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牡丹と椿を間違うなんて。その4、結論。
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 満腹になって、店の外へ出る。

 日はほぼてっぺんにいる。

 ツバメが頭上を忙しく飛び回っている。見れば一羽や二羽ではなく、方々の軒下のあちこちに巣がある。
 巣作りなのか、早くも雛の餌を探しまわっているのか、胃の内容物を消化する間彼らの動向を追う。
燕
 こんにちは。

 彼とだけ目が合った。



 帰り道は、ダニー・ハザウェイがBGM。
 そのせいか、ポカポカの陽気のためか、助手席の家人(早くから起こしてすみません)はうたた寝を始めた。

 大阪へ入る頃、Jimmy RogersとBig Moose Walkerを真似て一緒の口ずさむ。


 その頃にはもう気が早く、「今晩の食卓は何かな?」と考えたりしていた。


 帰宅後は二、三日そのままにしていた町内会の印刷物の配布に廻る。


 ついでに実家の母に唯一のお土産の大盛りちりめん山椒を半分持参するが、その倍返しのおすそ分けを持ち帰ってくる。

 タッパーには、タケノコの煮物が二人分入っていた。

 夕げは決まった。

 そして結論。
 誰が何と言おうと、良い季節です!

 
 ちなみに椿と牡丹を間違えているボクを嘲笑したのも、
 その母である。



 

| 旅・街・エトセトラ | 22:19 | comments(0) | - | pookmark |
牡丹と椿を間違うなんて。その3
JUGEMテーマ:地域/ローカル


 五重塔の下にて、また記念の一枚。
 五重塔2

 ここが、ほぼゴールらしく、あれだけひしめき合っていた人影もUターンして戻っていく。
 
 杉林2
 ボクは、続く裏道の林道を遠回りして下山。

 杉林
 山肌にある木や草も信仰の対象であるのだろう。


 
 下手ながら数多く収めた牡丹の写真の中から、ピックアップしたものをご覧下さい。
 もしも携帯電話で当ブログを開いている方には申し訳ありません(多分画像は読み込めないでしょう?)
 黄色い牡丹
 真っ赤な牡丹
 白い牡丹
 黄色い品種、深紅の花、真っ白い可憐なものと多種多様。
 「牡丹の長谷寺」と名高い事が納得出来た。

 この似ても似つかぬ牡丹と椿を混同して、過去の日記に堂々と書いたことがあまりに恥ずかしい。

 帰り際一人はしゃいだ亀池。犬や猫好きの人と同じである。亀にまつわる話はずいぶん前の日記にした気がするので、詳細は述べずにおこう。
 亀池
 
 というわけで、あっという間に境内と所蔵の宝物、そして牡丹を堪能し下山。
 

 次の楽しみは、行きがけに後ろ髪引かれる思いで素通りした参道の賑わい。
 焼きよもぎ餅、山菜の佃煮、タケノコ、煎餅・・・。

 
 よもぎ餅
 試食を往復2度したのでよもぎ餅は要らないが、威勢よく始まった餅つきの様子に見物を決め込んでいたはずの参道を行き交う人の財布の紐は緩むのであった。

 ・・・で、試食の誘惑に唯一負けた『ちりめん山椒』を大盛りに値切ってお土産にぶら下げ、少し時間が早いが昼食を取る。何せ山椒独特のあの匂いのせいで唾液腺が活発化したのだ。
 
 昼食
 旬のタケノコ御膳(にゅうめん付き。もちろん三輪そうめん)がボク。相方は、にゅうめん定食(こちらも奈良と言えばの柿の葉寿司付き)。

 

| 旅・街・エトセトラ | 21:21 | comments(2) | - | pookmark |
牡丹と椿を間違うなんて。その2
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 関西二府四県。

 神社仏閣観光なら、京都と奈良がライバル関係にあるのだろう。

 わが町大阪は、あの太平洋戦争にて徹底的に破壊された。古い写真には天守閣だけを残し一面が焼け野原である。
 
 そういう意味では、京都と奈良が今あることは奇跡ではないか。

 京都の華やかな雅と比べ、奈良のそれは、重厚かつ神秘的に映る。長谷寺の歴史もリーフレットを読めば、1,000数百年もさかのぼるのだそうだ。

 牡丹祭り

 
 長谷寺
 

 まずは、壮健な仁王門が出迎えてくれる。
 本尊である「十一面観世音菩薩立像」が別途1,000円で特別拝観期間中。

 長谷寺登廊
 本堂まで続く登廊。
 この道は、小学生の遠足の記憶の中に微かに残されていた。

 その緩やかな階段脇が見渡す限りの牡丹で埋め尽くされていた。満開にそれぞれの色の大きな花びらを開く様子は壮観の一語。

 脇道に逸れつつ、本堂まで辿り着く前に何度もカメラのシャッターを切る。
 牡丹園

 本堂
 ようやく登廊を登り終えた所が、国宝に指定される本堂である。
 本堂2

 本堂からの眺め
 こんなに登ってきたのか?斑鳩の里が一望出来る。記念に一枚。

 五重塔
 本堂から山間に朱に塗られた五重塔がぽっかり望める。次はあそこを目指そう!


 ひたすら、続きます・・・・。

 

| 旅・街・エトセトラ | 19:17 | comments(0) | - | pookmark |
牡丹と椿を間違うなんて。その1
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 飛び石の祝日を普通ならぐうたら寝坊するところだが、数日前からの予定通り平日の目覚ましのベルで飛び起きて急ぎ身支度を済ませる。

 7時半、玄関を飛び出した。今日は晴れそうだ!

 目指すは一路。
 『近くて遠い』奈良大和路。

 長谷寺のぼたんまつり

 長谷寺といえば、地元の小学生なら必ずと言って良いほど列をなして歩いたはずだ。もちろん、当時寺社などにさほどの興味も抱かない年頃にとって鮮明なる記憶はごくごく少ない。

 小生自身、それ以来の訪問となるわけだ。

 別名「花の御寺」と呼ばれているそうだ。桜が散ったこの時期は150種7,000株の牡丹が随所に咲き誇るという。

 ・・・が、どだい我が家の庭に咲いた椿を牡丹と見間違うくらい見識の無い小生にそれをうまく語れる資格を持たないが、当然ながら一目瞭然であった。

 その道中の風景をまた忙しくカメラに収めた。
 全編が個人的な日記になることをご容赦下さい。

 交通量の少ない朝方、快適に25号線を奈良方面へハンドルを握る。BGMはなぜか朝日放送の道上洋三のたわ話。
 途中からは、Lou Donaldson。
 グングン上がる朝日の休日ドライブが何とも心地よい。
 ザ・ナチュラル・ソウル+1
ザ・ナチュラル・ソウル+1
ルー・ドナルドソン,トミー・タレンタイン,グラント・グリーン,ジョン・パットン,ベン・ディクソン

 斑鳩の里、法隆寺(世界遺産)、三輪明神(大神神社、日本最古と言われる神社)などをやり過ごし、9時半には目的地長谷寺に到着した。

 昭和看板
 ここで撮った最初の被写体。
 時間軸がどこかで止まったままの参道の看板である。


 地場物産
 さすがに人影まばらな通りには、地場特産品。
 包丁の方が折れそうな巨大タケノコや山菜類、吉野葛や三輪そうめん。思わず牡丹の事を忘れて値踏みしそうになる。


 
 トボトボ歩くこと約15分、長谷寺が見えてくる。

 駅方面からの来訪者が合流して、すでに門前は賑わいを見せていた。

 
 
 長谷寺とボク
 「さて、入るか!」
 
 総本山とはガイドブックを見れば、
 「真言宗豊山派総本山 西国観音霊場第八番」とある。



 中年趣味と言うなかれ、ひととき遥か千数百年の悠久を体感するべく来たのだ!
 
 ・・・は、ちょっと大袈裟だな。


 いやいやこれがなかなかどうして、心が洗われた気がしたのですよ。

 
 
| 旅・街・エトセトラ | 18:19 | comments(0) | - | pookmark |
定額給付金申請書(請求書)在中
JUGEMテーマ:日記・一般


 ポストを開けたら、一通の封書が投函されていた。

 給付金

 「待ちに待って」いたはずの定額給付金申請書・・・。

 
 小躍りくらいするものかと想像していたが、さほど歓喜も無く、
 
 「あ、やっと来たかぁ」な印象。
 やはりどこかの誰かがおっしゃった通り、「さもしい」と言われたら、喜んですぐに開封出来ないでしょ。

 ぬか喜びする自分の姿を重い描くと、まんまと、買収の策略に乗った気がして、今夜はひとまず未開封のまま冷蔵庫にでも貼付けておこう。
 目をやれば、同じ扉には自動車保険の更新のお知らせも貼ってあることに気づいて、結局はチャラにもならないや。

 あ〜やるせない。

 いっそのこと二人分全額をロト6購入にでも回すくらい投げやりに思い切った使い方もありかな?あ、でも勿体無いなぁ。根性無いなぁ・・・。

 CD購入ぐらいが今のボクには無難ですかねぇ。

 あ〜〜〜〜、やっぱりさもしい。
 そういえば『さもしい』の意味は過去ブログに書いた。
 (参照)
 http://takagiman.jugem.jp/?eid=545
 


 よろしかったら皆さんのスッキリする使い道などご意見参考名案あれば、お聞かせ下さい。


| TAKAGIMANの四方山な話 | 00:07 | comments(0) | - | pookmark |
マスターS山氏は俊足のセカンドだった!?(本編)
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 アール・フッカーをフルボリュームにして、谷町筋を北上する。

 雨はほぼ止んだが、風は相変わらず冷たい。早速買ったばかりのスイングトップが活用出来ることを子供の様に喜んでいる自分が可笑しい。

 天満橋の高架橋を渡り、東天満の交差点を左折、左手に見えるJR東西線・大阪天満宮駅連絡階段の掲示灯を目印に、路地に入る。ほどなく大阪天満宮裏の鳥居と大阪天満天神繁昌亭に出会う。目の前のコインパーキングは、22時からは時間100円。

 コインパーキングの入り口にはいつも通りに、ハウンドドッグテーラーの鉄製立て看板が当たり前に定位置している。
 今宵のライブは、マッドハープ加藤率いるパチパチ・ブギーズらしい。ドラムの助っ人には、中学生のレッテルも不必要なアタカ君の名前がある。

 ラスト近くに差しかかっているのだろう、アタカ君のドラムソロが漏れ聴こえてくる。
 その達者振りを見てしまったら、小心なボクの心はすぐ折れてしまうので、階段上にて想像し聴く。
 
 自転車で到着した久米君らと一週間ぶりの雑談をするうち、ジャムセッションが始まった。

 ジャムセッションの方は、相変わらず時々修羅場になったり、消耗戦だ。新顔の人やお久しぶりの人も参加。堺でライブを済ませた岡部キング、西野一行も加わり、お開きの久米君のMagic Slimのナンバーがエンディングを迎えた時刻はとうに午前3時を指している。

 帰り支度、店じまい同時進行の最中、岡部キングに阪神の試合結果を訊ねたところ始まった数分の雑談が今日の『お題』というわけです。

 カウンター越しのマスター今年還暦のS山氏。この場では具体的理由を述べる事は差し控えるが、「不死身のマスター」としてここに出入りする常連客からは認知されている。

 S山マスター「おい、オマエ、オレは言うとッけど、藤田平おったやろ?あれと和歌山で試合したことあんねんどぉ!」
 
 ボク「あ!阪神の。そういえばあの人市立和歌山商業でしたね?へぇ〜」

 S山マスター「そや!よう知っとんな?でも試合には出よらんかったけどな。エースピッチャーも出てけえへんかった」

 ボク&岡部「なんでですの?」

 S山マスター「温存されただけやぁ」

 ボク&岡部「それ、マスターのチームよっぽど弱かったんちゃいまんの?」

 S山マスター「・・・塁に出たんは、2人や!そやけどオマエ、そのうちの一人がオレやんけ!フォアボールやけどなぁ」

 ボク&岡部「ガクッ!(苦笑)」

 S山マスター「オマエら笑てるけど、わしは、セカンド守って、俊足言われててんどぉ!そやそや!シカゴロッカーズで野球チーム作ろや!」

 ・・・と、40年以上前の話を発端にすぐ飽きたのか、じきに脱線し、いつものあること無いことの猥談に発展していていったのは言うまでもない。
 結局はそこが落ちだ。


 ところで、ブルースへの愛情たっぷりのお店はどこも実際の経営は、困難なようで、昨夜もいくつか知るお店が閉店した、または閉店するという情報を耳にした。

 不死身のマスターの脳天気さがいつまでも続くことを願い、先週末に約束した『シカゴロック』の宣伝をさせてもらう。

 平日は東西プロのブルースミュージシャン、大抵の毎週末はライブと深夜のジャムセッション。ライブの無い日は、ブルースやサザンソウル、たまに昭和歌謡も流れている。
 一度ご賞味あれ。


 シカゴロック・オフィシャル・ホームページは下記クリック!
 http://www18.ocn.ne.jp/~bluesbar/
 
 

 今年のブルースカーニバル大阪会場でも、このチラシを配るS山マスターの姿が発見出来る筈です。
 シカゴロック

 
| ブルース・エトセトラ | 18:53 | comments(0) | - | pookmark |
マスターS山氏は俊足のセカンドだった!?
JUGEMテーマ:音楽


 冷たい雨のあとは、木枯らしの様な突風が吹き荒れた。

 朝帰りの岡部キングと同乗する車窓から、風に転がるポリバケツや看板らしき物体、あげく配達準備中の朝刊が空がまだ白み始める前の路上に散乱していて、必死に拾い集める配達人の姿を目撃。

 たった今、たこ焼きと焼きそばで遅い昼食後、あまりの寒さに先週ホットカーペットを畳んでしまったことを後悔し、仕方なくもう使わないだろうと電源を抜いていたガスストーブを点火する。
 予想通り、グウスカとうたた寝に落ち入り、目覚めたところ。


 昨日そんな土曜日一日を振り返ろう。

 
 最初に目指すは神戸。途中梅田に寄り道し、韓国料理屋でランチ。
 向かいの席に陣取る韓国の人らしき男女は、昼下がりからサムギョプサルとマッコリで宴会中。
 辛いチゲと石焼のおこわを注文して待つ間、横から漂う美味しそうな匂いと時々日本語に混じって飛び交うハングルに何度も視線が飛ぶ。

 今回の神戸行きも、季節に一度立ち寄るショップに取り置きしてあった品を引き取るため。

 お客と店主の枠を超えてすっかり意気投合しているので、会話する合間に新商品を物色する。

 ちょうど今の時期に活躍しそうなスイングトップを試着して、即、のちの会計へ回す。

 店構えは、ガチガチのウェスタンやインディアンジュエリーのショップという訳ではなく、さらりと街で使えるセレクトだから気安い。
 
 インディアンジュエリー
 ジュエリーも魅力的な新作が並んでいた。
 見せられるだけでなく、身につけてみたら欲しくなるが、なかなか財布の紐は緩まないものもある。

 ブーツ
 LuccheseやTony Lama、Don Quijoteのブーツは手に入れれば一生もの。
 http://www.lucchese.com/
 http://www.tonylama.com/en/
 http://www.donquijote.it/eng/index.html

 給付金がもっと早く懐に転がり込んでいたなら、もうひとつくらい何か買っていたかも・・・。

 
 帰りは遠回りして、一年前まで住んでいたマンション裏の博多ラーメン屋が恋しくなり、立ち寄る。
 相変わらずの繁昌ぶりと威勢の良い掛け声と変わらぬ味に何故かホッとする。

 私たちが退去したあとの部屋の窓からは、当たり前だが灯りが漏れていた。


 帰宅後の時計の針は、とっぷり就寝準備の時間だが、身支度もせず一人、再び梅田方面へハンドルを握る。

 シャッフル欠乏症にどうやら陥ったらしい。

 BGMは、アールフッカー。気持ちよい。

 ブルーギター〜チーフ / エイジ / USAセッションズ 1960-63
ブルーギター〜チーフ / エイジ / USAセッションズ 1960-63
アール・フッカー

 
 

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| 旅・街・エトセトラ | 18:01 | comments(0) | - | pookmark |
本日は、TEARDROPSな気分なり!
JUGEMテーマ:音楽


 nick holt

 只今、上のNICK HOLTの野太い声を聴きながらカチャカチャとやり始めました。

 明日は全国的な雨模様の予報ですが、春の気持ち良さを満喫する色んな手段のひとつは、ドライブでしょうか?

 窓を全開にして、好きな音楽を爆音で疾走する爽快さ。

 隣の車線の視線も気にせず、大声で悦に入る。

 本日の気分は、MAGIC SLIM率いるTEARDROPSになりました。

 そのTEARDROPSが来日するというのも、そんな気分にさせた理由のひとつです。
 ただ、大阪から遠くは、青森のブルースフェスティバルのステージ。

 その慰めに、朝は、下の96年作『Scufflin'』
 一発目からの疾走感が、最後まで息つく暇も無く押し通され、まさに目覚めのハンドルを軽やかにしてくれるには最適だ!
 ドラムをかじっている性か、信号待ち停車中の右足は、ついついペダルを踏んでる気分・・・。車間距離に注意。
 Scufflin'
Scufflin'
Magic Slim & The Teardrops

 某あのギタリストは、迷う事なく青森まで馳せ参じるのでしょうなぁ。


 teardrops
 この結束力と徹頭徹尾貫かれるそのスタイルの潔さ。

 あらためて、言うまでもなく格好良い『バンド』です。


 そして、シャッフル欠乏症気味の自分にも今日は気づかされた。


 おっと!今流れ始めたのは、Tyrone Davisのナンバー「Change My Mind」踊りたくなってきたぁ!


 
| ブルース・エトセトラ | 22:57 | comments(0) | - | pookmark |
裸で何が悪い!
JUGEMテーマ:日記・一般


 今朝一番に携帯を買い替えた。
 
 携帯

 実におよそ6年使い込んだ骨董品を新調した。

 その傷だらけの愛機を胸ポケットから出して見せたら、受付のおネエちゃんがちょっと驚いて目を丸くした風にボクの目には映った。

 そのおネエちゃんとの問答がしばらく続く・・・。

 「どれか、お決まりの機種はゴザイマスか?」

 「いやぁ、これといってないなぁ、どれが今売れてんの?」

 「こちらが、よく出ていますが、あいにく全色品切れで」

 「あぁ、じゃぁ在庫にあるお薦め適当に見繕ってよ」

 「少々お待ち下さいませ」

 おネエちゃん、しばらく裏へ消える。


 「ワタシはこちらが、お客様にはお薦めですね」

 「ふむ・・・」

 ゴールドの携帯を指差された。ボクのイメージはゴールドか?

 ・・・と迷う必要等は元から持参していない。要は、電話とメールと時計代わりにさえなれば事足りる。

 価格表と期間サービスと貯まりに貯まったポイントの説明を一通り聞いて、推薦された商品と手打ち。

 それにしても、この手の機能進化やサービス向上に敏感な人には感心する。
 電話以外の役割がこれほどまでに必要なものか、と相変わらず時代遅れな感覚はちっともぬぐえないのだ。

 だから6年も愛用した道具なら普通は特別な感情(捨て難かったり、名残惜しかったり)が湧いても不思議ではないのだろうが、びた一文浮かばない。

 それなのに、もしも今携帯電話の無い生活を想像したならどうだろう?

 これは、困る。確実に困る。
 不安で仕方がないだろう。
 仕事もすばやく進まないだろう。
 友人との連絡方法はどうしよう。

 こんな小さなプラスチックにボクの生活は右往左往するのだ。

 今日ボクの胸ポケットに引っ越してきたこのゴールドの携帯電話にこれからどれだけお世話になるのだろう。

 相変わらず、漏れなく付いてくるあの分厚い『取説』に、早くも尻込みしている。
 


 早速起動した画面の下には、自動的に文字ニュースが流れた。

 「SMAPの草なぎ剛、公然わいせつで逮捕」

 この携帯と未来のいつかおさらばする時、このニュースの事を憶えているかな?




| TAKAGIMANの四方山な話 | 21:59 | comments(0) | - | pookmark |
「きょうは、ぜんぜん、あきまへんなぁ」
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 (今日のタイトル)
 雑踏の中、耳に飛び込んできた誰かの呟き。

 独り言か誰かに投げかけられた台詞かは不明だが、聞こえた方向へ首をやる。初老いやもうけっこうなお歳だろう、洋食焼きと割り箸を手に歩くテキ屋のおばちゃん。

 手持ち無沙汰か、二、三軒隣の同業者から夕食用に調達してきたらしい。
 その道中に彼女が発した切実な溜め息をどうやらボクは耳にしたようだ。

 ボクが雑踏にまぎれている場所は、大阪造幣局脇を流れる大川沿いを煌煌と照らす露店の列。
 いつの間にか仕事帰りに訪れることが春の恒例となっている、
 造幣局の『桜の通り抜け』

 川沿いの桜はもうとっくに散り終わり只の街路樹に変身してあり、風情も何も無い。主役の造幣局の方も残念なことにほぼ散り始めといった具合。

 月曜だったこの時間に続々と門をくぐるのは、近隣の企業からのサラリーマン達が同僚を伴ってくるのがほとんど。

 底の見えない大不況の真っただ中に、そりゃあサラリーマンやOL達の財布の紐は硬いのだろう。
 露店

 露天商の呼び込みも投げやり気味に空回りして聞こえるのはその為か。

 まるで人ごとに書いたが、ボクも必要最小限の出費にとどめ、今年最後になるだろう桜見物。

 しっかりカメラを持参して、真横の警備員が拡声器で怒鳴る「立ち止まらないで!」を無視して、照らし出されるたわわに咲く花びらを探した。

 桜2
 桜1

 モッフル
 一体何軒あるのか見当もつかない露店にも流行り廃りがあるものだ。
 今年初めて目にした、『モッフル』

 ワッフル風のお餅か?ちょっと気になる。


 ベビーカステラ
 いつも帰り際は、ベビーカステラを頬張りながら、橋を渡ると決めている。が、例年同じ場所に店を構えていたベビーカステラのテントが無い!
 慌てて引き返しベビーカステラを探すが、アンパンマンカステラばかり。仕方なく待ち客の居ない気合い不足の露店で500円分買う。こちらもパッケージは、ちょっとあれと似ています。
 仕上がり具合も予想通り。そんな不満「おっさん、中まで火ぃ通ってへんやんけぇ」も空腹には勝てず、地下道を潜って、大阪城が見える頃にはほぼ完食していた。


 

 ついでに大阪の春の夜を貼っておきます。

 水都

 砲兵工廠
 今春、マイブームの砲兵工廠と大阪城です。


 

 それはそうと、さもしく、当てにしていた定額給付金!

 わが町は、4月下旬頃に書類が届く(だろう)という曖昧さ。
 まずゴールデンウィークには給付は間に合わない!
 
 立腹。

 くれるんやったら、はよ、ちょーだい!


 
 

| TAKAGIMANの四方山な話 | 22:16 | comments(0) | - | pookmark |

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