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I'm Just A BAD BOY
JUGEMテーマ:音楽





 『BAD BOY』

 出だしのギターフレーズから、すぐにそれと分かるシカゴブルース史に名を残す古典である。


 この1955年録音のミディアムシャッフルブルース、ジャムセッションなどでも取り上げられることもしばしばだ。

 そして必ず喝采の拍手を浴びる。

 特に派手な曲でもなく、ブルースに求める価値観が異なる人が耳にしてもピンとこないかもしれない。


 ボクにとっては、この曲を唄う主、

 Eddie Taylorは、

 唯一無二の存在だ。


 ブルースを知り、足を突っ込んだ頃には、残念ながら若くして故人となっていて、本人名義から幾多のミュージシャンのバッキングですぐにエディーだと分かるギターに酔いしれたのは、残されたレコードと希少な映像のみであった。

 先ほどと重なるが、ソロブルースギタリストに共通する搾り上げる(スクィーズ)様な表現方は少ない。

 が、そこには、まぎれもないブルースがある。



 彼のバイオグラフィーは真偽ともかく、検索すれば事細かく記載されているのでボクなどが記す必要もない、エディー・テイラー。

 1923年生まれというから、今年生誕90年。


 ミシシッピの生まれだ。

 農場労働などを経て、他のブルースマン達と同様にシカゴを目指し、北上する。


 この道中で出逢ったJimmy Reedとのちにあの数々の名曲をVee Jayに記録することになるのだ。


 自己名義曲『BAD BOY』は、その合間に収録されたもの。

 彼の代名詞は、通常ならシングルヒット曲『BIG TOWN PLAYBOY』とするところだが、この『BAD BOY』も彼を装飾する意味ではうってつけとなった。



 
 ブルースミュージシャン達は、愛称や芸名を名乗る場合が多い(この流れは、現在のヒップホップなどにも通じるか)。

 現在"TAKAGIMAN"なんてヘンテコな名前を名乗らざる?えないようになってしまったけれど、ボクも肝心要の腕を磨くよりも先に、そんなことばかり考えていた時期があった。


 実際に身近な先輩ミュージシャン方も「ほ〜〜〜」というネーミングで覚えられ、呼ばれていたりした。


 ボクが二十歳、「ブルースを聴いている」という理由だけで、ドラムとバンドを同時に始めた時、そんなニックネームを持つたくさんのブルースミュージシャンのライブ観戦に足しげく出向いた。

 

 そんな人物の一人に今回の日記に紹介する先輩がおられた。

 
 10も20も離れた先輩諸氏に、若輩のボクが気軽な言葉を掛けられるような雰囲気が無かった当時、気さくに接し、応じてくれた人物である。


 ステージでは、ニックネーム、

 「バッドボーイっ!」と紹介されていた。

 明里氏であった。


 愛称通り、エディー・テイラーを信仰することはステージを観て一目瞭然だった。

 その出逢い以来、いつか氏のバックでドラムが叩ける日が訪れることを目標と定めた。


 昨日、氏を訪れ、膝詰めで僅かな時間ながらブルースの話をした。

 二十年以上を経て、二度目のことである。


 ご多分に漏れず、やっぱりボクの一方的な問いかけや昔話に終始したが、氏は嫌な顔ひとつせずに、頷いて聞き役に徹してくれる。

 もっともっと深く語れば、一昼夜でも足らないだろう。


 お互いに平素は働きながらも好きなブルースを続けてこられた。

 回想話に出演する登場人物も事情があって活動ままならない、あるいは、ステージに立たなくなった、楽器を置いてしまった例もある。


 「ネットやSNSが、このご時世では大半の情報交流の場ですわ〜」


 ご自分の若き日のことも回想しながら、戸惑っておられる。



 最新から埋もれていた情報も即座に共有出来る、今。

 それも世界を通じてである。


 日本の片隅にいる「BAD BOY」のギターに、

 遠い国から感想のコメントが舞い込んだりもする。


 「怖いね・・・。」

 氏は、苦笑いした。


 数年前、お互いが初めて出逢った場、堺のレコードショップのスタジオを借りて企画した、

 『BLUES BEFORE SUNRISE』で、急造したバンドで、ギターをお願いした。

 スタジオ練習はおろか、打ち合わせも無く、本番のステージに立った。


 客席の隅から眺めていた氏の後ろ姿は新鮮で鮮烈だった。

 「この編成で、バンドやりしょ!」

 即座にボクは、打診し、

 「アイパー大西&The Seeds Of Reed」と名乗り、何度かステージを共に出来た。

 二十年越しである。



 先日、京都拾得で、昔の様に客席から見上げていた。


 大野木氏は、紹介した。

 「BAD BOY!明里〜!」



 並べて貼付けたら、怒られそうだが、氏が憧れ続けるEddie Taylorは、

 良いのか、悪いのか、

 「いつでもこうして足を使わず観れるご時世ですわ、明里さん?」


 
 この有名なアントンズでの映像の話題になり、晩年のEddieも凄いが、Luther Tuckerのえげつなさを2人で語る。





 こちら目立っているのは、Carey BellとHubert Sumlinだけれど、しっかりEddie Taylorが背後で寡黙にウォーキンベースを刻んでいる存在感が肝だ。

 このセットでの音源は、Eddie名義アルバム『My Heart Is Bleeding』で堪能出来る。








 

 前述『BLUES BEFORE SUNRISE』での明里氏ソロ。




 アイパー大西&The Seeds Of Reedとして、「拾得」






 
| ブルース・エトセトラ | 11:31 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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