードなバンドスタイルも魅力だが、マッドハープ節が体感出来る最小限ユニットでのハーモニカの音色にファンは多い。

 このステージもお客さんの声援に派手に応えることもなく、次の曲の為のハーモニカをリュックからゴソゴソ探す仕草。マッドハープはホントにシャイな男です。

 途中、事前打ち合わせも無く、居合わせたダウンホームな同世代ハーピスト竹野氏、このあと出演予定の京都のハーピスト大野木氏をステージに呼び、ハーモニカ合戦。
 ハーピストを志す人にとって、この手の一種の遊びは快感なんでしょうね?

 マッドハープとMr.竹野のハープ合戦の動画です。
 

 
 演奏が続く間、売れまくるロッキン江上セレクトのワインとシャンパン。連休だからか予想外にみんな飲んでくれます。ソフトドリンクなどは、ほとんど減りませんでした。

 お酒とブルース・・・切っても切れない仲です、そろそろエンジンかかってきましたか?

 加藤南部スタイルを終えて少しインターバル。小生編集のCDR抽選会でフロアとの距離も少し縮まったかな?

 BLUES BEFORE SUNRISE、まだまだ続きます・・・。

 
| ブルースイベント『BLUES BEFORE SUNRISE』情報 | 20:19 | comments(0) | - | pookmark |
BLUES BEFORE SUNRISE VOL.3 始末記その2
JUGEMテーマ:音楽

 さて、BLUES BEFORE SUNRISEのライブが始まりました!

 お客さんも続々と入店。思わぬ人の姿、お馴染みのお顔、お初に拝見する人・・・ホッと胸を撫で下ろして、トップバッターの重役に登場してもらうのは、ミシシッピ・リトル・ショーコ嬢のハーモニカとヴォーカルをフィーチャーしたユニット、
 MISSISSIPPI SHACK
 ミシシッピシャック

 舞台(といっても、わずかの段差ですが)に立つ直前、ショーコ嬢の思わぬ本音を袖にて囁かれました。

 「めっちゃ、緊張してるんですけど・・・」

 ブルースへの情熱と闘志では、ボクも舌を巻くほどのショーコちゃんの口から出た言葉は、新鮮でした。

 その数分後、しっかり力強いハーモニカと唄を聞かせてくれるんですから、ボクが言うのもなんですが、大したものです。
 ショーコ嬢との出逢いはまだつい数年前。ナンバの路上だった。
 ハーモニカを吹き始めたばかりで遠慮がちに演奏の輪に加わっていたことを思うと、猛スピードで彼女が背中を追いかけてきています。

 30分間、相棒ギターの長岡周平とひたすら大好きなブルースをストレートに発していました。お客さんにもその無垢な情熱が、必ず伝わったんではないかと思います。

 このユニットでのライブのお呼びが近々何本か声が掛かっているそうで、ますますフットワーク軽く活動を展開するはずです。

 週末のシカゴロックのジャムにもほぼ完全出席。無くてはならない存在です。

 動画にてご確認下さい。
 後半の男勝りなブロウには、すっかりあの夜のナンバの路上での姿はありません。

 

 
| ブルースイベント『BLUES BEFORE SUNRISE』情報 | 17:41 | comments(13) | - | pookmark |

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