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DJANGO UNCHAINED(ジャンゴ 繋がれざる者)
JUGEMテーマ:映画



 今日は、3月後半の事から少し話を広げたい。


 珍しく映画の話です。

 前置きしておきますが、ボクは所謂映画通でも何でもありません。

 但し、映画が好きではあります。


 学生時代は、なんば辺りの映画館を時折は訪れたり、その後一気に普及した貸しビデオをまとめて借りていた時期もあった。

 もう映画館なんて言葉使いは死語でシネコンと巷では言いますね?

 慣れ親しんだ経験が今だに抜けきれず、どうにもこのシネコンにまだ体が慣れなていない。

 ちょっと以前、映画鑑賞特に同伴者などがあれば、なんばの商店街で豚まんあるいは奮発してマクドナルドなんかをごっそりと持ち込んで途中入場、立ち見、一回の入場券で何度だって観られたもんだ。反対に面白くなければ退出も制限が無かった。平気でタバコの煙がスクリーンを遮ることもしばしば見かけたものだ。

 幼い頃の記憶を掘り返せば、親からの事前指示で一目散に空いた席を見つけて走って場所取り、運悪く空席が無かった場合は通路の階段でかじり付いた。


 逆に、3本立てなんかの閑散とした劇場に漂うただならぬ雰囲気に遭遇することもしばしばあった。


 すっかりそんな劇場は姿を消し、全席指定の入れ替え制、途中入場はもってのほか、持ち込みの飲食はおろか飲食禁止である。

 市価よりも割高なアイスクリームやら売り子が席を回ることも遠い昔。


 どちらが良いかは個人的には前者だが、その分、座席配置、音響など映画に集中する雰囲気作りは万全とも言える。



 さて息子が出来て以来というもの、映画を観る時間など作れない。

 レンタルビデオに通う事すらもすっかり忘れてしまった。



 今回はネットなどで去年からいち早くその制作風景が予告されていたあの監督の最新作をどうしても観たくなったのだ。


 DJANGO UNCHAINED

 『ジャンゴ 繋がれざる者』と邦題が付いた。

 クエンティン・タランティーノ脚本・監督。
 (お約束のカメオ出演も。いや一番目立つ場面・・・)




 彼の一連の作品及び関連映画との最初の出逢いは後述するとして、最新作『DJANGO UNCHAINED』のモチーフが俗に言われるところの、
 

 『マカロニ・ウェスタン』であることに期待は高まっていた。

 ロゴデザインもお得意の血を連想させる赤に黒い鎖と2人の影。





 まずもって、『ジャンゴ』の名前でアンテナがピンと立った。

 幼少期、民放各局のゴールデンタイムでは月曜から連日「〜〜ロードショー」や「〜〜映画劇場」のタイトル文字が新聞のラテ欄(ラジオ・テレビ欄)に躍っていた。

 深夜帯も名画などが頻繁に放送されていた。

 映画館に滅多に行けない家族にとって、家に1台しか無いテレビを点けるこの時間帯は団欒の場であった。


 戦後に思春期を迎えた両親にとっても、最大の娯楽は映画であったのだろう。

 日本映画、ハリウッド映画、フランス映画、英国作品、イタリア物、ソビエトやポーランドなどの東欧映画、チャンバラ映画からスペクタクル巨編、ラブコメディーだったり文芸作品と、あらゆる国の映画がロードショー又は3本立てなんかで上映されていたと聞く。

 そんな幼い日、終わる頃にはきっと瞼が閉じたり開いたりしたのだろうテレビでの吹き替え映画の記憶に残っているのは、上に書いたマカロニ・ウェスタンである。

 壮大なハリウッド製作の西部劇とは一線を画す独特な映像世界と撃ち合いシーン。

 主に低予算イタリア作品である。

 クリント・イーストウッド、ジュリアーノ・ジェンマ(先日CATVで久し振りに観た)などが流れ者のガンマンを演じていた。

 モチーフになっている原題『ジャンゴ』

 日本タイトルでは「続・荒野の用心棒」

 フランコ・ネロ主演である。
 (なんとある場面でカメオ出演!劇中気づかなかった。)




 過激な暴力描写や人種差別、禁止用語など、何かと作品の度に物議を醸すタランティーノ作品。

 今作も意見が真っ二つだ。

 パンフレットにもスパイク・リー監督が、激しく抗議をしたとも記されてある。


 
 いずれにしても、個人的意見ではあるが、タランティーノの新作は見応え充分であった。

 期待したB級映画オタク的な奇をてらった展開は影を潜め、珍しく緊張感のある3時間余り。良い意味ではぐらかされた。

 主演を演じたジェイミー・フォックスは良かった。

 心配したレオナルド・ディカプリオも怪演まで今一歩というところか?


 最後は幼い頃、腰に玩具の2丁拳銃を差し込みはしゃいだあのヒロイズムな爽快感が帰路に残った。


 ちなみに地元シネコンの平日レイトショーという条件もあったが、やっぱりタランティーノ作品は数組程度の入りでした・・・。(前に観たKILL BILLもガラガラだったなぁ)


 タランティーノ作品のもう一つ期待するところは、サウンドトラックだろうか。

 今回もJames BrownのリミックスやAnthony HamiltonやJim Croceなどが効果的に挿入されていたが、最も劇中耳に残った曲は、このRichie Havens『Freedom』だった。1969年のウッドストックコンサートでも印象に残る曲だ。







 

 さて、タランティーノ作品に折角触れる機会なので、

 彼の作品との出逢いについて少し書いておこう。

 



 今作『DJANGO UNCHAINED』は、彼がこの世界に彗星の如く現れ、一部映画ファンのシンボル的な存在になって丁度20年という節目でもあった。

 デビューは、1992年公開インディペンデント映画

 『Reservoir Dogs』である。
 (日本公開翌1993年)


 サンダンス映画祭、カンヌ映画祭でも話題をさらったこの映画にボクが出逢うのは、公開後しばらく経ってからのことだ・・・。

 誰かに教えてもらって直接ヴィデオを借りたのか、もしくはレンタルしたのだろう。


 とにかくこれまでに観た事の無い暴力描写、それはグロテスクなホラームーヴィーなどとは異なり、リアルで痛点を直撃するシーンの連続。

 製作に一肌脱いだハーヴィー・カイテル他の出演陣もごく僅か(男性俳優以外出ない)低予算ゆえに知名度も一般に知られていないクレジットだった。

 観た方なら記憶にずっと残る本人登場の卑猥な冒頭会話から耳に残るオープニングテーマソングがスタイリッシュに彼らを映し出す。

 

 

 

 のち彼をメジャーにする第二弾『パルプ・フィクション』でも多用された時系列が交錯し、点と線がひとつの物語に完結するという手法は斬新であった。


 クエンティン・タランティーノなる名前からして素性の分からない人物は、日本映画を含むアジア映画やアニメ、監督などの多大な影響下にあることを本人も包み隠さず公に述べている。
 

 さぁて、「レザボア・ドッグス」何度観たことだろうか?


 賛否両論は現在も二分されていると思う。

 それこそ嫌悪し、肌に合わず拒否する人もあるだろう。

 近作は物足らないと感じるファンも容易に予想出来る。


 それくらいこの処女作にはカルト的な印象を残す映像世界があった。


 『ジャンゴ』公開直前、道すがら某中古ソフト店を覗いてみると、「レザボア・ドッグス・スペシャルエディション」が安値で一枚並んでいるのを発見し、迷った挙げ句レジに並んだ。

 実家に置いたままのヴィデオテープにダビングされ何度も巻き戻しては観たものがあるが、我が家にはもうヴィデオデッキが無いのである。(パルプ・フィクションもそうだな・・・)


 流石に3歳児の前では、再生出来ずにボーナスディスクをちらっと観ただけである。




 20年。

 黒づくめの出演者達の3人が鬼籍の人となった・・・。

 Nice Guy Eddie役のクリス・ペン(ショーン・ペンの実弟)の早世はショックだった。


 先月、タランティーノは、満50歳を迎えたそうだ。

 見事、今年度アカデミー賞では、最優秀脚本賞。
 
 クリストフ・ヴァルツが最優秀助演男優賞を受賞した。

 



 ちなみに、偶然にも我が家のCD棚には、「ジャンゴ」2ヴァージョン収録、

 『究極のマカロニウェスタン主題歌大全集』がある・・・。

 10年ほど前に衝動買いした物だが、すでに廃盤か・・・?

 

評価:
映画主題歌,フランコ・ファジーラ,ラオール,ヴィットリオ・ベッツィ,フランコ・モリセッリ,クラウディオ・タッリーノ,クリスティ,カティナ・ラニエリ,ロベルト・フィア,アン・コリン,ロッキー・ロバーツ
キングレコード
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(2001-07-25)

| 映画の四方山 | 22:22 | comments(5) | trackbacks(0) | pookmark |
Father's Day
JUGEMテーマ:日記・一般



 昨日日曜日は、『父の日』ということだった。

 自分が、『父』になる日までは、気にも止めたこともなかった。

 育った環境が、そういう記念日的な行事には、全く無頓着だったこともある。

 保育所で、息子が父の日の為に何がしかをこさえていることは、知っていた。

 持ち帰った品は、カードと携帯ストラップ?




 大喜びして、抱きしめて褒めてやることをつい忘れた。

 ・・・・出来てない父親だ。


 
 そんな日曜日。

 前夜まで降り続いた大雨が上がって、困った持病も少し軽減された感じもする。

 昼過ぎから、数名の仲の良い友人達が、我が家へ集まることになっていた。

 

 思い切って家を建てる時に、建築士さんに要望していたことのひとつに、小さいけれども人が集う空間作りがあった。

 その建築士事務所のホームページのトップページの画像に、我が家が何故か採用されている。

 「大きなテーブルのある小さなお家」がコンセプトであった。


 前夜から家人が仕込みを行い、声を掛けたメンバーが、三々五々合流して、日の高いうちからささやかにテーブルを囲んで、会話に花が咲く。


 笑いがあると、例の足の痛みも軽くなった気もする。

 
 同じテーブルを囲んだ、2歳の息子は、「母」の傍らで、ひたすらにつまみの枝豆を貪り食う。

 50粒は平らげたとか?


 

 YouTubeは、ぐずった息子にとっては、楽しみのひとつだ。

 現在は、ウルトラマンシリーズにご執心だ。

 ボクのさしがねもあり、初代ウルトラマン、セブン、帰って来た、エース、タロウ、この辺りなら多少知識もある。
 おかげで、息子は、すっかり昭和世代ウルトラマン通である。



 父の日前日、ウルトラマンばかりも教育上良くない(とにかく、パンチ・キックを覚えてしまった)ので、「父の日」と関連づけて、検索してみたら、この映画の動画に辿り着いた。


 『ライフ・イズ・ビューティフル』

 ロベルト・ベニーニ監督主演、オスカー受賞作である。

 泣ける映画の筆頭格に挙げる人も多いだろう。


 公開時、確か映画館で観たが、その時は何故か涙しなかった覚えがある。

 全身全霊で、家族を愛する不器用な父親像が、当時のボクには少々野暮ったかったのかもしれない。


 ずいぶん後にビデオで再度観ると、その感覚が微妙に変化して、大泣きした。

 父親のある『嘘』を信じ、過酷な収容所暮らしで一喜一憂する一人息子のけなげな姿にこぼれる涙がこらえられない。

 下の動画。

 エンディング「父」の悲劇と、命の歓喜に何度観ても泣き笑いをしてしまう。

 膝に抱えた息子が、イタリア語のこの動画に意味が分かっているのだろうか、食い入る様に観ては、何度も「もう一回」とせがむ。


 この映画の父親の様に、愛する家族の為に、消えゆく運命にある自らの命を犠牲にしても守り抜く強い意志。

 そんな親としての自覚と責任が、ボクにはいくつも欠落しているだろう。


 もう少し息子が成長したら、並んであらためて一緒に観たい映画でもある。

 


| 映画の四方山 | 21:25 | comments(1) | - | pookmark |
Year of the Dragon/Enter the Dragon
JUGEMテーマ:映画



 今朝、出勤の自家用車のキーを回したところ、気温計が−1を表示した。

 大阪では珍しい氷点下。

 

 1月も「えっ?」と言う間に残り数日。

 去りゆく年をついこの間振り返り、来た年の願掛けをしたはずなのに・・・。


 
 今年の干支は『辰』

 十二支の中で唯一架空の『龍』ですね。


 この龍には、ボクも家人も縁がある。

 まず家人は、年女。(ばらしました)

 そしてボクは、名前の一字にこの龍が入っています。(簡単な方の竜ですが)


 と、少し意識的な1年になりますか?


 龍で、真っ先にピンときたので、ふたつの映画を記事にしてみようかと。

 いわゆるドラゴン(DRAGON)ですね。


 「YEAR OF THE DRAGON」と「ENTER THE DRAGON」

 後者は、「燃えよドラゴン」の邦題でご周知でしょう。


 

 まずは、前者『イアー・オブ・ザ・ドラゴン』の方から。

 その題名の通り、ぴったり今年は辰年。

 ミッキー・ロークとジョン・ローンが出演。ボクのお気に入り映画の1本である『ディア・ハンター』などのマイケル・チミノ監督作品。

 共演の両者ともこの映画公開当時(1985年頃?)には、日本でも女性ファンが爆発的だった。

 そのボクもミッキー・ロークは、コッポラ映画『ランブル・フィッシュ』でのマット・ディロンの兄役でファンになっていた。

 確か高校生だったはずのボクは、彼女とこの映画を観た記憶が残る。


 チャイニーズ・マフィアのボス、ジョン・ローンと、刑事ミッキー・ロークとの血なまぐさい抗争を描いた物だ。

 ラストで繰り広げられる二人の対決シーンが、この映画のハイライトか。

 YouTubeで観れます。両者とも、今あらためて観てもやはり旬の艶があります。
http://youtu.be/zAAd7b6atLk

 その後ロークは、90年代までは立て続けにヒット作を出し(ナインハーフは、一躍彼がセクシー俳優と呼ばれるバブル期の代表的な映画。個人的には、ロバート・デニーロとの共演作『エンゼル・ハート』は良かった。)、調子に乗って、日本でボクシングの試合を透け透けトランクスと猫パンチでやらかしてしまい、一気に人気凋落。本国でも駄作と奇行で同じ道を辿るも・・・なんと数年前には起死回生『レスラー』で復活したとか(ボクは観てません)。


 「レスラー」こんなんなってますわ・・・。


 両国国技館で行われたロークの試合。猫パンチと当時のバブルな日本の浮かれ加減がよく出てますな。




 
 さて、もう1本は迷う事なく、これ!

 同世代の男の子なら誰しもが否が応でも、影響下に置かれる、


 そう!ブルース・リーだ!

 彼の登場で、ボクは名前にある「竜」の字が初めて誇らしく思えたものだ。

 本格的ハリウッド進出作品として、今も燦然と輝いている。



 日本全国の少年が、あらゆるところで「アチャ〜!」と叫び、真似た筈である。

 カンフーという言葉も初めて聞いたし、ヌンチャクなんて恐ろしい武具も初めて見た。

 アジア人が主演し、勧善懲悪で無敵のリーには狂喜乱舞した。


 思えば黒タイツは、力道山とリンクしている気もする。


 考えればブルース・リーのブームが、日本に上陸した頃には、彼は若くして他界していた。当時流れた死因の様々な憶測も、彼をヒーロー伝説化する要因でもあった。

 前述のヌンチャク(あんなもんが頭をヒットすれば、間違いなく頭蓋骨骨折だろう)に加え、カンフー・シューズ、ヘアスタイル、仕草などなどあらゆる部分に影響を受けた。

 小学生だったボクは、何回かこの「燃えよドラゴン」を観た。

 パンフレットは、ハサミで切り刻み、部屋に貼ったり、下敷きにコラージュしたりなんかしたな〜。
 
 今でも、やれと言われれば、当時と変わらず真剣に成りきって物真似が出来るだろう。


 先日の掃除の際に無敵のブルース・リーのフィギアを発見。

 
 
 

 実は、これがきっかけで、今夜の記事を書こうと思ったところである。


 YouTubeより。ハリウッドが、アジア人にはまだ冷遇だった事がこの予告編からも読み取れる。主演のリーは3番目に登場する。

 ちなみに、くれぐれもあの黒タイツ姿を決して江頭某と重ね合わす事のない様に・・・。

 



 ちなみにネットで「Year of the Dragon」で検索していたら、今年のナイキの干支YOTDシリーズ欲しいねえ。

 




 今年は、龍の如く・・・・。







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| 映画の四方山 | 21:31 | comments(2) | - | pookmark |
雨に濡れても
JUGEMテーマ:音楽


 週の半分は雨だったでしょうか。

 梅雨だからこれが当たり前ですが、良いところを探そうと思ってもやはり雨は嫌いです。


 鼻歌でも唄って、気を紛らわせたりしてみたりします。

 決まって自然にこの歌を口ずさむ事が多い。


 『雨にぬれても』
 

 ある年齢以上の人ならきっと「あ〜あの歌ね?」とお察しがつくでしょう。

 1969年のアメリカンニューシネマの代表作、

 『明日に向かって撃て!』
 原題「Butch Cassidy and the Sundance Kid」

 ブッチ役は、ポール・ニューマン、
 サンダンスは、ロバート・レッドフォード。
 紅一点はキャサリン・ロス。

 「雨にぬれても」は、
 アメリカポピュラーミュージックの巨匠バート・バカラック作、BJトーマスの唄う挿入歌。

 
 雨を唄った曲は他にもたくさんあるのに、どうしてもこの曲が真っ先に浮かぶ。


 幼い頃から夜更かしをして、テレビの洋画劇場は欠かさず観ていた。
 実際の映画館へは一緒に足を運ぶ事ままならなかったからか両親は許してくれた。

 特に西部劇がお気に入りでした。

 日本のチャンバラと同様に単純明快なドンパチが、子供にはストーリー等よく分からなくても痛快でした。

 しかし、この映画に代表される60年代後半から70年代前半のハリウッド映画は、それまでの勧善懲悪とは一線を画し、アンチヒーローが主役でした。
 同時期のクリント・イーストウッドのマカロニ・ウェスタン物も同じです。

 ラストシーンは、お決まりのハッピーエンドではなく、壮絶なガンファイトの末に主役は命を落とす。

 この映画も何度となく再放送を観て、この挿入歌が刷り込まれていったのでしょう。

 「レーンドッピ、ホーリノマヘー」と唄い出しを訳も分からず憶えてしまいました。

 

 意味の分からなかった、歌詞はこんな事を唄っていたんですね。

 雨粒が頭の上に落ちてくる
 足がベッドからはみ出す男のように
 何をやってもしっくりこない
 雨は降り続く
 僕の頭に落ちてくる

 太陽にちょっと言ってみた
 仕事をさぼるなんて 
 そういうやり方は気に入らない
 雨は降り続く
 僕の頭の上に落ちてくる

 でもひとつだけ分かっている事がある
 どんなブルーな気分が襲ってきても
 僕は負けない
 幸せが訪れる日はそれほど遠くないはず

 雨粒が頭の上に落ちてくる
 だからといって目が赤くなるわけじゃない
 泣くにはいやだ
 文句を言っても雨はやまないし
 僕は自由なのだから
 心配事なんて何もない

 幸せが訪れる日はそれほど遠くないはず



 前向きで良い詞だ。口ずさんでいたのもまんざら間違いではなかった。


 

 ブラウン管の吹き替えでしか観た事の無いこの映画。
 一度は大画面で観てみたい。

 ブッチとサンダンスの自由な日々は、ラストシーンで壮絶に散ってしまう。

 

 
 今年、新装DVDが発売されている。

 

 

評価:
---
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
¥ 1,142
(2010-06-25)

| 映画の四方山 | 22:29 | comments(0) | - | pookmark |
キャデラック・レコード
JUGEMテーマ:映画


 ほんとに久し振りに映画館へ足を運んだ。

 キャデラックレコード


 前売り券を購入したものの、遅まきながらようやく観た。

 『キャデラック・レコード』
 副題に、音楽でアメリカを変えた人々の物語とある。

 やはり前評判ではEtta Jamesに扮する、ビヨンセ・ノウルズが脚光を浴びていたのだろう。


 幕が開けたストーリー展開は、ブルースの商業化に成功するチェス・レコード創始者レナード・チェスの視点で南部から流れ着いたストリート・ブルースマン達との葛藤を描いた群像劇だ。
 
 単館上映でテレビコマーシャルやプロモーションもほとんどなく、しかも題材が現代ではポピュラーとは決して言えないブルースだから、客入りの方はどうかな?と思っていたが、公開2週間経っても、そこそこに席は埋まっていた。
 客層は決して若くはなかったけれど・・・。

 ブルースファンの間では賛否が分かれるだろうが、ハウリンウルフがそっくりだったことに笑えたし、マディーはもっと女たらしだったはずだっ!とか、ヒューバート・サムリン役の俳優の隣で本人ヒューバートが弾いている(多分そうでしょう)とか、ビヨンセの美声も見所だろう。

 タイトルにある通り、キャデラックに乗る事が、アメリカにおいて成功の象徴であるということだ。
 皮肉にもそのGMは実質破綻した。


 マディーの肉声を聴こう。
 ハウリンウルフもあらためて聴こう。
 リトルウォルターが70年代以降も健在だったらどんなハープを届けてくれたのだろう?


 本家ハウリンウルフと映画版ウルフを見比べなど面白い。
 



 
| 映画の四方山 | 20:10 | comments(0) | - | pookmark |
コーヒー&シガレッツ
 平日は極力どこへも寄り道をせず、まっすぐに帰宅。
 たまの外食すらもひかえて、家ゴハンを心がける毎日。

 楽しい週末を満喫するための『健康』な身体を作るには、現代社会において努力する他はありません。

 今夜は早めにひとっ風呂。・・・とその前に恒例のバリカンで頭髪(ツッコむとこよ?)を整える。年々、床に敷いた新聞紙に落ちる量が悲しい・・・(笑うとこよ?)。


 昨晩あたりからようやく秋の風が部屋を時おり通り抜けて、気持ち良し。

 お膳には、今日の夕食。

 今夜のメインディッシュ「サバとズッキーニのトマト煮込み」に箸を進めつつ、テレビ画面から流れ始めたのは、ジム・ジャームッシュ作品、

    『コーヒー&シガレッツ』


コーヒー&シガレッツ【廉価2500円版】
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 何気に見始める。

 モノクロの紫煙。傍らのカップに注がれるのはブラックコーヒー。

 ムズムズ・・・ムズムズ・・・・。

 食事中にも関わらず、ニコチン&カフェインを体が欲しがる。タバコを吸わない人、コーヒー飲めない人には、理解出来ない映画でしょうね?

 クスクスと笑ったあと、やっぱり換気扇の下で一服、二服・・・。ん〜映画の如く、ここでコーヒーも・・・といきたいところだったが、いつだったかある頃から突然、晩の9時以降にコーヒーを飲むと寝付きが悪くなった為、我慢。

 健康と不健康のバランスの中でみんな今日も一日過ごしているんでしょうね。


 92年、新庄・亀山・パチョレック・オマリー時代(優勝目前の甲子園、中村勝弘監督が放った阪神ファンにはあまりにも有名な名言『大きな土産を持って帰ってきます』私は生で聞きました。中村コールをしました。)を彷彿とさせる阪神の見事な期待を裏切る「これでこそ!阪神!」の連敗劇を今日も。

 これも小生にとっては不健康要因ですね。

 

 ・・・・
 
 「野球したい!」となぜかひとりやる気のMくん、
 「キャッチボールでも、やりますか??」
| 映画の四方山 | 23:11 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
それでも私は安倍晋三を応援・・・せんか・・・
 昨日一日は安倍首相の辞任一色。

 小泉首相の後、国民待望の中意気揚々颯爽と登場したはずの安倍さん・・・。
 最年少・戦後生まれなどなど1年後昨日の会見で見せた萎れやつれた顔を想像出来ただろうか?

 小泉台風のどさくさで隠れていたババ札を全部ひかされた感が否めなくて、少々同情したりもした。

 単純に『器』じゃなかったのかな〜。彼の略歴を調べてみた。云わずと知れた祖父は総理大臣岸信介、大叔父はこれまた総理大臣佐藤栄作、父は外務大臣安倍晋太郎。兄も三菱商事役員だったりする。
 小中高大エスカレーターで成蹊卒。大学にアルファロメオで通学していたとか・・・。

 ここから察するには「隣のスーパーの玉子がなんぼ安い」なんて庶民生活を送った経験は無い事だけは断言出来そうである。

 奇しくも少し前に小生ブログで朝青龍と並べて取り上げたばかり。
http://takagiman.jugem.jp/?eid=253



 一夜明けた今朝からは次期首相選びの話題(麻生に決定だ、やれ小泉新党だの、満を持して福田だとか)に切り替わっている。誰ひとり去る者追わず。
 当の本人は朝青龍にならって療養(機能性胃腸障害)に入ったらしい。さて残りの長い議員生活をどう送っていくのだろうかとさえ心配してしまう。

 政治の世界って恐いな〜。
 庶民で良かった良かった。元パーマ屋の息子で良かった良かった。


 夜半過ぎにはそんなニュースにも飽きて、ケーブルテレビで偶然『キル・ビル2』を見始める。

 数年前クエンティン・タランティーノ待望の監督作とのふれこみでヴォリューム1は映画館で観た。
 案の定?ガラガラの館内のせいか、千葉真一はじめ日本人キャストに興ざめしたのか、いまいち楽しめず、結局続編に足を運ばなかった。

 結末観ずして語らず。

 代表作『レザボア・ドッグス』や『パルプフィクション』などと比較すると『?』だが、タランティーノのオタクぶり炸裂で2話つなげるとようやく納得。
 特に女優・梶芽衣子
 に対する彼の愛情は微笑ましい。エンディング曲『恨み節』彼女の歌声は艶かしい。

 梶芽衣子といえば、私の世代以上の男性諸氏の心臓の鼓動を早めた女性のひとり。

 幼き頃、深夜帯の再放送で目にした『女囚サソリ』シリーズ。
 エログロ・アングラ・反体制度満載、70年代の日本の混沌を感じる。・・・といっても幼い私は、その長い黒髪に惹かれただけの話。

 ちょっと刺激的ですがしっかりYOU TUBEでサソリを演ずる梶芽衣子の勇姿が観れます。PCの方はどうぞ。
 
 
 女囚701号 さそり
女囚701号 さそり


 あらら・・・話がずいぶん脱線です。

 ん〜〜〜安倍さんと梶芽衣子をどうつなげるねん?
 遠すぎた・・・。
| 映画の四方山 | 20:56 | comments(4) | trackbacks(0) | pookmark |
♪燃え〜よ〜我が剣、我が〜命〜
 土方歳三

 幕末の京都。浅黄色のだんだら模様の羽織をなびかせ、刀を血で染め、倒幕浪士達を震え上がらせたという『新選組、鬼の副長』

 武州多摩の百姓に生まれ、同郷でひとつ上の幼馴染み、近藤勇の田舎剣術道場「試衛館」に入門。その後、沖田総司ほか食客達と京都へ。

 紆余曲折を経て、京都守護職・会津藩預かり『壬生浪士組その後新選組』となる。

 『局中法度』の元、粛正も重ね、近藤勇を局長に据え鉄壁の武士集団に造り上げた男。

 官軍に追われ転戦、幕府艦隊を奪い陸軍奉行並として北海道は函館・五稜郭で独立を宣言、薩摩・長州・土佐ら新政府と戦った。
 
 最期は、切り込みをかけ、敵弾に撃たれ死んだ。前年、江戸板橋の刑場で斬首された盟友近藤と同じ享年35歳。明治2年、江戸は東京に名を変えていた・・・。
 

 数年前からすっかり小生、この時代『幕末維新』の人物に魅力を感じているのです。何もこの歳になって・・・と恥ずかしい話ですが、京都や大阪の街を歩けば、「あ、ここは某が切られた場所や」とかなんとか。

 昨年末から、時代劇専門チャンネルで、その土方を主人公にした司馬遼太郎の小説『新選組血風録』『燃えよ剣』が立続けに放映された。
 前者は1965年作(モノクロ)、後者は1970年(カラー)。

 主演は、栗塚旭(くりづか・あきら)
 仰々しい演技と演出に時折苦笑する場面も多いけれど、ほぼ欠かさず寝る前に観る日々が続いた。

 主演の栗塚氏は2年前の三谷幸喜脚本・香取慎吾主演『新選組!』では、土方役の山本耕二の盲目の兄を演じていた。

 この40年近く前の土方では、への字の口と「なにもそこまで・・・」と思うくらい目を剥くのです。

 残念ながら、「燃えよ剣」はDVD化されていない。蔦屋ではビデオレンタルで目にした。
 
新撰組血風録 VOL.1
新撰組血風録 VOL.1
栗塚旭 

燃えよ剣
 

 あ〜、先週最終回。

 「新選組副長!土方歳三!」と名乗って銃弾を浴びた。

 明日からひとつ楽しみが減りました・・・女子には理解出来ない、男の理想像があるのです。
 (なんちゃって・・・私はどちらかといえば近藤さんを選択するかな?)
| 映画の四方山 | 00:24 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
やっぱりコナン!
 今日は、ブルースに一切関係ございませんので、あしからず

 先日の休日出勤を終えて、夕刻帰宅すると、つけっぱなしのTVの画面には懐かしいアニメ映像・・・。
 そこには、ボロのタンクトップに槍を持った少年。

 『未来少年コナン』である。
未来少年コナン 1
未来少年コナン 1

 CSチャンネルでコナン全話ぶっ通しで放送中だという・・・。
 最近では、アニメの「コナン」といえば、名探偵に軍配が上がるんだろうが、私には、「コナン」は未来少年しかいない。

 何度このシリーズを観ただろう?再放送の度に、チャンネルを合わせた。立派な大人になってからも、変わらない。
 特別に宮崎駿が好きだとかではなく、この少年コナンが、海を空を、その身ひとつで駆け回る姿に、得も言われぬ爽快さを憶えるのだ。

 もちろん不変の名作だから、ストーリーをあれこれ書くまでもないのだが、製作年が1978年。今から28年も前の作品だ。
 当然、今をときめくスタジオ・ジブリもない。コナンの顔は、『侍ジャイアンツ』の主人公・番場蛮と同じだ。

 その後の宮崎作品の源流ともいえるストーリーなのだが、そんな事はこの際どうでもいい。子供心に観たコナンの不死身の活躍、それを取り巻く仲間達の冒険活劇だ。
 毎回毎回、次の展開を待ち遠しく思ったもんだ。

 作者のその後の作品群に共通する、『自然との共生』や『ヒューマニズム』をテーマに描かれているのだろうが、画面の中で縦横無尽に動く主人公コナンは、ただ一人、愛しいヒロイン『ラナ』の為だけに、命を賭けている。
 彼女の境遇に、一喜一憂するのである。

↓(やばい・・・語ってしまいそう・・・・)
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| 映画の四方山 | 21:19 | comments(4) | trackbacks(0) | pookmark |

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