<< ナンバと梅田のアルバム。その1 | main | ナンバと梅田のアルバム。その3 >>
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| - | | - | - | pookmark |
ナンバと梅田のアルバム。その2
JUGEMテーマ:音楽


 『ロジョウ』

 を辿る旅に唯一残されている素材は、当時の写真しかない。


 まだ携帯電話も持っている人の方が稀であり、ましてやインターネットの普及もスタートしたばかりで、デジカメやYouTube、Googleなんて存在していなかったのではないか?

 実際、ライブ情報などの検索は、本屋にあるぴあや、ブルース雑誌もレコード屋にいくつか並んであった。

 アマチュアのボクたちのライブの集客方法と言えば、もっぱらがスタジオやレコードショップ、楽器屋などに手製の手書きフライヤーを貼ってもらうお願いに出向いたり、結局は友人知人を頼りにすることで、ライブハウス側から科せられたノルマをなんとか達成する具合だった。


 ブッキングを取っても、この一連の作業のわずらわしさにとうとう根を上げてしまったボクたちに一筋の光が差し込んだ。

 それが、ロジョウという手段であった。

 東京方面のブルースバンドが、ロジョウで人を集めているとか噂で聞いていたのもあった。

 いち早く岡部キングが、自前のバンドでナビオで演奏していると聞きつけたのもその頃である。

 ここからどういう経緯でそうなったか曖昧な記憶しか残っていないが、ともかくロジョウがスタートしたのである。

 
 当初は、ジャムセッション的で、固定メンバーではなく入れ替わり立ち代わりの演奏という形式だった。

 拙い腕を棚に上げて意気込みだけは、人一倍あった気がする。

 「ブルースを知らない人に聴かせるんや!」


 他に発電機・アンプ持参の大音量で演奏する路上演奏者などまだ物珍しかったのだろう。

 通りがかる人が、立ち止まる光景がポツポツと現れる。


 今までライブハウスの限られた時間とツテで集まった知人相手に演奏していた風景はどこにも無い。


 家路へ急ぐ人が、立ち止まる。


 なんと素晴らしく、気持ちの良い光景だろうかと・・・。(もちろん関心の無い人、耳を塞ぐ人、からむ人が大多数ではあったが)


 95年の曾根崎警察一斉検挙事件(10数人の警官に取り囲まれ、曾根崎警察に連行、写真撮影・押印を強要される)で、ナビオ前から撤退。

 
 キタがダメなら、ミナミやないか?結論は早い。


 ミナミ、なんばへ移動する。

 ミナミのシンボル、高島屋前(厳密には隣の住友銀行軒下)が主戦場に決まった。


 ここでどれくらいの月日を費やしたのかも、記憶にも記録にも乏しい。数枚写りの悪い写真がアルバムに残っているのだが、96年の日付がある。


 もちろんロジョウが公に認可されている訳ではない。様は不法行為だ。

 住友前の軒下から南海なんば駅に向かう通路の辺りまでが、いつの間にか人垣で埋まってしまうという事態になった。これもきっと物珍しさが手伝ってのことだろうが、事はそれで済まされなかった。

 公権力の再登場である。

 「この軒下は、住友銀行の土地である」

 最もな理由である。

 しかしこちらも諦めない。

 次からは、ひっくり返って軒下に向かって位置取りをする。


 こうして不定期にロジョウが固定化していく訳だが、ここまではボクの記憶だけが頼りで明確な記録は残っていない。他のメンバーに聞けば、話も変わってくるかもしれない。

 ロジョウの固定化に伴って、このあとメンバーも固定化していくことになる。


 そのきっかけは、『発電機爆発寸前事件』である。

 徹底的に痛めつけた岡部キング保有の小さな発電機がついに悲鳴を上げてギブアップしたのだ!

 もしも爆発していたら、新聞沙汰になったかもしれない。


 この事件を境に、ロジョウは思わぬ方向へ向かうことになる。


 メンバーの固定化が、バンドへと成長していくのだ。


 それを真っ先に先んじてスタートさせたのが、岡部キング、Boogie Machine、アイパー大西を中心にしたメンバーである。
 のち彼らは『ゲットー・パンチ』と名乗って、馬鹿でかい露天商が使うプロ使用の発電機を引っさげて、ロジョウに復帰をする。

 なんば高島屋側から、バス停広場へ移動。またキタは梅田阪急百貨店とJR大阪駅を結ぶ横断歩道の陸橋下へも進出。
 機材もグレードアップ、PA、スピーカーが登場。


 さて、先を越された我々も手をこまねいてはいられない。

 小生も自腹で発電機、スピーカーを購入、貰い物のPAも積み込み、当時組んでいた『SPECIAL AGENTS』でロジョウ活動を開始、
 
 栄チヒロ率いるメンバーは、『チヒロクインテット』を名乗り活動。

 京都の『アンクルTブルースバンド』も三条京阪土下座像前で活動開始。


 仲間が集った『ロジョウ』は、こうして数年後には形を変えて、各バンドが対抗心メラメラに再開するのである。


 もうライブハウスのノルマの事など誰も気にしなくなった。

 ここがステージだと、自然に思う様になっていく・・・・。


 
 この辺りから、記憶を記録がつじつまを合わせてくれる。

 我が家のアルバムに大量に残る現像された写真である。

 現在は小生の家人に収まった彼女の一眼レフカメラで撮影された。

 

 画像はゲットーパンチ。岡部キングとアイパー大西。

 
 その3からは、そんな大量に残された写真を素に『ロジョウ』の日々を回想、検証していこう。

 
| ブルース・エトセトラ | 22:31 | comments(0) | - | pookmark |
スポンサーサイト
| - | 22:31 | - | - | pookmark |
コメント
コメントする









CALENDAR

S M T W T F S
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031 
<< July 2020 >>

RECOMMEND

RECOMMEND

RECOMMEND

RECOMMEND

RECOMMEND

RECOMMEND

Troubles
Troubles (JUGEMレビュー »)
John Embry & Sylvia

RECOMMEND

RECOMMEND

RECOMMEND

RECOMMEND

RECOMMEND

RECOMMEND

RECOMMEND

RECOMMEND

Chicago's Young Blues Generation
Chicago's Young Blues Generation (JUGEMレビュー »)
Billy Branch,Lurrie Bell & Sons of Blues

RECOMMEND

RECOMMEND

RECOMMEND

RECOMMEND

RECOMMEND

RECOMMEND

RECOMMEND

RECOMMEND

Good Houserockin'
Good Houserockin' (JUGEMレビュー »)
Brewer Phillips & Ted Harvey

RECOMMEND

サン・オブ・ア・ガン
サン・オブ・ア・ガン (JUGEMレビュー »)
キャリー&ルーリー・ベル

RECOMMEND

SELECTED ENTRIES

CATEGORIES

ARCHIVES

RECENT COMMENT

watch

facebook

天気予報


-天気予報コム-

本棚

MOBILE

qrcode

LINKS

PROFILE

SEARCH

SPONSORED LINKS