暑〜〜い!!
本日の昼下がり、蒸し風呂の勤務先の倉庫前。
見上げれば、天高く燦々と夏の太陽・・・。
数日前の梅雨空には、散々に文句を言っておいて、手のひら返しに『暑いの〜』。いい加減なものだ・・・。
昼食は途中のコンビニで目に止まった弁当を手に取った。
『亀田の夏祭り チャンピオンとったるぞ!弁当』長っ!
とうとう弁当まで出たか〜。
今、スポーツで最も視聴率を稼げるのは、彼だけだな。
三兄弟といえば、ダンゴでも田村でも無く、亀田である。ライバルは叶姉妹ぐらいか?(最近真ん中の妹も出てきたし・・・)
いや、これに親爺さんまで加わるから、亀田に軍配だ。アニマル浜口や横峰さくらパパも怯えている事だろう。
その長兄、興毅の世界王座決定戦が迫っている。
ボクシングを知らない人は、「え!チャンピオンじゃないの?」と勘違いしていまいか?
ちょっと前の『ガチンコ!』の続きと思っている人もいるかも?(テレビ局も一緒だし)
・・・で、ボクシング通には賛否両論のこのボクサー。ジムの大先輩で世界タイトル防衛日本記録の『カンムリ鷲』具志堅用高氏も批判したし、渡嘉敷氏も苦言を呈している。
小生もボクシングが大好きなので、両氏に賛同する部分が多いのは確かだ。
これまでの対戦相手の実力云々と揶揄されているが、アマチュアでの圧倒的実績やきちんと東洋大平洋の王座も軽々獲得している訳で、この階級の日本人選手では突出しているという事も事実だろう。
8月2日の世界王座決定戦で、一定の評価が下る。
ところで、現在の関西ボクシング界は過去稀に見る隆盛を極めている。
フィリピンの英雄ウィラポンを倒した長谷川選手、王座返り咲きを果した徳山選手、先日史上最速でチャンピオンになった名城選手。
亀田選手は正確には現在は東京のジム所属だが・・・。
私の中での大阪のボクサーといえば、やはりこの3人だ。
渡辺二郎、赤井英和、そして辰吉丈一郎だ!
渡辺二郎は、追手門大の日本拳法部から転向してチャンピオンに登りつめ、WBA、 WBCの統一王者になった天才だ。(引退後、塀の中に入っちゃったが・・)
赤井英和は言わずもがな。母校・近畿大(実家の近所)体育館での世界戦、壮絶に散った再起戦、意識不明になって開頭手術後、出演した『ノックは無用!』での哀れな姿。
今の氏を誰が想像出来ただろう?
そして、辰吉選手(まだ現役である)。亀田選手と比較されるのだろうが、私はそれには『待った!』をかける。
亀田選手のビッグマウスやパフォーマンスには、多分に演出・デフォルメが垣間見えるが、辰吉選手の場合は『ほんまもん』だろう。
岡山での武勇伝の数々や、体から出る殺気は、亀田選手のように黄色い声援が送られる代物ではない。
何度か守口あたりで、『ジョー』の愛車とすれ違ったり、京橋の大阪帝拳前で見かけたが、ちびりそうになる。
そういえば、高校に入った頃、バスケットを続けようか迷った時、大阪帝拳に見学に行こうと思い立ち、ジムの前まで行ったものの勇気が無かったな〜。
↑ウィラポンにはとうとう勝てなかった・・・。99年の夏、最後のウィラポンとの世界戦。大阪ドームの3階席から遠くに映る、7ラウンドで崩れ去る辰吉の姿を観て、ボロボロ涙がこぼれた事を思い出す・・・・。