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『ロジョウ』の記録。シリーズその2。
JUGEMテーマ:音楽


 『ロジョウ』シリーズ・・・。

 ここに対する思い入れは、小生のみならず、参加した面々にとってもそれ以上に深いものではないか?と勝手に思っている。


 ゆえに、長々と書いてしまう事になることをあらかじめご理解下さい。

 なにしろ、その場に偶然居合わせたある方が、10年も経って、その時の思い出をメールで語ってくれたのです。嬉しいという単純な言葉しか見つからない自分が情けないですが、拙い演奏の垂れ流しだったにも関わらず、記憶に留めてくれていた事は、感動せずにはいられません。

 
 前記事にて、『ロジョウ』を成立させる原動力だった、発電機が「御釈迦」になってしまった。

 「さ〜て、どうする・・・」

 おかげでライブハウスなどでの演奏にもほとんど興味を持たなくなっていた矢先の出来事・・・。

 高価な発電機を再購入するしか手立てが無いことは判りきっていた。


 しばらくして、痺れを切らして踏ん切りをつけたBOOGIE MACHINE自腹のどでかい発電機が導入された。
 これを期に、固定少数メンバーにて活動するという、形態に『ロジョウ』は転じる。

 BOOGIE MACHINE組には、岡部キング、アイパー大西ら、(のちタカサイトウが加わり)、ゲットーパンチ(岡部キング命名。実は初代も存在することは余談)に発展。

 小生も遅れて自腹にていくつか機材を揃え、SPECIAL AGENTSにてロジョウ演奏開始。

 栄チヒロ率いる面々、京都を根城にしていたUNCLE-T.BLUES BANDも、京都三条京阪ロジョウへと分裂した。98年頃か?

 最も行動力があったゲットーパンチは、梅田阪急横歩道橋下に進出。のちに、増え始めるロック系バンドらとの激しい場所取り合戦の始まりともなる。
 難波高架下
 画像は、深夜の演奏終了後のゲットーパンチだろうか?

 難波高架下演奏
 99年9月の日付が写真にある。

 この季節の演奏にはビールとダンスが不可欠だった。


 観客インドネシア人
 なぜか常連さんもどこで音を聞きつけるのか、気づけば姿を見せる。
 そういえば、彼らもいつも阪急側で寝そべって最後まで聴いてくれた。


 演奏に関係の無い小生も居ても立ってもいられず、観戦に出向き、踊り、チラシ撒きを手伝い、トラブルの際は真っ先に処理に駆けつける日々。

 難波高架下ゲットーパンチ

 ゲットーパンチの集客ぶり、盛況ぶりは羨ましく、内心実は対抗心でメラメラ燃えていたのです。

 ゲットーパンチアイパー岡部
 

 
 まだまだつづく・・・。
| ブルース・エトセトラ | 13:56 | comments(2) | - | pookmark |
『ロジョウ』の記録。シリーズその1。
JUGEMテーマ:音楽


 さて『ロジョウ』の記憶を残された写真から手繰り寄せながら、書きます。当時を知る人がここにいるならば、嬉しい。

 現在、小生もそうだが、その場の風景を収める手段はカメラであるが、おおよそ小型で軽量のデジタルカメラが九分九厘でしょう。不必要なモノはその場にて消去。現像する必要も無く、パソコンの画面で確認し、三次元化される肌触りに乏しい。
 ところが、わずか10年さかのぼれば、まだフィルムの時代な訳で、ここに掲載する何枚かの写真も全てがそれである。

 現像されて手元に届くまで、出来の不安と期待の時間が、写真の醍醐味であったはずだ。
 撮影者の家人も当時は、『ロジョウ』に仕事帰り、習いたての一眼レフカメラ片手にパチパチと勝手に試していたのでしょう。

 被写体となっていた私も含めた仲間のツヤツヤした笑顔は、微笑ましくもあり、また恥ずかしい代物です。正直、それなりに年齢を重ねた証拠品だ。

 
 突然届いたメールの添付画像の日付は10年ほど前の99年当時だと思われ、その頃の写真を中心に引っぱりだしてきた。

 その前に、まずは『ロジョウ』の発端を薄らとある記憶から思い起こしたい。間違っていたならその頃を知る方、ご指摘下さい。

 93年か94年か、梅田ナビオ阪急横断歩道あたりに端を発する。

 知り合ったばかりで当時20歳そこそこのはずの岡部キング(まだこの頃は、キングのあだ名は無い)が、自前の発電機と機材を持ち出し、地元の仲間達とバンド演奏し始めた事が最初の筈である。

 まだ路上演奏といえば、長渕剛や尾崎豊系の弾き語りや、ジャズ系、ブラスバンド系が多かった。

 その噂を聞きつけ、なかば便乗した形で、ナビオ前に仲間が集った。いわゆる入れ替わり立ち代わりのセッション形式で輪が広がった。

 95年のある晩、10人以上の警官隊に取り囲まれ、曾根崎警察に連行という事態が発生し、やむなく撤退、難波の住友銀行前歩道に転じた。
 ここにその頃の風景と思しき一枚を掲載しよう。


 96年12月の日付がある。ベースは今やプロジャズベーシストとして活躍中の東ともみ嬢も常連参加者だった。
 http://www.geocities.jp/basstomomi/
難波高島屋
 被写体のメンバーは、ギターに長岡周平&岡部キング、ベースはそのともみ嬢、ドラムはどうやら小生と思しい。
 背景には、機材搬入用に大活躍した初代ブギマシン号の軽ワゴンが鎮座する。

 
 今思えば、青二才の拙い演奏の連続だったろうに、雨の日はブルーシート持参でしのぎ、蒸し暑い夏の夜も、凍える真冬の晩も、狂ったように仕事帰りに集まる日々が始まったのです。


 ところが、その後、岡部キング所有の発電機が激しい酷使により、演奏中に火を噴くというあわやの惨事に見舞われ、一時的に『ロジョウ』撤退を余儀なくされた。

 そして、しばらくして事態は急転するのです。


 続く・・・。

 

| ブルース・エトセトラ | 12:50 | comments(0) | - | pookmark |
梅田、阪急、歩道橋下、午後9時。
JUGEMテーマ:音楽


 チェックをおろそかにしていたパソコンのメールボックスに、
 一通のメールが届いていた。

 添付画像付きのメッセージを開いて、思わず歓喜の声を上げて、家事の最中の家人を大声で呼ぶ。

 ここにある一枚の画像。
 差出人の方によれば、約10年前のスナップだという。

ゲットーパンチ

 その現場に、大概お邪魔した私の記憶は瞬く間に甦る。

 メールのメッセージには、「約10年ほど前、梅田歩道橋下の路上演奏をカメラに収めたものです。」とある。
 なにげないネット検索の途中、私のブログに辿り着き、その時の記憶を思い起こし、直接メッセージを頂いたと言う訳だ。

 その画像には、自筆の記名があるから、敢えて言うまでもないが、約10年前99年頃と思われる若い彼らの澄まし顔に破顔した。
 この4人は、『ゲットーパンチ』と名乗り(のち東京から移住したタカサイトウも加わる)、別働隊の『チヒロクインテット』、『スペシャルエイジェンツ』と持ち回りでロジョウ演奏、最も集客力と成果があったとは本人達の弁である。
 
 ちなみに京阪三条土下座像前には、『アンクルTブルースバンド』が、天王寺歩道橋にも『キャデラックベイビー』が発電機に点火していた。

 この一枚によって忘れかけていた記憶が走馬灯のように押し寄せて来ている。


 『ロジョウ』

 約15年前からそこに関わった仲間にとっては、
 一種の合い言葉か呪文の如き言葉。


 このブログでも、ことあるごとに取り上げてきたし、小生のプロフィールにも大袈裟に主張したし、実際に一昨年頃までは手を替え品を替え繰り返していた。
 現状、大体に想像がつく事情により、中断して以降久しくなって、合い言葉的な存在として機能しなくなってしまった。


 とにかく、『ロジョウ』には、悲喜こもごもなエピソードが、山積みにある。幸いというか、我が相方は当時毎日その現場でカメラのシャッターを押し続けていた張本人であり、自宅のアルバムは整理不能な状態。

 郷愁に浸るつもりはないのですが、その頃の僅かな時間の事を今10年経って、思い起こしてもらった差出人の方には、

 感謝の言葉以外見つからない。本当に感動しているのです。


 この画像に感化されて、段ボール箱に埋もれたままだった写真の山から、何枚かピックアップして、その頃を振り返ってみようと思い立ちました。

 懐かしいなぁ、と思った当時の皆さん、ロジョウは撤退しましたが、みんなは元気ですよ!

 
 (余談)

 画像、右下の少年。この時分はベースを担当。

 数年後、プロミュージシャンになったと風の便りに聞き、去年の今頃、朝のローソンの有線や某テレビ番組のエンディングテーマ、FMなどでよく彼の歌声を耳にした。
 http://www.tick.jp/index.html

 

 というわけで『ロジョウ』シリーズに乞うご期待!?
 

| ブルース・エトセトラ | 11:41 | comments(0) | - | pookmark |
あれから1年経ちました。
JUGEMテーマ:日記・一般


 転居して、丸一年。

 早かったのか、遅かったのか・・・。
 ttp://takagiman.jugem.jp/?eid=362

 ともかく、衣食住に不自由を感じる事も少なくなり、ほぼ規則正しい生活を営んでいる。

 ちょうど1年前、段ボール箱の隙間で寒さに震えたことも、今では思い出となった。

 風呂釜は壊れたまま、水道栓のほとんどが緩んでいたり、とにかく普通の生活に落ち着くまでにずいぶん苦労したよなぁ・・・。

 そんな昨日、運悪く、町内会の班長に指名される。

 向こう三軒両隣、幼い頃から可愛がってもらった地元の人ばかりだから、そりゃぁ断れない・・・。
 前班長のおばぁちゃんは、実家のすぐ隣のたこ焼きと駄菓子屋さんだった。
 1個10円の小さなたこ焼きや、当てもん(1等くじはあらかじめ抜いておいて、商品は後に別売りしてることも子供ながら薄々感づいていたが)、チューチューにプラモデルやカードなど、ツケで買わせてもらっていたもんなぁ。

 転居前の賃貸マンションでは、5年半の間に一度も近所付き合いどころか、名前すら知らないまま過ごした。

 今は、早朝からお迎えさんの植木に水をやる音で目が覚めるし、路地裏の夕飯支度の匂いはウチにまで漂ってくる。
 大音量でブルースも流せないし、友人とのどんちゃん騒ぎも慎まなければならなくなった。
 そんな疎ましく思う事も多いが、人の営みとは元来そういうものだ。

 ひとまず愉快に暮らしている。

 
 越してきた最初の朝食は、何ともわびしいものだった・・・。
 朝ご飯


 冷蔵庫には2通のお祝い事の招待状がマグネットで貼付けてある。

 春が、本当に待ち遠しい。

 
| アーカイブ日記集 | 23:30 | comments(2) | - | pookmark |
ウィリー・スミスのスティック。
JUGEMテーマ:音楽


 もうすぐ、このブログってもんに足を突っ込んで4年になろうとしている。

 御陰さまで、たくさんのブルース愛好家の人達と交流を持てた。彼らの情熱から得たものはとても大きい。その反面、知識と思い入れが薄っぺらい自分自身を痛感することしばしば・・・。

 

 今夜はちょっとブルースヨタ話をお題にしよう。

 まぁ、ブログのサブタイトルにもあるように、『自称ブルースドラマー』と名乗っておきながら、ドラムの話題が殆ど無い事は、ちょっと通して読んだ人ならすぐに感づかれることでしょう。

 こんな私でも、大好きなブルースドラマーは数え出したらきりがない。

 ジミー・リードなどのドラマー、アール・フィリップス
 ハウリンウルフなどの、サム・レイ
 マジックスリムの、ネイト・アップルホワイト
 バディー・ガイなどの、ジェリー・ポーター
 アルバート・コリンズの、ケイシー・ジョーンズ
 サンズ・オブ・ブルースの、モーズ・ラチューズ
 オディー・ペイン
 ティモシー&ラリー・テイラー兄弟
 ウィリー・ケントの、クレオ・ウィリアムスも大好き!
 言わずもがな、フレッド・ビロウテッド・ハーヴィーもマストだ。

 花形楽器のギターやハーモニカとひけを取らないくらいにそれぞれが個性的で、独創的なビートを刻むから面白い。

 『面白い』というのが、肝で、技術的に上手いと少しニュアンスが違う気がする。

 勝手な解釈をすれば、ブルースドラマーという定義があるとしたら、そこだろうか?

 
 ・・・で、上に漏れた一人の典型的なブルースドラマーを今夜は取り上げた。

 もしもシカゴ・ブルースをこれから聴こうという人なら、避けて通れない巨人の一人が、御大マディー・ウォーターズ。熱心な愛好家でも、巡り巡ってここに戻る。

 その御大を支えるバンドはどの時代も素晴らしい布陣と勝手に位置づけたい。

 理想型として常に頭に思い浮かぶのが、70年代のマディー・バンドだ。

 ドラマーはギョロ目がトレードマークの、
 
 ウィリー・スミス
 
 

 足のつま先から、頭まで、体全部でシャッフルする彼のドラミングを観ているだけでも愉しい。

 マディー抜きでのメンバーでの音源も、難しい事を考えたくない時、今も小生のヘビーローテーションのひとつなのだ。
 Luther's Blues
Luther's Blues
Luther "Guitar Jr" Johnson

 Life of Ease
Life of Ease
The Legendary Blues Band

 このシリーズの国内盤CD化は朗報!買わなきゃ!
 マザー&サン
マザー&サン
マディ・ウォーターズ・シカゴ・ブルース・バンド


 ちなみに余談をひとつ。

 ずいぶん前に、彼が来日公演のドラマーとしての大阪でのライブを観戦した際、ライブ会場前に仲間で機材を持ち出して、路上演奏で出迎えた事があった。
 会場入りするバスの窓から笑顔で応えてくれた。

 ライブ中に折れた彼のスティックを拾った某仲間から譲り受けた。なぜか先っちょだけが折れていた安物のスティックは、当時、宝物のように飾っていたと思うが、長く放っておいたままだった・・・。昨夜は背中を掻く孫の手の代用品に使用した。
 スティック

 でも、その時もらったサインはCDボックスにキチンと飾ってある。
 ウィリースミス

 

 
| ブルース・エトセトラ | 23:58 | comments(6) | - | pookmark |
お、おばぁま・・・せ・・・・?
JUGEMテーマ:ニュース


 こんな日和を『三寒四温』というのでしょうか?

 つい何日か前、汗だくで洗車をしたことが嘘のよう。

 
 今週のニュース画面を占拠するのは、わが国財政を司るあの人の映像。

 笑っちゃいけないが、国政にいる人のあんな醜態は初めて。故横山ノック師匠でもせいぜい選挙カーの中での出来事だった。

 案の定、某動画サイトでその一部始終が全世界に配信中。

 おかげで、再び国会は無用な空転状態で、一層国民置き去りだ。
 ヒラリー長官の来日や麻生総理のロシア訪問といった国益に関する動向もすっかり影が薄くなる有様・・・。

 今週の小生の頭の中は、あの映像と音声がループして困る。特に答弁途中のあるフレーズがツボに入った。

 これ。
 「お、おばぁま・・・せ・・?」

 「オバマ政権」と言いたかったんですね?
 不謹慎にも年末のM-1なにがしよりも笑わせてもらった。


 一方同日にはもう一人、日本人が世界に配信された。
 村上春樹氏です。

 ノーベル文学賞受賞も近いと言われる。
 
 本を読む習慣のほとんど無い私でも、彼の初期の小説やエッセイは何冊か読んだ気がする。

 イスラエルが選出する文学賞『エルサレム賞』の授賞式に出席した際のスピーチ。
 
 下の動画は、ニュース用に適当に編集されたもので、全ては伝わらないが、是非全文を検索して見て下さい。
 内容の善し悪しは私には軽々に判断出来ません。が、前者の政治家とあまりにも対照的な日本人の姿だった。

 ちなみにこの演説のタイトルは、
 「Always on the side of the egg」だそう。


 氏は、演説の中で自身を『法螺吹きのプロ』と名乗っている。

 私も以前の日記で、知ったかぶりの法螺を書いてしまったので、一応訂正します。

 ホラその1。
 http://takagiman.jugem.jp/?eid=530

 正月早々にホラ吹いていました。
 誰がどう見ても、そこにある赤い花は、『牡丹』ではなく、『椿』ですよね?




 ホラその2。
 http://takagiman.jugem.jp/?eid=547

 人工衛星ではなく、どうやら金星の輝きだそうです。皆さんも是非晴れた夜空を見上げて下さい。日没後西南西の空に光っています。ちなみに明日20日の宵の明星が一番光が強いという情報ですが、天気が心配ですね。

 
| TAKAGIMANの四方山な話 | 20:56 | comments(0) | - | pookmark |
ウグイスとメジロ。のつづき
JUGEMテーマ:地域/ローカル


 日をまたいで、つづき。

 心肺機能と筋力の低下は、近頃始めたウォーキングで自覚している。ナンバの街を歩いているのと変わらない格好は、今歩くこの山道を舐めている。
 
 場面は、展望台を目指す二人。

 相変わらず、空はスッキリとしないが、ひたすら登りで上着の下はじっとりと汗ばんでいる。

 展望台への道しるべは朽ちて、何しろ我々の先に行く人影も無く、分かれ道では迷いそうになる。

 ・・・と、急に視界が空だけになった。

 枚岡山の展望台にどうやら辿り着いたのだ!

 「うわ〜っ!」と感嘆の声を同時に上げる。

 眼下に広がるわが町、大阪。
 展望台
 私の撮影技術では、その全容を切り取れないけれど、遠くは天保山の向こうの大阪湾、大阪城あたりのビル群、晴れたら万博辺りも見通せるだろう。
 大袈裟ではなく、大阪平野のほとんどを見下ろしている気持ち良さ。一服の煙が染みるが、「そんなもん吸うから、ぜえぜえ言うのよ?」と全うな間の手。

 予想外の達成感を味わって、肝心の梅園までの道中のあることも思い出した。

 今度は、ひたすら坂を下り、ようやっと梅園が見えた。時すでにお昼を指す。二度目の感嘆の声を発する。

 ずいぶん遠回りをして『枚岡梅園』に到着。
 喫煙の影響で漂う咲き始めの梅の香に鈍感だが、早咲きは満開に近い。
 しばしカメラ片手の撮影会。
 梅園

 梅と空
 
 梅02

 梅01

 朝、咄嗟にむすんだおにぎりが、おいしい。

 食べながら、梅に群がり蜜を求める鳥を追った。


 梅に鳥ときたら、ウグイスに違いないと必死にレンズを向けたが、散歩の初老が孫に
 「は〜い、○○ちゃ〜ん、ほらメジロがいっぱい!」と教えている。

 確かに「ホーホケキョ」と鳴かない。
 ・・・が、羽毛はいわゆるウグイス色なのだ。

 「ん〜〜〜」と悩んでいると、別の家族連れが、「ほ〜ら、ウグイスや〜」とかく乱するではないか・・・?
 
 枚岡神社

 その答えが頭に渦巻きながら、隣の枚岡神社を通り、帰りは山道を通らず、額田(ぬかた)方面へ戻る。なんと行きの5分の1ほど息も切れずに僅か15分。

 あっけない。
 
 枚岡神社燈籠

 明日以降の膝やふくらはぎのダメージを想像しつつ、麓の瓢箪山の商店街をついでに散策。
 想像以上に生活感溢れる賑やかさで少しビックリ。

 瓢箪山稲荷

 長い商店街の中ほどにある瓢箪山稲荷神社。


 

 思いつきがすっかり、ぐったり。疲れを癒すべく、いつもの銭湯で湯につかる。まだ日の射す露天風呂は、この上ない幸せです。

 
 ところで、ウグイスとメジロの顛末は、実家の図鑑で即、答えが出ました。

 危うく早合点して『梅に鶯』なんてタイトルで今夜の日記を書くところだった。
 
 メジロ
 メジロ02
 正体は、メジロです。

 そう言えば、目の周りの模様、バッチリと白い。
 

 
 
| 旅・街・エトセトラ | 00:09 | comments(2) | - | pookmark |
ウグイスとメジロ。
JUGEMテーマ:地域/ローカル


 前の前の前の総理が今頃、カメラの列に追いかけられ、ナントカ劇場の再演か?とお騒がせだ。
 発言うんぬんなどどちらでもよく、その目線が我々に向いている事を切に望むが、甚だ疑わしい。

 とにかく、未曾有の不景気が日に日に我が身にも接近している不気味を実感しているのだ。


 そんな不安感を一掃するべく、今日の休日も外へ出る。

 リンゴ
 早起きし、長野から届いたばかりの訳ありリンゴを朝食に、前夜の炊飯器に残った白米を昼食用に握り飯に仕立て、お馴染みの行き当たりばったりに表へ出た。


 まだ路面は、生温い雨に濡れている。西の空は少し明るく「この分なら大丈夫」、晴れるだろう。

 先日、坂の町「石切さん」を歩いたことを長々書いたが、続編と思って下さい。

 
 前回の訪問地「石切」の隣町は、奈良への街道も伸びる国定公園を持つ。
 額田(ぬかた)〜枚岡(ひらおか)〜瓢箪山(ひょうたんやま)エリア。足腰丈夫になる坂の街。

 ちなみにこの山肌に、しばらく元エイジェンツのハーピスト・アイパー大西が住まいを持っていて、根無し草に暇を持て余した数名(ほとんど私だが)が夜な夜な『たむろ』した(あることから、自ら溜め息ブラザーズと名乗っていた)。
 狭い坂の途中に朝まで路上駐車したことはずいぶん前の事・・・。

 
 いくら行き当たりばったりだと言っても、この地を目的地に定めた理由はひとつだけある。

 『枚岡梅園』

 実家のトイレに貼ってある地元信用金庫のカレンダーの2月の絵柄に取り上げられていたからなのだ。

 そんなきっかけなど家人には黙って付き合わせる。

 午前中早く、額田に着く。ここから枚岡公園を梅園まで歩く事にした。朝から雲は依然重く、思ったよりスッキリしない。

 さて雨上がり早朝の公園内はほとんど人影なく、家を出る前にネットで出力しておいた公園地図も忘れ、表示板と道標が頼り。

 最初に出くわしたのは、暗越街道(くらがりごえかいどう)の石碑と松尾芭蕉の歌碑。
 「菊の香に くらがり登る 節句哉」とある(意味は無学にてよく分かりません)。

 ちなみに調べてみたら、この先にある暗峠を越え奈良の春日大社へと繋がり、古代、大阪となら平城京を結ぶ最短路として利用されたそうだ。
 大阪高麗橋から玉造〜今里(石碑がある)〜東大阪の御厨(みくりや)、そしてここ枚岡の暗峠から生駒山を越え、奈良盆地へとつながっていくという今も険しい街道である。
 松尾芭蕉
 暗峠

 ・・・で、そんな『歴史街道を行く』的気持ちなどはなから無く、早咲きの梅に少し春を感じられれば、ほぼ目的達成だったはずが、『滝』や『橋』や『展望台』などの案内標識に導かれ、軽装のまま、山道に逸れていき・・・、息は切れ・・・、休み休み・・・と、梅までの道中をカメラに収めてみました。

 滝

 小さな滝が、ありました。芭蕉も見たのでしょうか?


 豊浦橋

 その滝から見上げる、変哲もない鉄橋。古の旅人は、この険しい山道を昼夜問わず歩いていたと思えば、視点も少し変わろう。



 リュックにトレッキング姿の山歩きの人とすれ違う度に、自然に「こんにちわ〜」と言葉を交わす。
 坂はキツく、濡れた斜面で時々滑り、これくらいの山道にくじけそうになる気持ちを爽やかにしてくれる。
 登山道


 苦しいこと(これくらいを苦労と言うな)を乗り越えれば、良い事もあるものだと、このあと味わう単純な小生の一日をもうしばらく続けます。
 

 
| 旅・街・エトセトラ | 23:04 | comments(0) | - | pookmark |
大阪的風景の消滅と再構築の是非。
JUGEMテーマ:地域/ローカル


 堅いタイトルですが、内容はいつもの通り思いつき。

 今日は、週のど真ん中の休日であり(近くに街宣車が出動している)、早くに起きたもののどこへも出掛けず、なおかつ独り。

 朝から記事に書いたジョニーB.ムーアの唄とギターがほぼエンドレスで流れる中、消音したテレビ画面は新生真弓タイガースの練習試合。
 
 で、少し前から頭にあった話を何となく思い出しながら、月の記事本数稼ぎ狙いです。

 
 ・・・・・
 嫌な話ばかりがニュースになる中、昨日の大阪のニュースは少し明るい話題。

 橋下知事就任1年目に出た大阪の財政黒字報告。
 単に府の規模が圧縮されただけという穿った見方も出来るものの、血税の無駄使いにもほどがあるというもので、10年以上続いた赤字財政からの脱却は彼の公約が身を結んだと好意的に府民としては捉えたい。(なにしろ、私よりも年齢が下というのですから)

 雑多な街並、箱モノはお世辞にも計画性があったとは思えない。圧倒的に緑も少なく、お陰で夏は沖縄の気温より暑い。

 現在大阪経済の中心地中之島周辺(私にはあまり縁の無いエリアですが)の再開発真っただ中だ。川沿いは新線建設に伴い造成中で、囲いの中に重機や資材を見る事が出来る。

 その一貫か、大阪のシンボル的存在に数えられる、
 フェスティバルホールが、年末に閉館した。

 四ツ橋筋を梅田に向えば、誰しもの目に飛び込む昭和趣味な壁のモニュメントは、親の世代に訊ねれば、私は知らないその昔まだ大阪が経済・文化の発信地であった象徴だと教えてくれる。

 古いアルバムを開くと、土佐堀川に架かる渡辺橋越しにフェスティバルホールを背にフレームに収まる幼い自分がいる。
 写真の下に、「長沢純、美容ショー、1970年」と記されている。

 「誰やそれ?」
 「スリーファンキーズの人やん!人気あってんでぇ」
 「ブルーコメッツも観てる」らしい・・・。
 もちろん記憶にあるわけが無い。

 大人になって何度か外タレミュージシャンのコンサートに行ったと思うが、いつも外から眺めるばかり。

 先日、土佐堀通りを走行中、壁に小さくこんな風に書いてあって、ようやくその閉館の事実を知ったくらい。
 フェスティバルホール

 『50年ありがとう』


 某大物テレビに出ない最後のミュージシャンは、ラジオでよくこう言っているのを耳にした。
 「フェスティバルホールの音響は日本一です。」

 何年後かに建て替えられる予定の高層ビルの中で、再オープンするという。

 形あるものは必ず壊れ、そして再構築されていく、何もこれに限った話ではなく、世の常ではあるが、
 新しく誕生したモノが、「なるほどぉ、こうなったかぁ!」と街行く人の心を豊かにし、他の街とは異なる「らしさ」の登場だったなら、
 みんな納得するだろう。

| 旅・街・エトセトラ | 18:38 | comments(0) | - | pookmark |
Johnny B. Mooreの復活映像!
JUGEMテーマ:音楽




 

 昨年21歳になるのを待って、念願のシカゴ長期滞在修行したベースの三木クンからの情報を拝借、転記させてもらう。

 当方ブログにおいても、何度も取り上げさせてもらった、ブルースマンの復活映像がYOU TUBE上にアップされている。

 Johnny B. Moore

 リーダー作以外にも、サイドマンとして、多くの音源を残し、その寡黙な佇まいは、一見頑固な職人風だ。
 私の周りのギタリストの多くには、そのストイックな気質に心酔する者数多い。
 ジョニーB

 現場のライブを目の当たりにした当時20歳そこそこだったチヒロ君も岡部キングも10数年経った今だその時の興奮を時々語る。
 
 好きさが幸運を招き、彼のサイドギターの役目をもらったこともある某ユウゾウ君も映像を見て歓喜に涙するだろう・・・。

 この記事を書き出す前、シカゴ土産に録音してもらったJohnny BのMDを探しまくった。

 ジョニーB
 
 他にも何本かある動画からは、いろいろと感じてしまうが、

 そこにはジョニー・Bが、もう一度ギターを弾き、唄っている。
 その姿をブルースファンと共有し、祝福したい。

 

 
ジョニーB
 岡部キングはもうすでに観ているだろうか?
 チヒロ君とインターネットは無縁ですね、誰かインターネットカフェにでも招待してあげて下さいな。

 亀岡のユウゾウ君、久し振りにレスポール、ケースから出して、
 『Turn on your love light』一節どうや?

 


 三木君へ、情報ありがとう。

 Johnny B. Mooreを知らない方は下記My Spaceにて視聴出来ます!
 http://www.myspace.com/johnnybmooreblues

 My Spaceに、
 Johnny B Moore is Back とある!!

 

 
| ブルース・エトセトラ | 12:25 | comments(2) | - | pookmark |

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