とにもかくにも、1年ぶりにひとつ記事を更新した。
ページをスクロールしてもらえば、お分かりの通り、日付がややこしい。
なんでも、数日前は「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の記念日だったらしく、過去から未来への話題が賑わしていた。それと比べるのは、飛躍も甚だしいが、Vol.7の告知の後にVol.8の総括記事だから、相当に読みづらいですね?何とぞご勘弁下さってお付き合い頂きたい。
今年の『BLUES BEFORE SUNRISE』も多様なアプローチで、言うところの「BLUES」という枠にとらわれない「ブラック・ミュージック」を愛する出演者方に参加頂いた。
例年、春先にこの秋の連休中日を借り抑えするところから始まる。
ボクの頭の中には、その時点である程度の出演交渉相手が固まっている。
しかし、半年以上先の日程を確約してもらうには、あまりにも一方的な事です。今回もお声を掛けて、気の良い返答があるかも分からないままの見切り発車です。
有り難い事にそれも取り越し苦労でした。ほぼ即答でスケジュールの調整が出演者の方々から返って来た。
出演者には、リハーサルの時間から6時間以上の拘束時間。それで演奏持ち時間は、わずか30分という配分。酷な要望を理解して頂いた。
それもこれも駆けつけてくれるお客様の立ち位置を考慮したボクなりの時間設定でした。お目当てのバンドの盛り上がりによれば、「もっと!」の声が上がるのも重々承知している(逆があれば、大変ですけど・・・)。
腹八分目と言いますか?
今回は、前項でも触れた通り、「関西ダービー」的な構成になりました。京阪神で主に活動している方達ばかりです。
過去には、東京方面、昨年は名古屋からの遠征メンバーにも快く賛同して頂きました。
演奏者も観客の皆様も共に出逢いと交流の持てる空間作りがまだまだ不十分ですが、そこにやる意味付けを持っています。
ブルース(BLUES)とひとくくりに漠然とまとめがちですが、それはそれはアプローチも捉え方も千差万別です。
ボクが唯一ひとつ主題に置いているのは、これです。もう20年以上キャッチコピーとしてことあるごとにフライヤー等に謳っておりました。
「ブルースもれっきとしたダンスミュージックだ!」
ちょっと強制的な響きですが、自分自身がひょんなことからBLUESと出逢い、人前で演奏するという立場になり20数年、常にそう肝に銘じている言葉でもあります。
その日の気分によって聴く心持ちは変化しますが、結果BLUESをそう感じた時の開放感はボクには他に見当たりません。
あかん、あかん、このままいくと横道に益々逸れそうなので、もとえ!
ちゃんと始末記に入ります。
出演者や観客の方が、様々な角度で当日の模様をカメラのフレームで記録画像として残して頂いていました。その模様は、翌日には、SNSを通じて一斉に流布されてありました。嬉しい事です。そんな数百枚に達した中から幾つか拝借致しました。(そのお陰でボクは例年首にカメラをぶら下げて進行する面倒くさい足かせから解放され身軽になったのです。それは後ほど登場するでしょう)
11日当日初めてご覧になった方に簡単にこのイベント企画に至った経緯を記しておきましょう。
2005年の春先、思い立って最初は身内のメンバーを集めて大阪本町にあるクラブで開催した事が始まりでした。ボクはえせCDJで合間にBLUESを、馴染みの仲間がBLUESをノンストップでやりました。
神戸に場所を移すきっかけは、James Blues Landとの出逢いでした。神戸方面にはほとんどツテも無く、ほぼ飛び込みで企画を持ち込んだところ、マスターは快諾して頂きました。
他のどこにも無いあの空間、空気感がぴったりとマッチしたのです。それ以来5年続けてお世話になっています。
どこの馬の骨とも分からない大阪もんを受け入れてくれたマスターに感謝です。
元倉庫を改造した板張りの床にアンティークなソファーが不揃いに並び、ガラス窓からは、港町神戸に沈む夕焼けが抜群だったからです。
今回の5組の演奏者同士、初対面が大方だったでしょう。総勢で20数名の大所帯でした。
5組のそれぞれの当日画像として切り取られたものから、記録としてご紹介させてもらいます!
まずは、午後15時過ぎに演奏者には招集をかけています。それぞれ編成がまちまちですが、そこは例年のPA担当のM氏の敏速な手腕が頼りになります。
お客様がこのソファーにどれだけ腰掛けてくれるかな?との心配を心の隅に抱きながら、各メンバーさんのほんの僅かなリハーサルが進みます。
そんな少し緊張気味のリハーサル風景を切り取ってもらっていました。
快晴に恵まれました!薄暗い準備中の店内と窓から入る日差しのコントラスト。
待ち人・・・。
よーく見ると、日付が間違っていますが、それもご愛嬌です。マスターには何も言わずそのままにしておきました。
バンドによっては、全てのメンバーが揃わないままの音出し程度でしたが、あとは、3階に上がってくる人の顔を想像しながら、開演時間をおのおのが待つ時間です。
盛り上がるか否かまだこの時間、誰一人知るよしもありません。
つづく・・・・。