白み始めた朝、蝉が盛んに鳴いていた頃を思い返す作業になんだか遠い記憶を辿る気がする。
寝汗をびっしょりかいた起き抜け、迷わずエアコンのスイッチを点けずにはいられない日々。
そんな中、真っ黒に日焼けをして走り回る児童達。
甲子園球児の眩しい躍動。
一切合切が、カレンダーをめくった途端に呆気なくもひっくり返った。
今日も一日バケツをひっくり返した荒れ模様の空。
そしてうっかり見落としたが夕刻の雨上がりには綺麗な虹が出たらしい。
秋が一気に深まりつつある。
そろそろ、この『絵日記』も季節外れになるところだ。
急ごう!
肝心のライブとジャムの始末記を書き忘れている。
8月は、初対面で特別な人のバックアップや初めての場所、先の日記にも触れた名古屋遠征などの印象深いライブが3本入っていた。
ボクがホスト進行をする恒例シカゴロックの金曜日ジャムも予想に反して?盛況であった。
いっぺんにこの記事にまとめてしまおうと思っているので、長文になること何卒お許し頂き、目を通して下されば幸いです。
まずは、8月9日へ時間を戻す。
平日の金曜日であったが、仕事を切り上げて南森町へ向かう。慣れた道だが、いささか緊張していた。
バックアップする御相手は、シカゴから一時帰国された、
SHOJI NAITO氏
現地シカゴのブルース事情に詳しい方なら、そのお名前を目にした事がきっとお有りだろう。
ギタリスト、ベーシスト、ハーピストと三役をこなす。
Eddy Clearwaterのベーシストとして2006年のブルース・カーニバル(Otis Clayも来日)以来の帰国。
このブッキングが舞い込んだのは、Yoshi水野の誘いであった。
実は、YoshiとShoji氏は同年代であり、2人とも名古屋で活動していた時分から付き合いがあり、シカゴへ渡り、同じ大学で音楽を学び、ブルースの現場にて若い頃から切磋琢磨した旧知の仲なのだった。
名古屋でも翌日ライブを控えていたShoji氏は、ハーモニカとギターとヴォーカルを少し。
大阪組のバックアップメンバーは、Yoshiを中心にいつもお馴染み、ベースに三木あきら、アルトサックスでAyako Minami、そしてボク。
事前にシカゴから送られてきた課題曲を元に、当日軽い触りだけのリハーサルで本番に挑む。
平日ではありましたが、狭いシカゴロックの店内は、ありがたいことに鮨詰めでした。
2ステージ構成の合間に、YoshiのギターとShoji氏ハーモニカのみのセットを挟む和やかなギグ。最初の緊張感もすっかり忘れていた。
同じく名古屋時代から旧知のギタリスト・マドモアゼル山本氏も駆けつけ初対面のご挨拶。
2ステージ目には、山本氏も参加。
アンコールとなった最後の曲は、本来ならこのライブブッキングが決まった時点では山本氏同様にゲストで参加予定だったものの直前に急逝されたブルースギタリスト(氏については、この9月に深く関わる事になっておりました)に捧げる一曲をShoji氏がギターで。
にっこり真ん中の白い歯が、Shoji Naito氏。
Shoji氏は、シカゴを拠点にツアー、そしてブログではPodcast上で月一回シカゴの興味深いブルース情報やインタビューなどを配信しておられる。
下記氏のホームページアドレスです。
http://www.shoblues.com/
Podcastアドレスは、下記です。
「Chicago Blues Podcast」
http://feeds.feedburner.com/chicagobluespodcast
2つほど、当夜の動画貼付けておきます。
Yoshiとの久し振りの掛け合いと、ハーモニカをギターに持ち替えて。
しかし、事前に届いたプロフィール写真にあるピシッときめて登場と思いきや、本番も実にラフな装いでしたね(笑)
短いお盆休みも終わりの8月17日土曜日。
名古屋へ行って参りました。
場所は、名東区星ヶ丘
Live&Bar Slow Blues
以前に一度、アイパー大西&The Seeds Of Reedで御邪魔していますが、今回は、現在名古屋在住で20年来の付き合い(間に10数年空白有り)、池田ヤング君の誘い。
池田ヤングの愛称よりも関西時代は、「おやっさん」と呼ばれていたので、フライヤーのクレジットにもおやっさんと明記されてあった。
メンバーは岡部キングのギターとヴォーカルをメインに、伊勢のアイパー大西のハーモニカ、「おやっさん」はベース時々ギター、ボクがドラムス。
対バンに、地元のジャグバンド"Boogie Woogie Ace&The Rythm Kings"の方々。
お盆の最中でしたが、集まって頂いた皆様に温かく迎えて頂き、初対面でしたが、このブログも時々観ておられたとおっしゃる同業のドラマーの方もおられ、短いライブ後の座談会も楽しく、リラックスした時間を過ごせた。
岡部キングは、そのまま名古屋のおやっさん宅で朝まで語らったそうだ。
一方、我が家3人はアイパー大西を後部座席に一路深夜伊勢を目指す。三重県と名古屋近いものと思いきやかなりの距離があってびっくり。伊勢に着いてそっと寝床に就いたのは深夜だった。
対バンが始まった時には、まだ起きていた息子。
カズーやハーモニカも交えた、軽快なジャグのリズムが気に入った様子。肩車をせがまれて最前列で観戦、言うまでもなくボクらの演奏が爆音で始まって2曲目でスヤスヤと撃沈也・・・。
岡部キング、アイパー大西、おやっさんといった面子でやっていると、路上演奏時代の記憶がふと過る。まだナビオ阪急前で入れ替わり立ち替わりやってた頃まで戻るかな??
おやっさん、段取り有り難う!
マスター、居残って雑談に花の咲いた名古屋の方々も交えて、記念撮影!
ひとつ動画を貼付けておきます。
また是非お伺いします!
8月23日金曜日
"ChicagoRock Friday Night Blues Jam"
本来は、第3金曜日のところですが、還暦越えのマスターは、昔気質?きっちりお盆休みを取るとの事で、第4金曜日に変更。
集まりを気にしましたが、お陰さまで最終的には20人を超える参加者+呑み客数名で賑わった。
その中に、10数年前毎日梅田やなんばの路上で発電機を吹かして終電が終わっても演奏していた時期に足しげく通ってくれていた人が駆けつけて来てくれた。
当時は、携帯電話すら持たない人も居た時分。まさかの再会はネット普及の賜物ですね。
「歳とったね?太ったね?」なんて会話。
常連さん、久し振りの方、初参加の方とバラエティーに富んで、ボクはホスト進行役ながら観ていて楽しいジャムだった。
皆さんの熱演の一部を貼付けておこう!
開始前マスターが選んだBGMは、これでした。
恒例の一期一会。ハイポーズ!
次回からは、通常の第3金曜日です。お間違え無く!
奮ってお誘い合わせて参加下さい!
8月24日土曜日は、神戸元町高架下へ。
神戸元高のイベントスペースで、ハーピストのPaul氏主催のライブイベント。
11th Street Blues Band w/Ayako Minami
トップバッターでの演奏。
天井が高く、少し音の回りに戸惑いもあり、ほとんどが初見の御客様ばかりだったものの盛り上げて頂いた。
有り難う御座いました!
このメンバーでは、今月23日、同じく神戸のPub james Blues Landを会場に、
『TAKAGIMAN Presents Blues Before Sunrise Vol.6』
出演します!
(イベントに関しての詳細は、今後随時アップ致します。)
以上、滞っていた8月の諸々をようやく記録出来ました・・・。
やっぱり以前の様に日々書く事ですね〜。
今後ともご愛顧願います!
TAKAGIMAN