<< I'm Just A BAD BOY | main | DJANGO UNCHAINED(ジャンゴ 繋がれざる者) >>
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| - | | - | - | pookmark |
Spring is Here!
JUGEMテーマ:日記・一般



 更新がほぼ一週間近くも止まってしまった・・・。


 特に年度末ゆえにバタバタと忙しく動いたとかそういう訳でもない。

 夜中になれば、むっくりちゃっかりパソコンの画面に向かって、facebookやらで見えない相手とのやりとりに時間を使っただけである。


 新しい年度への抱負なり気持ちも新たに記すべきところだった。

 つい、3ヶ月前には新年の朝を迎えたばかりだが、その時に覚えたピリッと身の引き締まる清々しい感覚と、この新しい年度替わりに抱く心の動きは明らかに異なる。

 寒かった(今年は例年以上だった)長く閉ざされた冬から一変する春の眩しい陽射しに合わせるかの様に、一斉に開く桜色の花びら。

 そんな並木の下を新入生や新社会人がお揃いの恰好で緊張でぎこちなく歩く。


 前途洋々と見える彼らもその数日前には、

 同時に別れというものも経験している。


 幼なじみ、親友、同級生・・・必ず訪れる別れの日も時過ぎてようやく実感するものだ。

 それは同時に新たな出逢いの瞬間も迎える日でもある。

 人に限らず、新たな土地、職場などに舵を切る人も多いだろう。


 それらを取り巻く全ての環境、緊張しない者は、よほど肝の座った人だ。

 
 ボクなんか、そういった環境変化がもっとも苦手である。

 



 3月のいつだったか、いつでも会えるだろうと、ご無沙汰していた地元の幼なじみ(幼稚園・小中高と同じ)から、転居のメールが入った。

 結局、「達者でなぁ!」的な返信だけ送ったきりになってしまっている。


 
 ボクは、春が来ると毎年立ち寄る場所がある。

 高校時代には、何度もその前を通った気がするが、気づきもしなかった。

 存在自体が消されていたのだろう。

 目立った案内板すら当時から無い。


 縁あって、30歳を間近に控えた春に再びこの地に舞い戻る事となった。

 要するに定職に就いたのだ。



 あれから15度目の春。

 今年もここに咲く桜を眺めた。

 
 『真田山陸軍墓地』


 
 いつもなら一人で5分ほど朽ちた墓標に頭を垂れて回るのだが、

 今年は珍しく母と歩いた。

 所用の時間までに少し間があったので立ち寄ったのである。


 後部座席に座る母に、

 「真田山墓地行った事あるか?」


 実は母にとっても、この地はボクと同じ10代の3年間縁深いのだ。


 手っ取り早く言えば、母校が同じなのである。

 母は、昭和14年の生まれだから、昭和30年に同じ門をくぐった計算になる。

 ちなみにボクは昭和59年になる。


 母は、今で言えば北朝鮮の生まれで、

 戦後命からがら帰国したのだ。

 その道中で、実の妹を亡くし、かの地に葬った話を昨日の事の様に話す。

 終戦と同時に襲って来たソビエト兵の横暴など耳にタコが出来るほどに幼い頃から聞かされて育ったが、ボクは学生時代に教師からそんな事実は、ついに最後まで教えられなかった。


 

 ・・・脱線するので、話を戻す。


 「陸軍墓地?知らんわ・・・。」

 母は言う。


 母も訳あって、15の春に大阪にやってきた。

 香川県高松の田舎町からである。


 「高校出してあげる」

 母は、見た事もない大都会に送り出された。

 きっと満開の桜を見上げる様な余裕などあるはずも無く、不安いっぱいに見知らぬこの土地に戸惑った事だろう。



 「知らん」という母を伴って、陸軍墓地に入る。


 以前から何度もこの墓地に関する成り立ちなどは、書いたので割愛するが、

 やはり今年も身の引き締まる想いだ。












 戦争を実際に経験をした母に、ボクがこの墓地の経緯を説明している図式はおかしなものだ。

 
 もちろん大阪の観光案内などにこの場所の明記などきっと無いだろう。

 有志方が、墓守をされている。

 


 
 桜を見て綺麗!と声を上げ、あとは仲間とのどんちゃん騒ぎも良いだろう。

 ところが、咲く場所が異なれば、こんなに悲しくも映る。


 桜は散り際が、美しいという人もいる。

 
 きっとそこには、向かい合わせにある生と死を象徴的に投影しているからだろう。



 校門などには、必ず立派な桜が待っている。


 
 儚さなど微塵も無い。


 その樹にいよいよ別れを告げる日、感じるのだ。


 

 またまた親バカな余談だが、

 3歳と3ヶ月になった息子が、この春から最年長組に進級した。

 3月の末には、一年分のお絵描き帳やアルバムをごそっと持って帰って来た。


 幼稚園なら、まだ最年少さんの年齢だが、当園の方針だそうだ。

 5〜6歳の子供達と朝の8時半から夜6時半頃まで一緒になるのだという。


 「大丈夫かいな?」と両親は気を揉むが、

 彼は、もう園でもすっかりのベテラン選手。

 何せ、生後3ヶ月から通っているのだから、ころころ入れ替わりの激しい保育士さんよりも内実に詳しいのだ。


 ただ、この春に彼もひとつ別れを経験した。

 少しあとから入って来た仲良しのK君が、別の保育園に移ったそうだ・・・。


 悲しいとか、寂しいとか、まだ口にはしないが、きっと思うところあるだろう。

 ひとり離れて行くK君の方が、もっと寂しいかもしれない。


 皆さんの春、何が訪れましたでしょうか?












 
 

| TAKAGIMANの四方山な話 | 22:16 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
スポンサーサイト
| - | 22:16 | - | - | pookmark |
コメント
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://takagiman.jugem.jp/trackback/1279
トラックバック

CALENDAR

S M T W T F S
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      
<< March 2019 >>

RECOMMEND

RECOMMEND

RECOMMEND

RECOMMEND

RECOMMEND

RECOMMEND

Troubles
Troubles (JUGEMレビュー »)
John Embry & Sylvia

RECOMMEND

RECOMMEND

RECOMMEND

RECOMMEND

RECOMMEND

RECOMMEND

RECOMMEND

RECOMMEND

Chicago's Young Blues Generation
Chicago's Young Blues Generation (JUGEMレビュー »)
Billy Branch,Lurrie Bell & Sons of Blues

RECOMMEND

RECOMMEND

RECOMMEND

RECOMMEND

RECOMMEND

RECOMMEND

RECOMMEND

RECOMMEND

Good Houserockin'
Good Houserockin' (JUGEMレビュー »)
Brewer Phillips & Ted Harvey

RECOMMEND

サン・オブ・ア・ガン
サン・オブ・ア・ガン (JUGEMレビュー »)
キャリー&ルーリー・ベル

RECOMMEND

SELECTED ENTRIES

CATEGORIES

ARCHIVES

RECENT COMMENT

watch

facebook

天気予報


-天気予報コム-

本棚

MOBILE

qrcode

LINKS

PROFILE

SEARCH

SPONSORED LINKS