DJ KOOICHI / RED HOUSE を挟んだ会場は、端から見ていても、賑わっていると感じましたが、どうでしょう?
次に控えているのは、京都を中心にいやもはや最近では大阪での活動も盛んな、
大野木一彦ブルースバンド
キーボードの紅一点大谷さんは、ジャンルを超えていつもどこかでその名を目にする活躍ぶりだし、当の大野木氏も個人的な活動も引っ張りだこである。
大野木氏のブログでも少し触れていたが、同年代であり、バンドの活動時期やバンドの構成まで昔から似通っていた。故に、京都と大阪で無言の対峙をしていた時期も漠然ながらあったかもしれない。
縁の繋がりはひょんなところで始まるもので、あっという間に一緒にステージをやったり、企画をしたり、長電話も時にはしたり、特に昨年の今頃は頻繁に重要な案件について毎日の様にやり取りをしていたなぁ。
活字や知識量は、土俵入りせずとも不戦敗で軍配があちらに上がるが、それは致し方ない。
そういった経緯があって、氏の持つ『BLUES愛』に共鳴している。
このイベントのラインナップには、もはや外せない欠かせない。なぜならその気迫が、伝わるからである。ボクにではなく、聴衆にである。そんな見えない要求が客席を見渡せば分かるのだ。
ハーモニカをたしなむ人なら、息を飲んで見ているし、ボクみたいなのは、ゲラゲラと笑いながらすぐ傍で揺れている。
メンバーでウッドベースのZEEさんとは、20年以上の付き合いだとどこのライブ会場でも途中紹介する。全幅の信頼が置けるバックアップしてくれる存在がいることは、大野木一彦ブルースバンドがこれまでもそしてこれからも長生きする事だろう。
ギターがこちらも長年連れ添った三島氏からバッドボーイこと明里氏に変わって、バンドの質がよりシカゴサウンドへ傾斜した。これは自然な事です。シカゴ・ハーモニカ・ブルース好きには、堪えられない選曲もスイング、ロールする橋本氏のドラミングによるところが大きい。
特にこの夜は、サプライズなたった一曲の共演が更に熱気溢れる雰囲気に巻き込んだ。本人のブログでもここを力説している。
東京から同じハーピスト佐々木聡子が、飛び入りで呼び込まれたからだ。
彼女とは、大阪のボクたちも数年前まで幾度も顔を合わせていた仲である。彼女は当時大学生で、ハーモニカを習っていた。講師は、このイベントにも何度か出演してもらったマッドハープ加藤氏である。
加藤教室からは、アイパー大西も卒業しているから、アイパーと聡子は同門ということだ。
只今、聡子は(ごめんね、呼び捨てで)、東京方面で活躍中なのだ。大阪時代の控えめな彼女がどこでどうなって変化を遂げたのか分からないが、ハーピストとして急上昇株だと耳にしていた。
勿論大野木氏もその事を知った上で、彼女を関西のみんなに紹介する意味でもステージにきっと上げたのだろう。
相撲に例えるなら、横綱に小兵力士が立ち合いに頭からぶつかる様な気迫溢れるブロウに、太刀持ち役の明里氏も思わず化粧回しを外して、土俵に上がり、三つ巴決戦の様なシーンが展開されて、砂かぶりの桟敷席は、座布団が舞うやんやの喝采であった。
それを見守る大谷さん、橋本氏も普段見せる事のないような笑顔であった。
オマケ。
岡部キングが先んじてやった「大野木コスプレ」ボクもちゃ〜んと持参。似てるか似てないかは別として・・・。会場にももう一人現れていた事を付け加えておこう。(大野木氏いじり元祖は、彼だというのがもっぱらの噂である)
さて、残すは、2つのバンド。
共に本企画初登場である。
一気に駆け抜けます!